私の2018年映画ベストテンです。
ネタバレしてます。
10位・・・『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』
お気に入り蒔田彩珠さんが、吃音の子の役やと思ってたけど、ヤンキーミュージシャンの方とはな。マンガでわかりにくかったとこを補完してくれてた。ラストは、マンガも映画もどっちも好き!
9位・・・『寝ても覚めても』
ず~っと、どないなるかハラハラしどうし。東出は、監督次第で良くも悪くも見えるので、作品選びは慎重にね。
8位・・・『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』
ジャッキー化してる、トム・クルーズを断じて認めんかったけど、ジャッキーの劣化を見て、王座ベルトがやっと移動しましたよ。
7位・・・『女は二度決断する』
昔の自分のベストテンからは考えられない、ヨーロッパ枠。
6位・・・『万引き家族』
切った爪を踏んだエピソードとか、いつもおもろいよな。坂元裕二とのコラボ、いつか実現せんかな~。「コスっちゃお!」は優良店のようですな。
5位・・・『来る』
全て脳のせいにしてしまい、すっかりホラー映画が怖がれなくなってしまいましたが、この映画は、後半「シンゴジラ」っぽく楽しみました。つくづく中島監督が「進撃の巨人」撮ってたらなぁ~と思わずにはいられません!
4位・・・『スリー・ビルボード』
ブランコぶ~らぶ~らに、黒澤明「生きる」と関連付けてしまうのは、「いぬやしき」「anone」で連発して見たからか?骨太な社会派サスペンスは大好物!!私なら、アカデミー賞はこっち!!!「グラントリノ」的署長~~!!
3位・・・『SUNNY 強い気持ち・強い愛』
韓国版より好き。アレンジャー大根仁の本領発揮。いつかは、山田太一もアレンジしてね。
2位・・・『孤狼の血』
「仁義なき戦い」とか好きやないねんけど、これ、イーストウッドのバディ刑事もんみたいで、めっちゃおもろかったわ。キャスティングも豪華すぎ!中村倫也なんて、こんな役もうやってくれなさそう。って、「半分、青い」以前はこんなん役ばっかやったで。
1位・・・『1987 ある闘いの真実』
1987年、海の向こうの大学生は、こんなことになってたのに、遊びほうけてましたね、当時の私。スニカーのエピソードは、たまらん!
今年の1位は、すんなり決まりました。
2位~4位は、正直、気分で変わってしまいます。ほぼ同点。
10位は、「海を駆ける」「愛しのアイリーン」に変わっても。
午前10時の映画祭は、9本。やっぱり映画館でみないとね。「2001年」のアイマックスとか、「恐怖の報酬」完全版とか、やり方によって、昔の映画もまだまだ劇場でやる価値を見出したと思ってんのに、なんで終わるんだ「午前10時の映画祭」!
ワーストは、「ポリスストーリー リボーン」。さよならジャッキー、もう見ません。
2018年鑑賞リスト
1:「謎の天才画家 ヒエロニムス・ボス」 ★★1/2 今年の映画初めに選んだんですが、日本のBSとかでやってるドキュメンタリーの方が、私みたいな、にわか美術ファンにはあってるかも。
2:「ヴィジランテ」 ★★★ 埼玉がまるでアメリカ南部。ちょっと「ミスティック・リバー」思い出した。あおり運転みたいな車に「事故れ、事故れ」とブツブツ言う奴、気持ちようわかるで。
3:「瞼の母」 ★★1/2 加藤泰・中村錦之助版。小林まことの漫画、「長谷川伸シリーズ」にハマり、ぜひとも映画館で観たく、京都文化博物館まで遠征。「午前10時の映画祭」シリーズに慣れているので音響が辛かった。なんか、今で言うゲキシネみたいやった。
4:「花筐/HANAGATAMI」 ★★★ めっちゃ久しぶりに見る大林ノスタルジック・ロマンに、イマイチついていけぬものの、和室にベッドとか、口紅のち日の丸とか、全開大林節に喜こんどった。でも、未来穂香改め矢作穂香のCGヌードにがっかり。昔の“脱がし屋”大林なら…と思ってしまう。今の時代はいろいろな面でアウトなのか?唐津の島、映えとった。
5:「デトロイト」 ★★★ おもちゃの銃とはいえ、あのタイミングで発砲する行為を、アホかと思ってしまうのは、日本人やからか?
