『パパ、だ~いスキ』と言われたパパの映画日記

こどもが二人とも小学生になったけど、「パパだ~いスキ!」と言われてる間は、タイトルを変えませんが。

「ヒストリー・オブ・バイオレンス」 これもアメコミ

2006年04月30日 | 映画
TVドラマ「デスパレートな妻たち」でも、こんな話あったな~。
アメリカの郊外や田舎町では、「あそこのお父さんって、実は・・・・」みたいなうわさ話が、よくあったりするかもしれない。
が、ヒストリー・オブ・バイオレンス(暴力事件の履歴)の欠片もない私は、割と他人事として見終えました。
はじめは、ヴィゴ=自分だったんだけどね~。

まず、中年夫婦がちょっと別の刺激をということで、ヨメさんマリア・ベロが、チアのコスプレをして夫ヴィゴ・モーテンセンにせまってくるシーン。
私、元来のチア好きもあって、「金髪やったら年食っててもチア姿、似合うなぁ~」と、ヴィゴ同様、ちょっと興奮したのですが、ここはどうやら、情けなく侘しいシーンとして描かれたらしい。
大竹しのぶの「GONIN2」や、泉ピン子の「ちょっと待って、神様」、といった超おぞましい、“ヒストリー・オブ・日本のおばさん女優による制服コスプレ”を見てきたから十分、マリア・ベロ、イケてたけどな~。

ヴィゴが、自分の店の前に捨てられた空きビンをさりげなく片付けるシーンは、私同様日々を大事に送る小市民生活を楽しんでいる気分がうかがえて、ますます同化。
家の前の掃除は両隣の家の玄関までしとこっと。

「外野フライは、後ろにそらさんときよ」のアドバイスどうり、後ろに守ってたら、たまたまキャッチの「がんばれベアーズ」でおなじみシーンは、その後筋肉バカからインネンつけられる。
私も文科系やった。。。

そして、カワイイムスメ。

ヴィゴ一家に同化するには十分すぎる!

ところが殺人マシーンとしての過去が徐々に暴かれていくたび、この人、私と違~う!
となりました。

でも、ラストのシチュエーションが、ウチでもよくある~夫婦喧嘩の最中、子供がおろおろして雰囲気を察して大泣きして、結局うやむやのうちに終わってしまたけど、根本的な解決に至ってないから、また喧嘩をしている~というのを思わせるもので、ヨメはんは、白旗あげてないよって感じで、しばらくは偽りの仮面夫婦生活か~、ヴィゴ、かわいそう~とやっぱり同化。
どっちやねん!


愛する人がTVの中におっても愛せますか「ヴィデオドローム」
愛する人が植物人間でも、ずっと愛せますか「デッドゾーン」
愛する人が怪物でも、ずっと愛せますか「ザ・フライ」
愛する人が二個一でも愛せますか「戦慄の絆」
愛する人がオカマでも愛せますか「Mバタフライ」
そして今作が、愛する人がかつて殺人マシーンであっても愛せますか。
愛する人の内臓までも愛せますかといった作品もあったけど、なんやったか忘れました。
以上、ヒストリー・オブ・クローネンバーグでした。


★★

天皇賞 予想

2006年04月29日 | 競馬
ディープインパクトと何を買うかですが、前回、有馬記念は穴狙いのみで失敗。
今回は、穴1点と普通の馬券1点、選びます。
シルクフェイマスと、アイポッパー。
特にデータの裏づけなどはありません。
強いて言えば、古馬G1で2着したからという理由くらいです。
本当はトウカイ2騎が同枠に入ったのが一番気になるんですが、エルコンドルパサー産駒と、トウカイテイオー産駒がG1の2着にくることがイメージできません。



「トム・ヤム・クン!」 ムエタイ・象・オカマ!

