ごまめの歯ぎしり・まぐろのおなら

サンナシ小屋&京都から世界の愛する人たちへ

東北は花盛り

2007-05-02 | 花と自然
北海道の東から日高山脈を越えて苫小牧に出、そこから船で仙台に渡り、仙台から東北道を南に降りてきて、埼玉県川越市に転居したのは、4月の28~29日のことでした。日高山脈はもっとも南の低い大塚峠をトンネルで越える天馬街道を通った。

 峠付近では道路はさすがに雪がなかったが、道の両側はまだまだ深い雪の中。それでも木々の梢は木の芽が膨らんで色づいている。しかし、すっかり暖かくなったと油断して夏タイヤに換えて走ったために、峠ではまさに薄氷を踏む思い。雪が溶けて流れ出した水が道路の表面で氷結している。薄氷だけど、夏タイヤでは滑る!滑る!このようなときにはスノータイヤの効果を思い知る。

 苫小牧港から夕方フェリーに乗船。仙台まで14時間20分の船旅だった。船内では映画「ゆかいなギャングが地球を回す」を見た。コミカルでおもしろいが、よく意味のわからない映画だった。意味があったとすればだが。

 仙台には午前9時半に到着。空は晴れ渡り暑いほどの日射しだ。すぐに高速道路に入りひたすら南下する。宮城県・福島県ではいまが桜の花盛り。満開の桜がいたるところで迎えてくれた。天気はいいし、窓を開けてウラウラと走る。福島では桃の花が満開。濃いピンクの花がすばらしい。桜、桃、杏、コブシ、ライラックなど今を盛りと咲いている。福寿草とアキタブキの蕗の薹が咲いたくらいの道東から見ると、天国のようだ。道東も花が咲くときは一気に咲くので、天国のようだが、それはまだまだ先のこと。

 花を見ながら、車の中に荷物をいっぱい積んで、埼玉県まで転居してきた。もっともほとんどの荷物はまだ北海道に残してきた。サンナシ小屋にも荷物を運び込んだ。まだまだ北海道には未練がいっぱいだが、とりあえず小江戸での生活が始まった。これからのブログは、埼玉県の小江戸と道東のサンナシ小屋を中心に、またまた「ごまめの歯ぎしり・まぐろのおなら」を書き連ねていこう。自然はすばらしいが、自然破壊も目に余る。楽しいブログにしたいのは山々だけど。

 さっそく明日から自然破壊が計画されている山口県へ向かう。最後になるかもしれない自然観察とその記録をとるために。帰ってきたらご報告しましょう。では、またしばらく後に。