『パパ、だ~いスキ』と言われたパパの映画日記

こどもが二人とも小学生になったけど、「パパだ~いスキ!」と言われてる間は、タイトルを変えませんが。

「ユナイテッド93」 その時、なに話す?

2006年08月27日 | 映画
ゲイのラグビー選手、初孫に会いに行く老夫婦、元警官のスチュワーデス、ナチの迫害から逃れてきたお婆さん、「議員になる」と言ってはばからない野心家のおじさん、そして一番興味のあった日本人の乗客と、他の監督なら「グランド・ホテル」形式の映画にしそうな素材を、あえてその人となりを語ることなく、全員をユナイテッド航空93便に乗り合わせた一乗客として扱い、誰一人知らない俳優を起用することと、見事なカメラワークで、あの9・11テロを体感させる映像体験映画になってるのに驚きでした。

見始めたら最後、観客も乗客と同化し、揺れるはずのない映画館のイスは横揺れする飛行機のイスと化し、自分もそのとき誰かに電話してる。
あ~、子供の声聞きたい!
こっちでなにが起こってるか知らない全く無邪気な子供の声。
生まれてきてくれてありがとう。
最後は、ヨメさんに「子供のこと頼む」って言うやろな~。
あっ私、携帯持ってないやんか~。
隣に親切な人座っててくれよ~。
イカン、イカンこんなこと二度と起こってくれちゃイカンです!
「マイ・ライフ」という映画で、末期ガンに冒されたマイケル・キートンがこれから生まれてくる我が子に、ビデオレターをせっせと作ってるのを見たときは「ふ~ん」って感じでしたが、子を持つ親となった今は、こういうシーンを見るとダイレクトに自分と置き換えて見てしまいます。

「団結してテロに立ち向かった」とか「死を賭して戦った乗客」いう評を公式サイトの日本のマスコミ評で見かけましたが、ここで気をつけたいのは、愛国心(多少はあったでしょうが)というより、それは最後まで生の可能性を探った果ての行動であったということ。
「ホテル・ルワンダ」のポールさん同様、極限下に置かれた人の行動が胸を打ちます。


★★★

「劇場版 仮面ライダー カブト GOD SPEED LOVE」 泣きながらサバ味噌

2006年08月17日 | 映画
ライダーと料理の品数が増えるにしたがいTV版「仮面ライダー カブト」がすこぶる面白くなってきましたので、実は楽しみにしてました。
去年の「劇場版」が、日本各地の名物ライダーであったのに対し、子供の頃からあこがれてた今ではペット屋や百貨店で金さえつめば買える世界のカブトムシライダー!

前回同様、TV版とは別の時間軸での話なので、理解するまでにだいぶ時間がかかります。
もちろん幼稚園児のムスメには、メイクアップアーチストではないドレイクや、加賀美とひよりが恋人同士風なのが解せません。
大人の私は、全体的に「ガンダム」風だから、なんとなくわかった気分。
あっちいったりこっちいったりする行動の真意のわからない天道総司は、シャアみたい。
分け分からん反乱分子とかは、「Zガンダム」。
天空の梯子って、「ターンAガンダム」にもでてきた軌道エレベーターやね。
無重力空間の戦いは「ガンダム」での大気圏突入の戦いみたい。
耐熱フィルムもなく突入できるカブトは、さすがハイパーでした。
TVの合間に挿入された映画版のCMで見かけた、つのだ☆ひろか田中要次と思ってた人は、K-1の武蔵でしたが、「007 ムーンレイカー」におけるリチャード・キールみたいなポジションで、「死亡遊戯」におけるカリーム・アブドゥル・ジャバーのようなラス・ボス感はありませんでした。
次長・課長の登場シーンには、誰一人反応してなかった。
ざまぁ見ろ!

