肩の凝らないスローライフ

ようこそtenchanワールドへ。「一日一笑」をモットーに・・・日常生活の小さなことを笑いに変えるtenchanの雑記帳

ママの苦労

2008-10-07 12:48:28 | Weblog
自分の子育てを思い返してみて感じるのは
赤ちゃんを産んだばかりのころって、
なぜあんなにも、頑なで神経質だったんだろう、ということ。

特に第一子の時はひどかった・・・・

長男を生んだときは
変なことにこだわりを持ったりして
ナーバスになっていました。

今から思うと、何でもないことなのに、と思えることでも
その当時は真剣で、
自分の考えと違うことには徹底的に反発していました。

頭の中で
「こうでなくてはならない」
と決めつけていることが多く、
たとえば
離乳食が始まるころ、
与えるのは
・薄味で
・赤ちゃん用のおせんべいなど
・果物はすりおろして
・幼児用と書いてあるもの
などと、細かく、とにかく育児本のとおりに事を進めないと許せなくて
他人がちょっと、
「このくらい食べられるでしょう。」
と、堅いおせんべいなど与えようものなら
「全くもう!わかってないんだから。」
と憤ったりしていました。
その場では言えなくて、
あとでうじうじと悩んでいたりね。

また、ちょっとした言葉にも傷つきやすく、
赤ちゃんがちょっと鼻水垂らしてくしゃみをしたとき、
周りが
「あ~風邪ひいちゃったかな。靴下履かせとらんかったでいかんわ。」(岐阜弁)
↑靴下履かせていなかったからダメだわ。
「昨日お風呂入ったでいかんわ。」(岐阜弁)
↑お風呂入ったからダメだわ。
と、何気なく、本当に悪気はなく言うのを聞くと、
それはきっと
靴下を履かせなかった私のせいだということなの?
お風呂に入れた私が悪いってこと?
と、深く深く考え込んで、落ち込んで、
涙ぽろぽろこぼしたりしました。

二人目になると、ママも少し成長します。

食べるものも、そんなに気を遣わず、
食べられるときに食べられるものを、
少し堅いものでも赤ちゃんが食べられるなら食べさせてみたっていい、
と、思えるようになりました。

いろんな事を言われても
「聞き流す。」という術を身につけ、
あまり考えないようになりました。

そして三人目。
子育てをもう一度やり直すことができるという喜びが溢れてきました。
イライラしていた若いママは、
余裕を持って、経験を生かした子育てが出来るようになっていました。

かといって、決して甘やかしているわけじゃありません。
悪いことをしたら、ちゃんと叱りますよ。

子育て中は出口の見えないトンネルの中にいるような気がして
一人奮闘して、
誰も分かってくれないし、
負のスパイラルの真っ只中にいるようです。

でも、必ず出口は見えてくるから、
苦労したことも笑って思い出せる日が来るから、
と、悩んでいたあの頃の自分に言ってやりたいです。