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創造のよろこび♪♪

書、表装、水墨画、つまみ絵、写真、洋裁など自分の創作活動を娯しんでいます。。。

墨遊 俳句

2015-12-10 22:14:57 | Weblog

 

  K の俳句二句書く 

                              

 

   彩りの乏しき庭に寒あやめ

     紅葉の時季も過ぎて木々は葉を落としめっきり冬めいてきた。

      我が家の庭も草花が萎れ殺風景になったが、ふと目をやると庭の一隅に

      薄紫色の小さな塊りがあった。寒あやめがひっそりと咲いていた

   寄合ひて騒ぐ鴉の師走かな

      時として電線に鴉が群がることがある。特に朝と夕暮れどきの騒がしさは

      尋常ではない。師走は鴉にも事情があって寄合っているのかも。

      烏合の衆にならねばよいが。(K )

 

一年の経つのが年々早く感じられます。

から猿の干支へと年賀状制作も楽しく終わり、先日投函してほっとしました。

新しい家計簿、日記、手帳を購入して新しい気持で清々しい新年が迎えられます。

これで年末の仕事は半分終わった感じです。

来る年は前向きに元気で過ごすようにしたいと思います。

 

 

 

 

 

 

     

      

      

     

    


四国一周 Ⅵ

2015-07-12 15:12:26 | Weblog

  四国一周の旅 ⑥ ( 香川県 )

    四国の旅もいよいよ終着の香川県に入りました。

    香川といえば讃岐うどんと金毘羅さんですが、金毘羅宮は以前に行きましたので参道の途中から横道にそれて

    金毘羅歌舞伎で有名な芝居小屋を見学することにしました。

   ◎ 金毘羅大芝居

       金毘羅さんの参道脇に旧金毘羅大芝居「金丸座」があります。

       日本最古の歌舞伎劇場で近年金毘羅大芝居が人気役者たちによって復活しました。

 

                                   

       通り札(入場券)を購入して小屋に入ると 丁度案内役の方が場内の説明中で運よく学習の機会を得ました。

 

                          

       木戸をくぐって入ったところには歌舞伎役者の名簿板があり自筆のサインがそれぞれ趣がありました。

       また、その脇には出席表示板がありましたが赤色のピンが立っているのが出席者だそうです。

       時代的な独特の雰囲気に魅せられて説明に耳を傾けていました。

 

                            

                       舞 台 、 桟 敷                     「金毘羅大芝居」の額

       舞台正面にはどっしりとした松の緞帳、天井からは吊るされた顔見世提灯に映えた家紋の数々が自己主張し、右側面には

       金毘羅大芝居の額威厳を放っていました。桟敷は整然と区切られていて往時の観客のざわめきが聞こえて

       くるようでした。 楽しみの少なかった時代 庶民の、特に地方の娯楽に歌舞伎の果たした役割は大きかったと思いました。

 

          

                   楽屋番控室                             頭取部屋

       二階には役者の控えの間や囃子方部屋などの部屋があり裏方の生活の一端を垣間見た感じがしました。

 

                                             

        奈落 をはじめて見学しました。 奈落とは仏教用語で地獄のことですが、芝居では舞台や花道の床下のことをいい

        ます。地下の暗いイメージが地獄(奈落)を連想することからつけられたといわれています。

        奈落は廻り舞台やセリ・すっぽんの仕掛けを動かす場所でここでは今でも昔ながらの人力で動かしているそうです。

        華やかな舞台の下で芝居を盛り上げ役者の演技を支える裏方の方々のご苦労がひしひしと伝わってきました。

        徳島、高知、愛媛、香川と海岸線に沿った 四国一周の旅は終わりに近づきました。

        うずしおの淡路島を渡って、舞子、神戸、大阪、奈良と帰途につき、貴重な思い出深い旅になりました。

        


四国一周 Ⅴ

2015-07-05 14:56:03 | Weblog

  四国一周の旅 ⑤ (愛媛県)

   ◎デイゴの花 

    徳島県からはじまった海岸線沿いの旅は高知県の竜串海岸公園を経て愛媛県に入りました。

    竜串では沖縄県の県花・デイゴの花に見送られましたが燃えるような真っ赤な色が鮮明に

    印象に残っています。

    以前、沖縄や八重山で見かけたのですが四国南岸はやはり暖かいところなのですね。

               

   ◎ 外泊 石垣の里

        入り江に面した山の急斜面に軒下まで整然と石が積まれた民家が密集した珍しい集落が見事

     これは台風や冬の厳しい寒風から家と生活を守る創意工夫によるもので幕末から人の営みが

     続 いているそうで、「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財百選」に選ばれています。

     急な石畳の階段を上って見学しましたが息が切れました。

     毎日この石段を上り下りする生活の大変さは想像できません。

     休憩所には建築家の安藤忠雄氏が若い時に来られたと書いてありました。

                      

