全トヨタ労働組合(ATU)

トヨタ自動車および関連企業で働く労働者の企業横断型労働組合です。一人でも加入できます。

TOYOTA議員立候補断念 もう一つの視点

2021年10月15日 08時19分05秒 | トヨタ自動車

9月1日夕、愛知県公館で、全トヨタ労働組合連合会(全ト)の鶴岡光行会長が、カーボンニュートラル(CN、温室効果ガス実質排出ゼロ)への要望書を大村秀章知事に出した。傍らには自民党県連会長・藤川政人参院議員のほか公明、立憲民主、国民民主の与野党国会議員。鶴岡氏は「スピード感を持って対応するには超党派の取り組みが必要」と強調した。

全トヨタ連合会はいつから権力者の側に鞍替えしたのか?                                           

 それは遠の昔からですよ。とよだ財閥は政治とは距離を置いてきた歴史はありましたが、それは建前で、労働組合を利用して「とよだ党」を立ち上げ50年に渉り政治に影響力を持ってきました。しかし労働組合員は駒扱いにされて、特定政党の支持を押し付けられ、政党選択の自由を奪われ、政治への無関心層を増やす結果になっています。

TOYOTAが出た、奇襲作戦!                                                    

 「とよだ党」候補を立候補断念させたのは誰だ!昨日まで事務所に紅白の幕が張られて戦闘態勢になっていたのに、告示6日前の14日豊田市内で記者会見をして、衆院選に立候補しないことを明らかにしました。理由は「自動車産業が直面する課題に取り組んでいく責任が特に重い選挙区(愛知11区)とであり、地域を二分する政党間の(自民党と)争いに終始すべきでないと判断した」というのである。

えええ待てよ!                                                            

 自民党に代わる政権を目指してきたことを投げ出し、自民党が当選できるように席を譲ることにしたとも読めますね。これは誰の考え!全トヨタ連合会に加盟する身として聞き捨てならぬ判断です。組合員を置き去りにして恥をかかせ、いったいだれが責任を取るのですか。

 これは候補者の判断でも、全トヨタ連合会の判断でもなく、トヨタ自動車株式会社の「とよだ社長」の判断であることは間違いないことです。だから予てから全トヨタ連合会は組合の「顔」をしているだけであり、とよだの権力に乗っ取られ牙のないライオンに飼いならされていると。労働組合の体をなしていないのです。                                                 

 

 

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« トヨタ社員労災認定裁判 認... | トップ | 総選挙をどうとらえるか »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
安心した (正直者)
2021-10-16 21:01:59
立候補しなくてよかったですよ。
押し付けが本当嫌だったですよ。
しつこくてなんでここまでやらなければならないのかと毎回ウンザリしてました。クソダワ、バンザイ
返信する
う~ん (株主)
2021-10-16 22:12:02
日本製鉄の提訴には驚きました。何が起きているんだろうか。とよだ社長の独断と関係しているような気がします。
次の社長も直系と聞きました。北朝鮮みたいですね。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

トヨタ自動車」カテゴリの最新記事