TV版では、結構アクションシーンが面白いのに、映画版でそれ以上のものが見れなかったのはいかがなものか?
サバの味噌煮が、この映画を見た後では感動アイテムになってることにすりかわる妙は、なんとなく見事な感じがしますが、そのあたりが全てでしょう。
そうすると、今後の天道総司と妹とひよりの関係に興味がつきません。


★★

「轟轟戦隊ボウケンジャー 最強のプレシャス」 最強の半○○

2006年08月16日 | 映画
「魔法戦隊マジレンジャー THE MOVIE インフェルシアの花嫁」が、去年のベスト10に入るほど面白かったので、実はメチャクチャ楽しみにしてました。
去年は夏休み後の9月の第1週目に公開されてたけど、今年は夏休み中の公開。
これが本来あるべき姿でしょう。
でもTV版がイマイチ面白くなってこないし、前売りの特典がかなりしょぼくなってたのに、いささかの不安を感じてました。
 
TVの合間に挿入された映画版のCMで見かけた、ビニール製のかつらをかぶってるような、“謎の美女”というふれこみの人は、若作りした東ちづるではなく、3代目なっちゃんで期待されたものの、秋元康プロデユースによるトホホな歌手デビューで世に出るのを1年遅らせた星井七瀬で、あまり印象に残ってません。
唯一「ひとつになりましょう」と男に向かって言うセリフが、「ガメラ3」の「イリス、熱いよ!」に匹敵する半エロ感で、映画の冒頭ボウケンイエローの黄色いビキニ姿よりも喜んだ人が多数いるんではないかと推測します。
またCMで見かけた、亡くなったはずの「仮面ライダー」のおやっさんこと、「ウルトラマン」のキャップこと、日本のジョン・ウェインこと小林昭二によく似たテンガロンハットを被った人は、倉田保昭でして、特別出演という肩書きながら、実は今作の主役ともいえる存在感でした。
ボウケンジャーのキャップであるボウケンレッドに「坊主!」と呼んでるとこは、「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」でショーン・コネリーがインディに「ジュニア!」と呼んでる構図と同じで、もちろん親子という設定です。
こちらの方は半ケツがありまして、一緒に見た幼稚園児のムスメが一番大好きなシーンでもありましたし、劇場内で一番湧いたとこでもありました。

ボウケンジャー5人がそれぞれ名乗りをあげるシーンが、TV版ではあまりやらないので、新鮮にうつりましたが、それが見所とは情けない・・・。
それ以上に前回の「マジレンジャー THE MOVIE・・・」における最大の面白要因を決定づけたエンディング曲にあわせて敵味方入り乱れてのダンスは、ないどころかエンディング自体がなくて性急に終わった感じがしてならない。
だからTV版開始当初に、「あのエンディングはいかがなものか?」って言ったでしょ!!


★★1/2
ここ最近TVは面白くなってきてます。

「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」 ルーカス魂

2006年08月14日 | 映画
一部で新時代の「スター・ウォーズ」と呼ばれているようですが、確かにそうですな~。
去年完結した「エピゾード」シリーズ3作よりは「スター・ウォーズ」感度は、はるかに高いです。
というか、パクリでもアレンジを加えれば十分新しいものになったということかも。
ルーカスのさびれ具合が、ますます浮きぼりになるシリーズ作品やったわけだ。

「デッドマンズ・チェスト」の、キャプテン・スパロウが原住民の長におさまってるシーンは、「ジェダイの復讐」で、イウォークに崇められるC3P-Oだし、
ハンマーヘッド、腹ウツボ、ヤドカリなどなど、ディビィ・ジョーンズの部下たちのキャラ立ちぶりは、「帝国の逆襲」のバウンティ・ハンターたちみたいだし、
ディビィ・ジョーンズが居眠りしてるとこで鍵を盗むシーンは、「ジェダイの復讐」でジャバが居眠りしてるとこにそっくりだし、
結婚の約束をしてるはずの、ウィル・ターナーが、エリザベス・スワンとキャプテン・スパロウのキスを見て、身悶えする所は、ハン・ソロがルークとレイアのキスを見て「ボクなんて・・・」といじけるシーンが、今後展開されるんではないかという予想が成り立つ。
ラストのクラーケンに飲み込まれるとこは、「ジェダイの復讐」であのボバ・フェットを食べたサーラックにこれまたそっくりだけど、カーボンフリーズされたハン・ソロじゃなくて、食べられたんだから、まさか噛まれてないからセーフなんてことはないよね。
クジラの中で戦う「ピノキオ」なんて子供だましはやめてね。
じゃぁ、きっと「スタートレック」でスポックを甦らした手を使うんじゃなかろうか?