2006年04月28日 | 映画
タイの三大名物。
当初、象のところが売春の予定だったらしいです。

「マッハ!」に乗り遅れてしまったので、初トニー・ジャー。
単純なはずのストーリーが、途中でうつらうつらしたこともあって、よくわからなかったので、アクションシーンが堪能できませんでした。
アクションだけ別物扱いで見れればいいのですが、もうできなくなっています。
ジャッキーならできるクセに・・・。
やはり青い頃の映画体験というものは原体験として残りますね~。
最近格闘技映画を立て続けに見て、自分が「ジャッキー原理主義」であることに気づきました。

で、トニー・ジャーは、ブルース・リー+ジャッキー・チェンなお人。
どっちのラインに流れるかは、まだ考え中って感じ。
でも正統な後継者的映画で、今の中学男子、こんなの見て燃えるんやろなぁ~、ということは、よくわかる。
格闘ゲームでその動きとかパクられるの間違いなしだもん。

飛距離のある飛びヒザ蹴りは、この人のオリジナルで、爽快感が高いアクションシーン。
何回もでるけど。
ワイヤーは使ってないけど、踏み切り板は使ってるんとちゃう?なんて思ってしまう。
「007」ライクなボートチェイス、
「プロジェクトA」の洋館みたいなとこでの、ノンストップバトル、
「死亡遊戯」みたいな異種格闘技戦連戦と、
見所は確かにたっぷりあるが、ハーモニーが感じられなかった。
VSカポエラ戦士を除いては。
あそこはよかった。
ジャッキーなら「スパルタンX」での対ベニー・ユキーデ戦、ブルース・リーなら「ドラゴンへの道」の対チャック・ノリス戦みたいな名勝負感あふれてた。

つい先日、親子遠足で動物園に行ったので、象を見たら、青臭いうんこの匂いをもれなく思い出しました。


★1/2

「SPIRIT スピリット」 猪木は「サウンド・オブ・サンダー」のCMをやってる場合ではない!

2006年04月24日 | 映画
世界で一番の異種格闘技好きの国、ニッポン。

史上初の異種格闘技戦を戦ったという霍元甲(フォ・ユエンジア)。
マンガ知識ですみませんが、史上初の異種格闘技戦をしたのは、コンデ・コマ(前田光世)だと思っていました。
日本で異種格闘技戦を有名にしたのはアントニオ猪木ですが、この映画で見せた試合形式のいろいろが、すでに猪木がやってきてたことに驚きました。
異種格闘技戦(さすがに、フェンシングとは戦いませんでしたが)。
4対1のハンディキャップマッチ(アニマル浜口、ラッシャー木村、寺西勇VS猪木)。
面倒だから、誓約書書いたもんはみんな戦ってやる~(バトルロイヤル?)。
高所に設けたリングでの戦いまでも、WWFかWCWの試合でやってた気がする。
猪木よ、「サウンド・オブ・サンダー」のダジャレCMなんか出てんと、こっち宣伝せんかい!
あっ、あの人は小猪木でしたか。
春一番じゃなかったんですね。


ラスボス扱いの中村獅童のキャラが、日本人好みの浪花節ファイターだったことは、大正解。
あんなお方、ロサンゼルスオリンピックの柔道山下金メダルの時の、モハメド・ラシュワン以来お目にかかったことがない!
冒頭の流れと人相から、こいつ、とんでもない悪いヤツやろ、と思ってたのに、試合前に、お茶をお誘いした時の、おちょぼ口から発せられる、あのかわいらしい中国語の声!
中村獅童の二面性に、「隣人13号」、ひとりでも、できたんと違う?と思いました。

「チャッキー」に嫁はんを見つけ、「フレディ」と「ジェイソン」を戦わせ、思いもつかんことを映画で実現してきたロニー・ユー監督。
なんとか、時代がぎりぎりリンクしてるリー・リンチェイの当たり役黄飛鴻(ウォン・フェイフォン)と、この霍元甲、戦わしたりできないかな~?