    ◎ 遊子水荷浦(ゆすみずがうら)の段畑

      宇和海に突き出た岬に石垣でできた「耕して天に至る」という段々畑がありました。

      高さ、幅ともに1メートルの畑が山の頂きまでそれはそれはきれいな螺旋を描いて続く

      風景は造形美満点で見事! これも先人が生活のために苦労して山を切り拓いて築いた

      汗の結晶と思います。ジャガイモの収穫期には掘りたての芋が段畑を埋めていたと想像

      するとうれしくなってきました。

 

     

                

     ◎ 松 山 城

        ロープウエー で上がった松山城は雨にけむっていました。

     いくつかの門をくぐって本丸の天守への道を傘をさし,ぬかるみに足を取られないようにして

     行きますと立派な武者装束のゆるきゃらが立っていました。名前はよしあきくんといい松山城の

     創設者の加藤嘉明に因んだとのこと。嘉明は関ヶ原の合戦での戦功が家康に認められ20万石

     となり1600年7月伊予正木から道後平野の中央に位置する勝山に城郭を移築し松山と命名された。

     姫路城と並び連立式の天守を持つと紹介されています。

     松山は以前来たことがありましたがお城ははじめてで是非見てこようと思っていました。

 

                     

   ◎ 砥部焼の夫婦湯呑茶碗

    砥部町にある砥部焼陶芸会館で砥部焼の湯呑茶碗(椿の花模様)を買い求めました。

     厚手の白磁に呉須という藍色の手描きのデザインが特徴で独特の風合いに魅せられ

     いつかは入手したいと思っていて念願が叶いました。

     砥部焼は大洲藩の財政再建のため、砥石のくずを使った磁器づくりを命じられたことに

     起源があるといわれています。

     丈夫で保温性に優れ実用的な上に大胆な筆づかいでのびのびと描かれた図柄にますます

     魅了され毎日二人でお茶を楽しんでいます。 

    

   

 

 

            


四国一周 Ⅲ

2015-06-09 22:11:48 | Weblog

四国一周旅行  ③高知県(安芸) 

 ◎ 野良時計

     野良仕事をする人たちが今何時かと眺められる時計がありました。

     時計が珍しい明治の中頃、畠中源馬という地主が自宅にあった米国製の掛け時計を何度も分解して

     仕組みを習得して自ら製作した時計だそうです。

     今は動いてはいないとのことですが当時、野良仕事の人たちは親しみ重宝したことでしょう。

 

 ◎  弘田龍太郎(安芸市出身の作曲家童謡歌碑をめぐりました。

     幼い日歌った童謡の原点に接したようで懐かしさが込み上げてきました。

          

               ♪ 靴 が 鳴 る                        鯉 の ぼ り

         お手つないで 野道を行けば                          甍の波と雲の波

           みんな可愛い 小鳥になって              かさなる波の中空に

         唄をうたえば 靴が鳴る                   橘かおる朝風に

           晴れたみ空に 靴が鳴る                 高く泳ぐや鯉のぼり

                (安芸駅前広場にて)                  (溝ノ辺公園にて)

                       

                             春 よ 来 い

                                            春よ来い 

                               はやく来い

                          あるきはじめたみいちゃんが

                           赤い鼻緒のじょじょはいて

                           おんもへ出たいと待っている

                           (岩崎彌太郎 生家前にて)

   ◎ 岩崎彌太郎(三菱財閥の創始者)の生家を訪ねました。

                           

        彌太郎は安芸市の生まれで幼少の頃より文才があり22歳の時江戸に遊学後、父の投獄(酒席での喧嘩のため)

        で帰国し父の免罪を訴えたことで同じく投獄されたが獄中で同房の商人から算術や商法を学んだことで後日海運業

        などの商業に関わるきっかけとなったそうです。 坂本龍馬との接点は龍馬の設立した亀山社中が海援隊として

        土佐藩の外郭機関となった時点で藩命で海援隊の経理を担当した時であるとのことです。

        茅葺の生家には日本列島を模した石組みを配置した庭があり気宇壮大な夢を抱いていたようです。                                       

 


四国一周 Ⅱ

2015-05-31 14:24:33 | Weblog

四国一周旅行 ②高知県(室戸岬)

 