6:「羊の木」 ★★★ ミスターいがらしみきお、松田龍平より、ジャニーズ錦戸の映画?殺人犯が原作の半分になってしまった。4時間くらいほしかったな。優香エロい。
7:「スリー・ビルボード」 ★★★★
8:「バグダッド・カフェ」 ★★★1/2 当時、こんなスカした映画、よう見んわと思ってたけど、見てみると、実にベタないい映画やった。手品で花出すとことか。斜め。
9:「招かれざる客」 ★★★★ リベラルな家庭で育った娘が、結婚相手に選んだのが黒人青年という話が、ちょうど「弟の夫」で出てきた設定で、今のLGBTQにぴったりな映画でびっくり! 神父のセリフに大感動!!
10:「シェイプ・オブ・ウォーター」 ★★★ 「ヘルボーイ」の頃は、こういうの、すごい楽しめてんけどな~~。ダグ・ジョーンズの魚人が、桂正和的デザインって感じにブラッシュアップされとって、これならハグされてもと思うよね。「スターマン」も思い出した。
11:「マンハント」 ★★1/2 中国で大人気の高倉健「君よ憤怒の河を渉れ」をジョン・ウーが大阪を舞台にリメイクって、見るべき要素満載。こういう映画は期待値が高くなってしまうんよね~。馬の疾走は、なしでした。
12:「15時17分、パリ行き」 ★★★ こういうの見たから、俺もこういう時やってやるって、危険だよ。
13:「麦秋」 ★★★★ ええ話やな~(しみじみ)。
14:「素敵なダイナマイトスキャンダル」 ★★★ 英知出版世代にとって、白夜書房はひとつ上の世代か、ちょっと尖ったやつが読んどったな~。でもヘアーとかギリギリ狙った股間の勝負写真は、おまけ感覚で、おもろかったな~。
15:「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」 ★★★ これは、「大統領の陰謀」見たなるやん!「午前10時の映画祭でやるやん!!2019年3月ってほぼ一年後やん!!!
16:「女は二度決断する」 ★★★1/2
17:「さよなら、僕のマンハッタン」 ★★★ マーク・ウェブ監督は、若かりし頃の色んなことをチクチク思い出せてくれる人で、そう思うと「スパイダーマン」のピーター・パーカーなんて、すごいいい材料やったのに、なんであんなことになってしもたんやろ・・・。
18:「レディプレイヤー1」 ★★★ ボットなんとかしてや。入場券とか限定もんとか買われへんやん。トゥイステッド・シスター「ウィア・ノット・ゴナ・テイク・イット」の選曲が、うれしい。
19:「リズと青い鳥」 ★★★ 絵のタッチがTVシリーズとちゃうやん。
20:「タクシー運転手~約束は海を越えて」 ★★★ 冒頭チョー・ヨンピルの「おかっぱ頭」がタクシーから流れてくる。やっと聞けたよこの歌。光州事件を扱ったこの映画、今年の1位「1987 ある闘いの真実」の予習映画みたいになってしもた感。
21:「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」 ★★★ これ、めっちゃ覚えてるよ~。試合中に途中でやめて、なんか訴えて、続きやらせろって、こんなんあり~と思たもんオリンピックで。でも、ケリガンよりハーディングの方が好きやったな。色気たっぷりで。
22:「オール・ザット・ジャズ」 ★★★1/2 「影武者」とパルムドールを分け合った映画やね。当時この映画を淀長の映画劇場で見たけど、音楽いいなと思っただけで、ちんぷんかんぷんやった。そらそやわ。死ぬ前って、こんな映像見るんやな。
23:「孤狼の血」 ★★★★
24:「地獄の黙示録」 ★★★ 映画館で初めて見る。キルゴア中佐のあの格好は、ハリウッドザコシショウではないか!
