創造のよろこび♪♪

書、表装、水墨画、つまみ絵、写真、洋裁など自分の創作活動を娯しんでいます。。。

色紙 万葉集 額田王

2012-09-21 16:43:01 | Weblog

秋篠音楽堂でおこなわれた 万葉人と出会う音楽会 秋をうたう に出かけました。

色紙 

 額田王の和歌を色紙に書きました。
 

  君待つと 我が恋い居れば 我が屋戸の 簾動かし 秋の風吹く

  天智天皇を恋しく思って恋焦がれて待っている額田王の歌


奈良大学の上野 誠先生の歌の解釈を聞き、万葉人の優雅な暮らしを思いながら先生の
朗読に合わせて歌を唱和しました。
最後の秋の風吹くは二度唱和すると言い知れぬ余韻があって一層味わい深く響きます。
万葉集というと勉強やテストのためのようですが先生のお話は分かりやすく楽しい解説でした。

オカリナ奏者の宗 次 郎さんがこの歌に合ったご自分の曲 水心 を演奏されました。
綺麗で澄んだ音色の素晴らしい曲でした。 
オカリナ演奏は以前テレビで聞いたことはありましたが、生演奏は初めてで微妙な音色や響きにすっかり魅了されました。
オカリナは陶器で出来ていて、自ら製作された1万個ものオカリナの中から歌に合った数個を選んで演奏されました。

他にも二首 学びました。

  夕されば 小倉のやまに 鳴く鹿は 今夜は鳴かず 寝ねにけらしも  雄略天皇

  秋萩の 下葉もみちぬ あらたまの 月の経ぬれば 風を疾みかも  
    *2008年木津川馬場南遺跡で発掘された木簡に書かれていたそうです。


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