それに加えてルーカスのもう一つのドル箱シリーズ「インディ・ジョーンズ」シリーズからもいただいている。
吊橋アクションは「インディ」シリーズの基本。
逃げてきたら、大量の原住民が追っかけてきてた→「レイダース」。
巨大な丸いのがコロコロ→「レイダース」。
キモイのいっぱい→ムシがいっぱいの「インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説」。
そもそも、ディビィ・ジョーンズという名前自体が、インディ・ジョーンズやん!
インディ・ジョーンズは考古学者でありながら遺跡の発掘=宝探しの人とするなら、それは海賊のもう一つの職業でもあるわけだ。
まぁ似るのも必然か。

海賊映画はヒットしないというジンクスを覆した「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズですが、こと日本に限っては、少年ジャンプで「ドラゴンボール」以来最大級のヒットとなった「ONE PIECE」のおかげで、海賊モノに対する素地と飢餓感はあったと思う。
「ONE PIECE」なんて関係のないアメリカで、「スター・ウォーズ」と「インディ・ジョーンズ」に似た映画がヒットしないわけないですね。
1作目からその感じがあったかどうか、実は1作目を見てないからわかりません。
ちなみに「デッドマンズ・チェスト」は、「ONE PIECE」より先に連載が始まったものの連載誌が少年チャンピォンだったことから、あまり日の目を浴びる事のなかった海賊漫画「フルアヘッド!・ココ」に似てました。


★★★

「神の左手 悪魔の右手」 ノリノリのトモロヲ

2006年08月10日 | 映画
楳図かずおが、どんなに否定しようと5つのエピソードからなる「神の左手、悪魔の右手」の「錆びたハサミ」は、「エルム街の悪夢」に似すぎているので、いくら金子監督でも、その映画化をためらったのはしかたない。
目からハサミがズバッ!ていうの見たかったけど。
で結局、「黒い絵本」というわりとありがちな話をベースに映画化したけど、男の子に興味のない金子監督は、主人公を女子高生にし、前田愛の役を大きくふくらませたり、殺されたり、ひどい目にあったりする人を軒並み少女に変更。
いつも通り好き放題。
でもあらためて、漫画を読んだら、結構忠実に作ってた。
話だけでなく、キャスティングも。
お父さん役の田口トモロヲなんて、ホントそっくり!
「プロジェクトX」終了で、なんの制約もなくなった鬼気迫る演技は、娘役の清水萌々子をマジで怖がらせてたんと違う?
冒頭で巨大フックに吊るされる12歳の巨乳アイドル紗綾も、イタリアンホラーっぽい雰囲気の犠牲者でいい感じでした。
演技はアレでしたけど。
主人公の渋谷飛鳥が止め絵で決まるとこは、一瞬楳図マンガのキャラっぽく見えたけど、漫画の方では主人公の少年が「我が左の手は…」と紋切り型の口上をフリ付きで述べるとこは、アホにしか見えませんでした。
あっ、那須映画っぽいとこをあえて演出したんやね。

スプラッターには興味がないとおっしゃる金子監督。
少女に囲まれ演技をつけるのは、楽しかったことでしょうから、女子学園ホラーに挑戦してみてはいかがか?
楳図作品以外で。


★★
この映画を上映してた天六ユウラク座。
シネコンを筆頭に観客にとって鑑賞しやすい上映環境が改善される映画館の中にあって、いまだに昔ながらを貫く。
地下のポルノ劇場と同じ入り口。
もぎりは、TVを見てるか雑誌を読んでる最中のオバちゃん。
トイレは、アンモニア臭がキツく、自販機のブーンという機械音が以上にウルサイ。
館内のイスは座り心地が悪く、ゴキブリやネズミが走り回っていてもおかしくない。
恐ろしいことに、こんな映画館でも初日の舞台挨拶があったそうな。
楳図先生、汚くてすみませ~ん~!