★★1/2

「ナルニア国物語 第1章 ライオンと魔女」 疎開してた意味あんの?

2006年04月20日 | 映画
「ハリー・ポッター」や「ロード・オブ・ザ・リング」、「レモニー・スニケット」みたいなのを想像していただけに、いきなりナチスドイツによるロンドン空襲から始まるのには驚きました。
そして、兄弟たちが疎開している点にも。
ここが、後で、なにかの伏線になるに違いない。
それこそが、先の一連のファンタジー作品との違いであり、この映画の製作意図なんだろうと、目を凝らしていました。
次男が指揮する鷲の空中戦なんか、「あっ、ボク、ドイツの空軍と同じことしてる!」と、戦争というものに憂うでもなく、
なんでも治す薬を持ってる末娘に、死んだものには効かないんだよ、現実ではリセットなんて効かないんだよと思わすのかと思ったら、魔女の翻訳ミスであっさり甦ってしまうし、
ワシは引退するから、この国は4兄弟で頼むわと言い残したライオン、京都のカバン屋一澤帆布みたいな兄弟ゲンカを見るにつけ、やっぱり遺産分与は、もめるの~と思わすのかと思ったら、その後仲良く乗馬してるし・・・。
教訓めいたことは一切ありませんで、さすがディズニー、子供至上主義の万能感たっぷりです。
その後の4兄弟も、ナルニアでの出来事が、現実での疎開生活に活かされたことってあるのかなぁ~。
なんか、「あ~面白かった。また時々、イジワルばあさんの目を盗んで、洋服箪笥に入ろうぜ~」って言ってるんじゃない?
子供が見たいと言うなら見せるけど、こちらから積極的に働きかけて見せたいと思う映画ではないな~。

「ロード・オブ・ザ・リング」と同じWETAが創り出したクリチャーも既視感バリバリで、ロック様に似てるケンタウロスが前傾姿勢になって疾走するところだけが、私にとって唯一の見どころでした。
火の鳥はちょっと笑けましたね。
だって、火のついた弓矢で飛んでる鳥を燃やして、敵に突っ込ますんですよ!
自殺爆弾テロを思い出します。
手塚先生とは、えらい違いや!
サイクロプスとかミノタウロスとか、よくできてるなぁ~と思うけど、ハリーハウゼンの作ってきたものの方がチープだけど味わい深くてよかった。

最近、吹き替えのキャスティングを話題にする戦略が目立ってますが、一番目立ってたのは、「ガンダム」のシャア池田秀一のキツネでした。


★★


「THE MYTH 神話」 ボウケン・ジャ(ッキ)ー

2006年04月16日 | 映画
「みす しんわ」。
ミス花子やミス・ワカナじゃないんだから、もっと、タイトル考えてくれよ~。
「龍少爺」を「ドラゴン・ロード」に、
「快餐車」を「スパルタンX」に、
「龍兄虎弟」を「サンダーアーム」に、
ジャッキー映画以外でも
「THE RETURN OF THE LIVING DEAD」を「バタリアン」に(これは、オバタリアンという流行語にまで派生した)、
「疆屍先生」を「霊幻道士」に(これは、キョンシーという名前まで生んだ)、
「FIRST BLOOD」を「ランボー」に(これはスタローンからお誉めの言葉までいただいた)、
日本語タイトル付けの神様、東宝東和配給なら、ステキな邦題考えてくれてただろうに・・・。

さて、この韓国の人気アーティスト「神話 SHINHWA」じゃなかった、「THE MYTH 神話」は、ジャッキー・チェンの武侠映画というより、古装片。
プラス世はまさにボウケンブーム(日曜の朝7時半だけ)であることを先取りしたかのような、ストーリーときたら、「プロジェクトX」シリーズ、「香港国際警察」シリーズに続く人気シリーズ「サンダーアーム」「プロジェクト・イーグル」の“アジアの鷹”モノの亜種と思って差し支えないだろう。

