カメラ散歩 瑠璃 八寶印泥
漳州市八寶印泥 特級印泥
文房四宝の品々を扱う町 瑠璃に行きました。
北京訪問の一つの目的はこの町で文房四宝(紙、筆、墨、硯)を購入することでした。
軒並み歴史を感じさせる老舗の店舗が並んでいました。瑠璃というのは明代に瑠璃瓦を焼いていたからで、
清代に科挙受験のために上京した人々が集まり、「文房四宝」を扱う専門店街がつくられたようです。
筆や水墨画の書籍も購入しましたが、一番の目当ては八寶印泥を見つけることでした。
小学生のときに書道を教えていた子が高校生になって修学旅行で中國に行ってきたといって
漳州の八寶印泥をおみやげに買ってきてくれました(下の写真)。
木箱入りで印泥の色がとても良く大事に使っていたのですが、印肉の付きが悪くなり以前から同じ銘柄のものを
探していました。
八寶印泥 上品硃砂
今まで(光明、美麗、箭鏃など)をいくつか使っていましたがたまたまこの八寶印泥の使い勝手がよかったから
です。
印泥の材料は藻草、銀朱、黄評、朱砂、蓖麻子油、硫酸貝でできているそうです。
良し悪しは海草の長さや銀朱の含有量できまるそうですが帰国して出来上がった水墨画に早速押印してみました。
印面に印泥のつき加減もよく、印面に残留なくいい具合です。
とても嬉しいです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます