とうちゃんのぷらぷら日記

アウトドア系の日記及びうんちく

川崎市高津区 たちばなの散歩道あたり

2020-07-24 21:32:37 | 近所の旅
蓮花寺―能萬寺-影向寺(ようごうじ)-西福寺古墳-馬絹-宮崎台駅

いちにち三百六十六にん 
一歩進んで 二歩下がる
人生は、ワンツーパンチ・・・・♪

まあ、人生難しいと言うことですかのう。
それでもGo to なので近所を散歩。
川崎市高津区の蓮花寺へ行ってみる。

蓮花寺から武蔵小杉の方を見る
(シン ゴジラや自衛隊の攻撃にも耐えた武蔵小杉のタワーマンション群)


どういうわけだか、蓮花寺の横の道にゴジラの石像がある。


蓮花寺は、ゴジラの映画監督本田猪四郎氏とご縁があるそうだ。
(かつて蓮花寺のご住職であった方が監督のお父さんと兄弟であったそうだ)


能萬寺はバス停の名前にもなっているのでみんな知っている。
旧中原街道沿いにある名刹(正式には星王山寶蔵院能萬寺と言い、名前もなんだかカッコいい)


お寺の横の急な坂を登ると影向寺になる。


影向寺も行基菩薩開山との伝承のある古刹で、重要文化財になっている。
(能萬寺はかつて影向寺の十二坊の一つだったそうだ)
それほど格式の高い寺である。
今は、川崎と言えば川崎大師の平間寺だろうが、それよりはるかに古い寺であり、近くに武蔵国橘樹郡衛もある当時の川崎の中心地にあった大寺だ。(最近、寺の歴史は郡衛よりさらに古い時代であることが分かったそうだ)

私のご先祖さん達もよくお参りに行っていたようで、この坂道もきっと祖父や曽祖父も歩いたであろう道だ。
本堂(薬師堂)の左右にはサルスベリの古木がある。さらに奥の方にも立派なサルスベリがある。お寺のメインの木にサルスベリとはめずらしい。(能萬寺にもある)




ちなみに我が家にもサルスベリの木があるが、我が家の場合、祖父が出征した年に自分で植えたもので、祖父が生前最後に植えた木であることから、なんだかおろそかに出来ない気がして我が家の庭にもその分木を植えている。


影向寺の由来となった影向石は、かつてこの寺にあった三重の塔の礎石に使われていたものだそうだ。柱を立てる石の窪みに溜まった水は、神聖な水とされ眼病に効くとの伝説がある。


その横にあるのが力石


持ち上げることが出来た人の名前が刻まれている。
品川、太尾(大倉山駅のあたり)綱島などに住んでいた人の名前が刻まれており、お祭りの時にはそんなところからも人が来ていたのが分かる。

昔は大山街道と旧中原街道がこのあたりのメインの路だった。
人の行き来も多く、それに伴い情報も行きかっていたであろう。
地域の婚姻関係もそんな流れが関係している気がする。
というのも、私の家も婚姻関係で川崎に親類がいる。さらには大田区にも。
どうも中原街道ネットワークというものがあったのではないかと思う。母方の家も中原街道ネットワーク沿いに位置し、母方の祖父は若い頃、増上寺近くの米屋で丁稚奉公をしていたそうだ。そんな仕事情報も何らかの縁故がなければ得られないだろう。街道を行き交っていた人の情報から生まれたのではと思う。
影向寺のお祭りなど、地元の行事がそんな情報ネットワークの核となっていたのではないか。
おっといけない話が長すぎた。

この後西福寺古墳を見て


大山街道の馬絹の「都倉義知翁頌徳碑」(若槻禮次郎篆額とある)を抜け宮崎台駅へ



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