そんで、あいかわらずジャッキー・チェンのオレオレ満載。
インドの老僧から「若者よ」と言わせてみたり(肉体は説得力があるが、シワは隠せない!)、
インド美人に、好意を持たれたり(「スパルタンX」のローラ・フォルネルを思わせるわかりやすい美人!)、
王妃に身分を越えてまで好意を抱かせる役だったり、
自分の主題歌を聞かせたり(毎度の事だが・・・)、
でも、それらがぜ~んぜん腹立たないのは、それがジャッキー・チェンだから。
インド美人に、アレ~とクルクル帯びときサービスなんて、ジャッキー以外やってくれないよ。
あんな勝負パンツ履いてる人なんて、ジャッキー以外おらんわ!
ゼッタイ手をつけてはいけない女子とのシチュエーションなんて、瀕死のジャッキーに水を飲ませようと口づけで飲まし、さらに、冷え切った体を暖めるのに、王妃が裸になりジャッキーの体に・・・って、こんなん、いまどき、あだち“永遠の中坊”充作品以外では見られないって!
ちなみに、ここで王妃のキム・ヒソンの胸のお召し物がはだける一瞬のきりかえしは、「七福星」で、盲目役のロザムンド・クワンがトイレで用をたしている時に、扉を開けられた時同様のハッとするシーンでした。
ジャッキーは50歳を超えても、自らのメイン観客は中学生と想定しているようだ。

しかし、ジャッキー映画は前作「香港国際警察 NEW POLICE STORY」同様、変わってきている。
なにより脚本がジャッキー映画にしては、かなりマシだ。
ボクのアクションだけ見てりゃ満足でしょ!っと言うわけにはいかなくなってきてるもんな~。
実は映画マニアのジャッキー、「ルパン三世 ルパン対複製人間」で五右衛門が斬った悪者目線を実写化したかのような、首ちょんぱ目線なんてテクも見せてくれる。
そしてこれまで日本のマーケットを意識してきたキャスティングが、韓国を意識したものになったのは、これはちょっと寂しい・・・。
韓国ウォン買いかな?


★★★(「香港国際警察 NEW POLICE STORY」と同じですが、こっちの方がだいぶ上です)




皐月賞 予想

2006年04月14日 | 競馬
過去10年の連対馬の共通データ。
●前走2ケタ着順からの巻き返しはなし。20頭中全頭。
ダイアモンドヘッド、トウショウシロッコが切れました。
●着外が2回以上あるとダメ。20頭中19頭(オースミブライトのみ該当)。
ディープエアー、ニシノアンサーが切れました。
なんか、人気薄から切れていくな~。
●デビュー2戦以内に初勝利。20頭中19頭データなんだけど、それがテイエムオペラオーだからたまらんよな。
本来、ここで、ドリームパスポート、キャプテンベガ、メイショウサムソン、ゴウゴウキリシマ、サクラメガワンダー、インテレットとごっそり削れるんだけど、よくよく調べてみると、11年前のタヤスツヨシ、12年前のサクラスーパーオーなんかも該当するから、気にしなくてもよさそう。

こうなると選びようがないから、あの人に頼もう~。
杉本さ~ん、予想はなんですか?

◎ 5.メイショウサムソン
○ 1.フサイチリシャール
▲ 6.フサイチジャンク
△ 4.キャプテンベガ
△ 12.サクラメガワンダー
△ 15.アドマイヤムーン

うわ~、買いたいところついてきてる!
逆に思い切って切れるからええわ。
アドマイヤムーンを軸にしよう。

それととっておきのデータ。
若葉ステークス2番人気の馬はクラシックで好走する!
阪神開催に変わってからのそれは、
アグネスフライト・・・・ダービー優勝
ダンシングカラー・・・・ダービー3着
ノーリーズン・・・・・・皐月賞優勝
ラントゥザフリーズ・・・皐月賞4着
ハーツクライ・・・・・・ダービー2着
シックスセンス・・・・・皐月賞2着
どうです。すごいでしょ。
馬券対象にならなかった、ラントゥザフリーズの年は優勝したのが牝馬のアドマイヤグルーブだった。
今年の2番人気馬キャプテンベガは、今回ダメでもダービーでもう一度狙ってみようと思う。