25:「妻よ薔薇のように 家族はつらいよ III」★★★ 「寅さん」の新作、作るみたいやけど、こっちは、こっちで大事に続けていってほしいわ~。ちょうどいい、ユルさ。
26:「海を駆ける」 ★★★1/2 インドネシアのハーフにホント見えてた太賀と、阿部純子は、今年よく目立ったな。神=ディーン・フジオカがTV番組から突如出てくるとこは、黒沢清ノリでおもろかった。
27:「Vision ビジョン」 ★★★ 観光ブームで奈良にもやっと外国人観光客が増えてきたけど、こんな山奥まで来るとはな。
28:「万引き家族」 ★★★1/2
29:「天命の城」 ★★ がっつり寝てしまっても、途中から見ておもろい映画とかあんねんけど、これは退屈でしかなかった。
30:「ブリグズビー・ベア」 ★★★ もう一つの「ルーム」。
31:「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」 ★★★ あらかじめ、いい評価を聞いてなかったんで、そこそこ楽しめたけど、なんか見たことある感じばっか。列車んとこくらいかな~。
32:「未来のミライ」 ★★★ 一方こちらは、子育てもんであることに期待値が高なってしまいましたな。赤ちゃん帰りの一番しんどいとこを、きっちり描けてるわりに、いくらデザイナーとはいえ、あんな危険な家は、ないわ~~。階段から落ちまくってるで。
33:「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」 ★★★1/2
34:「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」 ★★★1/2
35:「SUNNY 強い気持ち・強い愛」 ★★★★
36:「愛しのアイリーン」 ★★★1/2 なぜ、今、新井英樹ブーム?パチンコ屋のヤリマン河井青葉は、長谷川美紅かと思うほどの艶技。去年の「お嬢さん」以上に、4文字ワードを叫びまくる映画。「宮本から君へ」の続きは、やっぱ映画でかな~。
37:「寝ても覚めても」 ★★★1/2
38:「プラトーン」 ★★★1/2 実は、人生初デートに見た映画が、これやったんで、ストーリーどころやなかった。やっと、ちゃんと見たよ。今見るとBLにも。エリアス、バナナ食ってるし。
39:「愛と法」 ★★★ 映画館で上映してくれたのは、ありがたいけど、やっぱ字幕がうざい。お母はんんの、「だって知らんもん」は、いいね!
40:「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」 ★★★ ひどい格差は、タイにもあんのかー。主人公の女子が藤野涼子に、男子が長谷部誠に似てたりで、見やすい。
41:「カメラを止めるな!」 ★★★ あまりにも騒ぎになってから見たんで、色々ネタばれっぽいことは耳にしてまうし、まぁこんなもんかと。「運命じゃない人」が見たなった。
42:「日々是好日」 ★★★ 掛け軸の意味とか、茶器の楽しみ方とか、HOW TOものとしてもうまい。
43:「2001年宇宙の旅」 ★★★1/2 アイマックスで鑑賞。類人猿のとこが、一番おもろかった。近未来のシーンは、大阪万博感覚で。
44:「散り椿」 ★★★ 岡田君のチャンバラが平田弘史的で、なかなか。富山ロケもふだん、見馴れてないとこが、いっぱいで美味。
45:「華氏119」 ★★★ 家で録画してたら、時々巻き戻して見直し聞き直せるけど、追いつくのに必死やわ。
46: 「ソフィーの選択」 ★★★1/2 今のメリル・ストリープしか見てないんとちゃう?大統領。
47: 「ボヘミアン・ラプソディ」 ★★★ ちょっと前にあったコーヒーのCM「こんな場所に私が…」のシリーズが、味わえます。ゴーグルなしでもVRいけるやん。目にやさしい。再現のすごさは、宮藤官九郎のコラムにありましたが、これくらいやってこそ。OPのファンファーレで確信してましたが。
48: 「1987 ある闘いの真実」 ★★★★
49: 「ポリスストーリー リボーン」 ★★1/2 「こら、ジャッキー!こんなんやってら辞めてまえ!!」と怒らずにはいられない。自分でアクションさせてくれないから、ハリウッドではなく香港でということやったんちゃうん?ブルーバックで落下傘って…。石飛さんの朝日新聞映画評でもさんざんでした。オペラハウスんとこは、ちゃんとやってたからサービスやで。
50: 「恐怖の報酬 オリジナル完全版」 ★★★ ちょっと騒ぎすぎでは。最初のとこ、やっぱいらんと思う。
51: 「裸の島」 ★★★1/2 天秤棒で水運ぶだけやのに、見てられるって、映画はスゲーな。
52: 「ヘレディタリー/継承」 ★★★ なんか「全て脳が」、という風に思えてから、ホラー映画が心底怖がれなくなった。前半は、ええ話やん。どんな姿であれ、出てきてほしいわ。
53: 「斬」 ★★1/2 う~ん、なんか、衝撃映像のみ、残ってしまったわ。
54: 「来る」 ★★★1/2
55: 「それだけが、僕の世界」 ★★★ こんなヤツがプロゲーマー、Eスポーツに参戦したら、白旗。子供に教えたろ。