創造のよろこび♪♪

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墨遊 俳句

2010-11-13 21:14:11 | Weblog
墨遊俳句

Kの俳句二句書く

 鞭打たるごとく散りゆく菊花かな

  絢爛豪華に咲き誇っていた菊も一夜明ければ花弁が散乱していた。
  予期せぬ突風の襲来であった。世の中何が起こるか分らない。
  山あれば谷あり、栄耀栄華もまた瞬時の夢幻でしかない。
  菊花の姿態と色の美しい分、哀れさも一入である。

 古寺の土塀に影や残り柿

  紅葉の季節のこの頃、鴉が柿木の群れる光景を目にする。
  取り残された実を啄んでいるのだ。日本の田舎の原風景が現存している。
  最近は柿の消費量が急減しているとか。若者の柿離れの反映である。
  そういえば、収穫されないままに熟れて落ちた柿の実が目立つ。
  食物の潤沢化により素朴な柿は敬遠されているようだ。

柿の実が熟する頃は医者が青くなると言われています。
奈良は柿の名産地、柿好きの私にとっては嬉しい季節です。
柿の葉茶もビタミンCが多くて高血圧にも効果があるそうで重宝しています。
正岡子規の俳句の「柿食えば鐘がなるなり法隆寺」がすぐに思い出せます。
美術館めぐり、寺めぐり、あちこち散策して紅葉を楽しめる最高の今日この頃
です。
  
  

  


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