室戸岬の近くに御蔵人窟(みくろど)と言う洞穴があり、鳥居の奥深くに薄暗くて沢山のろうそくがお供えしてありました。

ここは弘法大師が1200年前の平安時代に厳しい修行の末、悟りを開かれた場所だそうです。

この洞窟から見える空と海に感銘をうけ「空海」という名をつけられたそうです。私は真言宗ではないのですが書道をたしなむ

ことから素晴らしい空海の書に親しみをおぼえ「灌頂記」「風信帳」をかって臨書したことがあります。

先日真言宗の生徒から「南無大師遍照金剛」の書の指導と掛け軸にする指導を頼まれて法事に間に合うように手伝っています。

本紙の書を裏打ちして柱、中縁、天地と切り継ぎすれば立派な佛表具に仕上がるのがとても楽しみだと生徒は張り切っています。

 

 ◎室戸岬灯台

紺碧の海と空に真っ白い灯台に感動しました。丘の上まではかなりきつい坂道でしたが良い思い出です。

「室戸台風」に代表される台風の通り道として気象情報で馴染み深い岬の灯台は高い山頂から遥かな海原を誇らしげに

俯瞰していました。

 

                                                

 

     

  ◎室戸岬ジオパーク  

 室戸岬は1,600万年前は深海にあり、1,000年あたり1~2メートル隆起を繰り返してできたそうで深海の様子が身近に

観察できる地質学的に貴重な場所で岬全体がジオパークとして公開されています。

砂と泥が深海に堆積した奇岩がそそり立っていて地球の悠久の営みの痕跡に圧倒されました。

 

 

 

亜熱帯のこの地にはアコウの木(タコの木)という珍しい大きな木が根を下ろしており、蛸の足のような根っこが奇妙な逞しい

樹木でした。

もう一方珍しいと思ったのはシオギクという花が咲いていました。茎はイタドリのようで蕾はブロッコリーのようです。

アコウの木                            シオギク

 

 

中岡慎太郎の銅像

室戸岬沿岸の大通りに「中岡慎太郎」の銅像が太平洋をはるかに眺望していました。

龍馬とともに刺客に倒れた幕末の志士でしたが、室戸に近い安芸市の出身だそうです。

背景の山の頂には灯台がやはり太平洋に睨みをきかせていました。

          


四国一周 Ⅰ

2015-05-25 22:30:36 | Weblog

四国一周旅行 ①(徳島県の旅) 

四国の高知だけは一度も訪れたことはなく、何時か行ってみたいと思い続けていました。

このたびめったにない四国一周のツアーがあり、高知県を含む四県の観光に出かけました。

大阪、神戸から明石大橋を渡り徳島に入り 高知→愛媛→香川と海岸線に沿っての観光バスの旅です。

旅は夫婦限定でしたので静かで落ち着いた三泊四日の楽しい旅でした。また、今では少なくなった

バスガイドつきでしたが豊富な体験と知識を駆使された面白く勉強になりました。

大浜海岸

TVの朝ドラ「ウエルかめ」でアカウミガメ産卵地として有名になりましたが

沢山のアカウミガメがゆうゆうと大きな水槽で泳いでいました。

 

                 

 


写真  瓊花

2015-04-29 19:44:30 | Weblog

カメラ散歩  

唐招提寺  瓊花

                        

 菜種梅雨が終わると急に夏日になりました。

 以前から唐招提寺を訪れると一度見たいと思いながら季節が合わずじまいだった「瓊花」を見ることができました。

 鑑真和上の故郷揚州から贈られた「瓊花」 (けいか)の特別公開でした。

                

     御影堂供華園の瓊花

                    

 額紫陽花に似た花で甘い香りのする真っ白い可愛い花です。

 傍に藤の花も美しく咲いていました。

 以前、鑑真和上御廟の前にも瓊花の木があったことを想い出して行ってみました。

 薄暗い樹立の中を行くとその木は枝払いされてこじんまりとなっており何だか可愛そうな姿で

 花は一つも付けていませんでした。

 「鑑真和上は五度の船旅の失敗にも諦めずに唐から来日し、日本に戒律を伝えた」と 

  若い時に読んだ 井上靖の小説「天平の甍」を思い出しました。

 


墨遊 俳句

2015-03-02 23:23:27 | Weblog

墨遊 俳句 

 Kの俳句二句書く

  春一番きく耳もたぬ人ありき

   人の性格、癖は十人十色という。自分の言いたいことはズケズケ主張するが他人の話は

   聴こうともしない者がある。それが一個人ならまだしもグループを代表する人物だと困ったものだ。

   会話や議論が成り立たず不快感と不信の念を植え付けることになる。現政権の国会での

   質疑応答はこの典型である。春の嵐に身のちじむ思いだった。

 

  啓蟄やすずめもはとも畑仕事

   6日は地虫の這い出るという啓蟄である。温暖な日には田畑はいろんな鳥の楽園と化す。

   烏、鳩、雀、鶺鴒などなどの小鳥が仲良く土をほじくっているのは平和で長閑だ。

   奈良の風物詩・二月堂の修二会(お水取り)の行事が始まった。

   菜園の忙しい季節がやってきた。(K)

