金木犀が匂いだした。
鳶色の瞳に 誘惑のかげり
金木犀の咲く道を
銀色の翼で駆けてくる
二十世紀のジャンヌダークよ
中川のあたりの遊歩道を歩く。
かつての中川のイメージ
「山村」
「横浜のチベット」
「中川へ行く時は1日がかりになる。」
「中川小学校と農協ぐらいしか思い浮かばない。」
昔は中川へ行くのに、昼なお暗い山道を登り下りし、田圃のふちの細い道を右に左に歩き、同じような景色が続くので、自分は今どのあたりを歩いているのか分からなくなるような、桃源郷のような村であった。
一応綱島と江田を結ぶ東急バスはあったが、「となりのトトロ」に出てくるようなイメージのバス路線だった。
かつてはそんな場所だった。
今では東京都市大学なんかもある。
整然と住宅が立ち並び、以前の半分くらいの時間で歩いてこれるようになった。
(東京都市大学なんて自転車通学圏だ)
何だか異次元の村になってしまった。
遊歩道には木々が多いが、かつての景色かというとそうではない。
それでも散歩には適している。
烏山公園はまあまあ昔が偲ばれる。
遊歩道沿いに栗の木があった。
みんな拾っているようだ。
公園に食べられる木を植えるというのもいいんじゃないかと思う。
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