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アイシン 繰り返される『無償残業』の訴え! Part4

2010年04月17日 12時44分08秒 | アイシン精機
調査結果『無償残業』の『賃金未払い分』を同意した確認書である。

09年12初旬にある100人ぐらいの部署で全員を集めて労働時間の調査を実施するという緊急部会が行われた。
説明された内容はある部署で労働基準監督署の調査を受け『不適切な労働時間管理』があって是正勧告を受けた。会社としては2002年についで2回目である。
是正勧告に従わなかったら、行政処分を受けることになる。
行政処分を受けると企業活動ができなくなる。危機的な事態になる。として調査期間、調査方法、業務扱いとする範囲が報告された。
さらに対策として
①現在30分単位の労働時間を10年4月から15分単位に変更する。
②全事業所にセキュリティゲートを設置する。(現在は一部設置)
セキュリティゲートの目的は時間管理のためである。
労働時間を把握するためにはどこまでが仕事扱いなのか判断基準が必要である。
上司の指示がなくても黙示で残って仕事であれば当然業務扱いとする。
上司から指示された研修、交通安全の立哨、QCサークルも業務とする。
昇格の研修、面接など勉強も業務である。疑問があれば質問してほしいとのことであった。
労働時間管理は会社に管理責任があることであり(当然だが)今回の説明は真面目に良心的に調査をするつもりという姿勢は感じた。 

ところがすべてはそうではなかったようだ。 
『賃金未払い分』が支払われたが、ある奥さんから主人の金額が少なすぎるとアイシン労組に問い合わせがあった。
調査の過程で上司から、この時間は仕事ではなかったのではないか、何か他のことをしていたのではないかとかと本人の申告に対してクレームをつける上司もいたようだ。
結果申告の半分程度になったと不満もあった。
02年の刈谷労働基準監督署の是正勧告は労働時間の乖離は全て業務扱いとするよう指導をしたと聞いていたが今回はこの点でも不徹底があったようだ。
それにしても『賃金不払い総時間10万時間以上』『未払い賃金総額3億円以上』、調査対象者1万5000人中4人に3人又は3人に2人が対象になったというわけだから繰り返す体質だったということだ。
会社は今後『無償残業』を本気で根絶するつもりがあるかどうか?
以後続く
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