全トヨタ労働組合(ATU)

トヨタ自動車および関連企業で働く労働者の企業横断型労働組合です。一人でも加入できます。

TMPCWAへの不当労働行為の抗議

2006年10月13日 05時37分49秒 | Weblog

以下の申し入れ書を送付しています。


2006年10月6日

トヨタ自動車株式会社
代表取締役社長 渡辺 捷昭 殿

全トヨタ労働組合
執行委員長 若月 忠夫


フィリピントヨタ労組(TMPCWA)に対する不当労働行為についての抗議と要請書

 わが組合は、「世界のトヨタ」とまで言われる貴社の、以下のような恥ずべき
行為を極めて残念に思い、怒りをもって抗議します。
 貴社の子会社ともいうべきフィリピントヨタ社(TMPC)が、2000年3
月にフィリピントヨタ労組組合員233名を不当に解雇して以来こんにちまで、
国連やOECDの多国籍企業ガイドラインに違背し、ILOの勧告が出される
中、IMF(国際金属労連)とその加盟組合の多くから、まさしく世界から非
難、抗議の声が上がっています。
 それにもかかわらず、無視続ける貴社の態度は「グローバルスタンダード」を
踏み外したものであり、到底許されないものです。
 もはや躊躇すべきではありません。2003年9月のフィリピン最高裁の判決
に従いTMPCWAとの団体交渉をただちに実施すべきです。海外に進出したな
らば、その国の法律を守ることは企業の最低限の社会的責任です。これ以上事態
がこじれることは、貴社にとって大きな痛手を負うことになり、貴社に在籍する
組合員を擁するわが組合としても、看過できない問題と考えております。

 尚、本年7月17日にエド委員長はじめ「フィリピントヨタ労組を支援する
会」及び、わが全トヨタ労働組合も同席しての、要請行動を貴社におこなったこ
とはご存知の通りであります。
 わが組合は、貴社が自ら制定した「トヨタ企業憲章」の精神に従い、ただち
に、再三にわたる「支援する会」の申し入れに対して、誠実に対応されることを
ここに強く要請するものであります。

以上。
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