中国オペラ 鑑真東渡 を鑑賞
日中国交正常化45周年記念事業
中国江蘇省演劇集団によるオペラを鑑賞しました。
遣唐使で中国に渡った僧栄叡(ようえい)の懇願 「律宗の戒律を日本に伝えてほしい」 に
応えて東渡を決意し、754年に幾多の苦難の末に渡日を果たし東大寺に戒壇を設けるなど
日本の仏教の発展に貢献した鑑真和上の物語です。
若い時に読み感動した井上靖の小説 「天平の甍」を想い出しました。
200人と大勢の劇団員による素晴らしいオペラでした。
742年から6度目の東渡挑戦でようやく日本にたどり着いたが、この間、度重なる暴風や漂着した島の
土着民の迫害、更には両眼の失明などの不運に見舞われた。
聖武上皇以下に授戒。戒律道場として唐招提寺を建立され、ここで苦難の生涯を終えられました。
(注) 写真三点ともWEBからの転載
唐招提寺には鑑真の後廟があり、お参りする右横に
中国揚州から贈られた花、瓊花(けいか)が白く美しい花を咲かせています。
また、御影堂供華苑でも5月初めに見ることができます。
上品で清楚なこの花が好きで何度か訪れてお参りしています。
栄叡は死を前にして「難波津に咲くやこの花冬ごもりいかは春べと咲くやこの花」
と故郷日本をしのびながら亡くなった無念の死だったことでしょう。
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