「日本沈没」 40歳の特撮男

2006年08月07日 | 映画
あの黒澤明監督が、女性を描くのがヘタというのは有名な話だが、特撮が女性の100倍好きだというオタク監督は、全く女性に興味がないんではないかというくらいの名シーンを描ききりました!!
あの柴咲コウに「抱いて」と言わせといて(このセリフ自体もトンデモないが)、
草なぎ剛 「いや、あの~、ちょっと・・・」って、お前はEDか!もしくはいつまで「いいひと」ぶってんだよ!!
中学生以下男子がたま~に「カッコイイ男って、こういう風な態度とるもんやで!」と見当違いな“男”像を、いまだに夢想する40男の監督。
彼は、今回もカッコイイ構図や特撮シーンを撮ることで絶頂を迎えました。

今まさに火の海に囲まれんとする男と少女。
ターザンのごとくヘリから救出するレスキュー隊員(柴咲コウが、レスキュー練習中に落下するシーンは、フジテレビの菊間アナへのオマージュ)。
このシーンで、真面目に見るのは止めとけというサインを冒頭にだしてくれたことで、覚悟ができました。
特に石坂浩二の首相が搭乗する飛行機が阿蘇山の噴火に巻き込まれるシーンは、ジュニアチャンピォンコースかジャガーバックスなんかのおどろおどろしい挿絵を実写化したみたいなイイ構図でした。
その後の、いつ終わるんだと誰も楽しみにしていない「美味しんぼ」の日本全県味巡りのごとく、熊本なら城、奈良は大仏、京都は清水寺、大阪は道頓堀のグリコで小樽はレンガ倉庫、東京は国会議事堂や六本木ヒルズなどを破壊していく。
こうなったら「沈黙の艦隊」で海江田艦長が国連で加盟国・地域を日の昇る順番に言いいだして、読んでる方を「おい、おいほんまに全部言っていくんかよ~!何ページ使うねん!」と思わせたように、各県のお国自慢を破壊していったらよかったのに~。
地図ブームだしね!
この映画に登場してこなかった県の人は、寂しい思いで見てたんじゃないかな?

SFXは、神谷誠。
「ガメラ」と、「ゴジラ・モスラ・キングギドラ」、「CUTIE HONEY キューティーハニー」と、ず~っと当たりの人。
脚本は、加藤正人。
調べると評価の高い「雪に願うこと」の脚本もこの人。
もっと調べると森田水絵の「愛奴人形」の脚本やん!
世話になっとったわ!!

いつでも泣けるというか「演技に入っていけば、自然に泣けるじゃないですか」っぽいことを関西ローカル番組のインタビューで答えた天才少女福田麻由子には、すでに“ナマイキッズ”のオーラが漂います。
「ガメラ3」の前田愛が看護婦姿で登場するのを見つけ、福田麻由子はこんな風に健やかに成長せんやろな~とあらためて思いました。
お楽しみキャスティングでは、泣き叫びなげら幼子を抱きしめる母親(木村多江)を尻目に、金網の向こうでゆっくりと避難するヒルズ族?の夫妻を庵野&安野夫妻が憎まれやすい風貌で飄々と演じているのが2カットもあり、メカニックデザインなる部署も担当されたようで、あいあかわらず樋口監督との友情の深さを感じさせます(庵野監督にもなにか撮らせたれ!)。

それにしても“メガリス”って怪獣の名前みたい。
このまま東宝と蜜月関係を保ちながら、次の復活「ゴジラ」でも撮らせてもらったら~。


★★
東京大学地震研究所「日本沈没」と地球科学に関するQ&Aコーナーというのがあって、「どうして(映画が)こんなにおもしろくないのですか?」という質問がありました。
期間限定のコーナーなんで、どういった回答がされたかは、お早めにチェックを!

「M:i:III」 JJってどんな人?

