『パパ、だ~いスキ』と言われたパパの映画日記

こどもが二人とも小学生になったけど、「パパだ~いスキ!」と言われてる間は、タイトルを変えませんが。

「コドモのコドモ」 妊婦がいた教室

2008年11月13日 | 映画
『14才の母』でもたいがいやったけど、小5で妊娠・出産って衝撃的やせんかの。
小5って、まだ木登りして喜んどったり、金魚すくいして喜んでる(本編より)年齢やんか~。
『14才の母』の志田未来が『女王の教室』の時に妊娠したみたいなもんやで。
と、センセーショナルな映画やと思たんやけど、『ブタがいた教室』とか『女王の教室』みたいな、面白い小学校クラスもんでした。
小1娘がおるんで、怖々見てたんやけど、フィクションとして落ち着いて見れたわ。
チラシも最初、オーバーオールのジーパンをはいた小5の教室廊下の立ち姿という衝撃重視デザインやったんが
第二弾のチラシでは、雪景色の中、着膨れした小5の姿と、下段には5年2組のクラスメートたちの顔が配されてる、子供映画っぽいデザインになっとった。


“妊婦コドモ”特に立会い出産を通して、いのちの大切さを学ぶ2組の子供たち。
このクラスメートたちが“将来の夢”の作文を読みあげるシ-ンが、つい先日参観日に「わたしの夢」というクラス発表を聞いてきてただけに、興味深々やった。
漫画「鈴木先生」の「@掃除当番」の回の子と同じ闇を抱えてそうな学級委員の真面目いい子ちゃんは、「外交官になりたい」と言い、
産婦人科の子供は、「医者以外ならなんでもいい」と言う。
彼女は、この世はキレイ事だけでは成り立たないということを知り、彼は父親の仕事の素晴らしさ、偉大さを身をもって知る。
授業よりええこと学んだなぁ~。
やっぱり、子供の頃は座学なんかしてんと、経験やで経験!
パパになる子の夢は、昆虫学者やったけど、原作者のさそうあきらが宝塚出身やから、オサムシやと言うとったんやね~。

この映画、“シネマ・シンジゲート第1回選定作品”なんやけど、これは“本屋大賞”の映画版みたいなもんやろな。
この映画を選んだんは、なかなかええ選択やったと思うで~。
エンディングに流れる子役達の新生児の頃の写真も必見!
パパと、親友のタマちゃんと、ブタマンは今と同じ顔しとって「超ウケるんだけど」。


★★★1/2

「レッドクリフ Part I」 萌萌

2008年11月08日 | 映画
「カッコよければすべてよし」
2時間30分、こんだけず~っとカッコええ至上主義が貫き通されとったら、細かいことはどうでもよろしいわ~。
武将自らわざわざ雑兵を殺しに行ってもいいです。
素手で戦ったり、馬に体当たりしてもいいです。
見栄をきってもいいです。
ハトが飛んでいってもいいです。
クライマックスの辺りでは、キャラ立ちが完成してたんで何やってもOK。
サングラスしてトレンチコート着とっても、翻してスローで歩いてくれたら、もんく言わんと思うわ。
一戦終えて馬上で並ぶ周瑜、甘興、孫尚香、諸葛孔明、劉備、張飛、関羽、趙雲8人の姿は、ウルトラ8兄弟か7人ライダー+タックルかと思たわ。
カッコよすぎて卒倒しそうや!

スカ続きのジョン・ウーが歴史スペクタクル大作?
「三国志」の映画化?
見る前から、80万対5万くらいの負け戦やと思てたんですが、とんでもない。
今ではジョン・ウー以外考えられないほどいい人選やったと思てます。
全60巻にも渡る横山光輝版「三国志」では、25、26巻に当たる「赤壁の戦い」を描くのに、どっからはじめるんかと思ったら、皆さん彼らの事は知ってはるでしょとばかりに、いきなり23巻目の「長坂の攻防」からはじめよったわ。
まるで、暇つぶしで入った喫茶店で、「三国志」23巻からしか置いてなくて、でも昔10巻目までくらいは読んだなぁ~と思い出しながら読み始めると面白くてって感じで、こっから始めたってことが、まず凄いやんけ!
ほんで軍師の周瑜と諸葛孔明を主人公にして、男前俳優を配し薔薇の香りを若干醸し出すとこもナイス。
本来ツイ・ハークが得意とするおてんば娘(孫尚香)が、活躍するとこなんかツボですわ。
セットも丁寧に作ってるし、ジオラマとか扇子なんかの小道具もなんかも思わず触ってみたいと思うでき具合!
あとマスゲーム好きには、たまらんやろな~。

惜しむらくは一気見できへんこと。
どういうわけか2部作(前後編みたいなもんやろ)になってしもうてて、べつに5時間くらい見続けとっても一向に構わんねんけどな。
このテンションを維持したまんまで次回に入っていけるか疑問なんやわ~。
喫茶店で「三国志」が24巻(「孔明の大論陣」)までしか置いてなくて、「マスター、この続きは?」って聞いたら「4月に入れときます!!」やって。
おい!


三国志<<ジョン・ウー好きにはたまらん、久々の娯楽大作★★★★!