 

50年ほど毎年続いた同窓会はこの春で終止符を打つこととなりました。先日案内を早めに出したところです。

まだ一か月はありますがちらほら返事が届き始めました。喜寿を迎えるおめでたい年を出来るだけたくさんの

友人たち集まってくれることを期待しております。欠席の返事の中でご主人が亡くなったり、認知症で子供さん

からの返事だったりパーキンソンの病気になられたりと皆それぞれに理由があります。

学友としての思い出がよみがえってきますがそれぞれが一生懸命生きてきた半世紀です。

つもる話を楽しみにその日を待っています。

   


墨遊 俳句

2014-12-13 21:08:40 | Weblog

  墨遊 俳句 

    Kの俳句二句書く 

     騒がしやわがもの顔の寒鴉

       このころの鴉は餌がないのかともかく甲高い鳴き声で騒々しい。

       人間なら自己中の群れである。

       明日は総選挙。2年前の公然の約束「定数削減」を反故にして顧みることなく、公約に

       なかった秘密保護法行採決や集団自衛権の行使(憲法の骨抜き)の閣議決定など

       独断専行は甚だしい政治手法の是非を評価する絶好の機会である。寒鴉にも増しての

       自己中政権は独裁に通じるものである。

     郊外に賑わいうつる師走かな

      小3から高校卒までの間の学生時代を過ごした第2の古里を久しぶりに訪ねた。

      当時の繁華街はシャッターが下りた商店が目立ち閑散としていたのには驚いた。

      一方市中を離れた郊外には大型の量販店が集中し賑わっていたが、これは

      全国的な現象のようだ。高齢化社会が益々進むなか徒歩で市場などで買い物が

      できた昔の生活に戻るのも選択肢ではなかろうか?! (K)

 

    あっと言う間に師走を迎えてしまいました。腱鞘炎で箸も持てない日々から予防のために頂いた

    新薬の副作用から身体は抵抗力を失い、気管支喘息やら歯の治療による感染症に罹り、今年の

    秋から冬は散々な目にあいました。 生きているのが不思議なくらいでしたのでブログの更新も

    できない日々でした。

    加齢と言われれば的を突いているでしょうが、、、。  

    正月を迎える家事は夏ごろから始めていたのが幸いしています。

    来年四月から大型ごみから生ごみまで有料になるので少しずつ不用品の整理をしていたので

    慌てることなくい気持ちで正月が迎えられそうです。

 

  


墨遊 俳句

2014-03-25 09:24:18 | Weblog

墨遊 俳句

 Kの俳句二句書く 

  春めくやそぞろ歩きの京の宵

    京都はいつも賑わっているが、厳しい寒波が続いていただけにこのところの4月を思わせる温暖な陽気に

    誘われて人が湧き出てくる感がある。特に土曜の夕刻であったのか家族連れや観光客が目立った。

    京の都はのびやかでゆったりとした風情が同じ古都・奈良とは違った趣がある。宵の京は格別か。

 

 春霞ぶらり散歩もたのしめず

    若草山が搭や伽藍がぼんやりと霞んでる様は墨絵や絵巻物の世界を想わせていいものだ。

    しかし、ぼんやりとした情景の実相はロマンチックなものでなく黄砂に加えて大気汚染物質微粒子

    PM2.5が中国から飛来してきたものという。これに杉などの花粉が混入しているらしい。

    外出にはマスクが欠かせないこの頃、のんびりと散歩をたのしんでもいられない。

    大気は国境を越えて韓国、日本へ飛来したものだ。三国での対策会議が持たれるとのことだが、

    これを契機に隣国同志の平和的関係が構築できないものか?!(k)

 

三月になって少しずつ暖かさが加わって来たことを喜べない毎日でした。二月末から咳と痰に悩まされ風邪かと思い受診しましたが一向に症状は良くならず、食べ物の口を通らず点滴を受けることになりました。点滴は私の血管が奥深くて注射針が入る箇所をあちこちさがしてうまくいかず時間はかかるし、内出血になるし看護師さんも大変困られました。一ヶ月過ぎようとしていても症状は少しだけ改善しましたがなお困っています。図書館でいろいろ関係の本を読みましたらアレルギーのようです。何のアレルギーか検査を受けないと詳しくは分かりませんが、薬も過敏症ですぐに湿疹が出たり、ほこりだらけのところではすぐに咳き込みますし、化繊の下着や化粧品はかゆくなります。このところのPM2,5の影響もあるように思われます。早く黄砂も微粒子も飛んでこない空気が綺麗な時期になってほしいものです。