2006年08月02日 | 映画
前作から6年も経ってしもたら、あのテーマ曲聞いても、「あ~、みのもんたの『愛の貧乏大作戦』またやるんか~」と思ってしまうほど、久しぶり。
このミッション・インポッシブルじゃなかった「M:i:」シリーズは、国際通貨基金じゃなかったIMFで働く、プライベートもスパイ活動中もイーサン・ハントと呼ばれてる人が、ヒモからぶら~んと吊るされるアクションシーンと上映時間の3/4トム・クルーズが映っていれば、どんな内容でも好き勝手に撮っていいアクション映画のシリーズである。

でも1作目、2作目ともにトムのというより、デ・パルマのとかジョン・ウーのアクション臭がキツかったので、今回、監督に選んだのはJ.J.エイブラムスというTV畑では有名なお人。
彼の作品って見たことがないから、どの辺が彼の真骨頂なんかわからんが、とりあえず、いろんな映画の面白いところどりをしてて、ロジャー・ムーアのアクションシーンや仕掛けがエスカレートしていた頃の007映画っぽく娯楽重視になってるのが好感が持てる。
特にバチカン潜入のチームアクションのとこは、「ルパン三世 カリオストロの城」のカリオストロ公国潜入シーンを実写化した感があって面白かったです。
それぞれが特性をいかして侵入&ミッション。
もちろん不二子担当のマギーQ(「トウルー・ライズ」のティア・カレルに対するオマージュ)はお色気で。
ルパンお得意の変装も、実写ではこうするんか~と納得のデキです。
車に開けた穴からマンホールっていうのも、実に「ルパン」っぽい。
バチカン市国がハイテクで警備されているところも、カリオストロ公国っぽい。
あと「ダヴィンチ・コード」で物足りなかった美術品もこっちの方が、よ~け映ってるんとちゃう?
また全編、ジャッキー・チェン映画じゃないのと思うほどジャッキー印のアクションが取り入れられてる。
でもいくらノンスタントでがんばったらしいと聞いても、トムだからCGで顔だけ変えてるんでしょとか、爆風で横に吹っ飛ばされて車にドンっていう所も、素晴らしい裏方たちの仕事だと思ってしまうから、スターって損だね~。
次から、ジャッキー同様、こんだけ頑張ったシーンだから角度を変えて2度3度どうぞとか、ラスト・クレジットでケガしたとことか見せると、トムだから嫌味に見えるか。

1作目、2作目では敵役が誰だかはっきりしないほどの印象だったが、今回は「ゲイ映画」ばっかりでてる気がする「紅の豚」によく似たフィリップ・シーモア・ホフマン。
彼でいいのか?という気がしないでもなかったが、「マグノリア」でアカデミー賞有力候補になったのに受賞できなかったトムが、その時共演者でしかなかったシーモア・ホフマンが今年あっさり受賞したことで、ヒステリックなまでに苛めるシーンがあったり、
変装マスクでアカデミー賞ウィナーにトムでもなれる!でもあそこのシーンを演じていたのはシーモア・ホフマンっていうのは自虐ネタ?
その後苛められ返すものの、こんな死に方でいいの?というほど敵役の大見せ場であるはずのとこを、あっさりと愛情のない殺し方をするのは、トムより目立つこと許すまじなんか。
と、ここまで書いといてなんですが、アカデミー受賞後に撮ったとは思えないので、こういうところのトムの運のツキ方は、さすがなにをやっても上手いこといく人は、違うな~。
そういえば、ワールドカップ決勝戦で、よもや読唇術のすごさを目の当りにした直後に、また読唇術を駆使するとこがあるなんて、やっぱりこの人ツキまくってる!
でもね~、ラスト、いかんわ~。納得いかんわ~。
死んでから、甦る?
あんなんえ~の?
映画は何をやってもえ~の?
猪木だったらなにをしてもいいのか!
トムはなにをしてもいいの!!
と、思ってよくよく調べると、J.J.さんって、冷凍保存していたメル・ギブソンが甦る「フォーエヴァー・ヤング」とか、全てにおいてトンデモない「アルマゲドン」の脚本家さんだったのね。
納得!


★★★