結論
◎ 15.アドマイヤムーン
○ 4.キャプテンベガ
▲ 5.メイショウサムソン

「映画 クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶブリブリ3分ポッキリ大進撃」 育児ママ必見シーンあり!

2006年04月10日 | 映画
映画の「クレヨンしんちゃん」が面白い!というのは、心ある映画ファンのあいだでは、周知の事実だが、私も「映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」をすすめられて、そのクォリティの高さに驚き、ちょうど公開中だった「映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」を慌てて映画館に見に行き、2002年のベスト1映画を見逃すことなく大画面鑑賞できて感謝したものだった。

けど近2作は、それまでの原恵一監督から、水島努監督に変わって、アクション路線となり、好みと違うくなり、ちょいとガッカリしたもんだ。
今回のムトウユージ監督に変わった「映画 クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶブリブリ3分ポッキリ大進撃」はどうか?

見事、好みの路線に回帰しましたよ~~!

今回のネタは「映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」の“20世紀博”で、ひろしとみさえが夢中になったアトラクションを、ブローアップした感じで、そうなると当然「Mrインクレディブル」も入ってくるわな。
今回も、しんちゃんに正論を吐かれて、涙し、
また、部長に怒鳴られ、いつも背中を丸めて帰ってくるひろしも、
ここぞという時は、しっかり子供に見せるべき姿を見せては涙し、
しかし、今回最大の見所は、いつにも増して出番の多い、みさえです!

毎度おなじみ粘土アニメオープニング直後の、
みさえの朝のしたく風景シーンはスゴイです~!
育児ブログのママ、特に幼稚園児持ちは、大爆笑&涙でしょうよ。
みさえ同様忙しいので、映画館に行く暇なんてないでしょうから、おそらく来年この時期にやるであろうTV放送は、どんなに忙しくても最初の30分だけは見てくださ~い!!

覚えといてね~!


全体的に小品でであることは否めない。
それを感じさせるのが、18体も出てくる怪獣のデザインで、トホホ感とこれだけの裏設定があるくらいなら、思い切ってサバンナ八木にスーパーバイザーとして参加さしてあげてほしかったなぁ~・・・。
ギター侍だけは、気合の入った作画でした。

この記事は2005年4月20日に書いたものです。

桜花賞 予想

2006年04月08日 | 競馬
テイエムプリキュアがチューリップ賞4着にきた事で、1頭軸が決まりました。
2003年 シーイズトウショウ 桜花賞2着
1999年 プリモディーネ   桜花賞1着
1998年 ファレノプシス   桜花賞1着
チューリップ賞4着で出走できた馬は連対中。

相手はもちろん、新しくなった「プリキュア」シリーズ「スプラッシュ・スター」のSSから、サンデーサイレンス産駒の馬、アドマイヤキッスとフサイチパンドラ。
これ、単賞1~3番人気で、しかも杉本清の買い目と同じやん!買うなという事ですな~~。
それなら、「スプラッシュ・スター」からラッシュライフという手もありますが、もうひとつ、ここず~~っと、4,7,8枠が連がらみしているという強力データがあるんではずれちゃいます。
そうなると、4枠に入ったアドマイヤキッス、8枠に入ったフサイチパンドラがまた浮上。
風邪ひいて体調良くないので、今回は、見るだけにしときます。

 

「風のハルカ」 見事に完結!

2006年04月05日 | TV
さすが、現在女性脚本家で最高と言われている大森美香!
ラスト週も実にうまくまとめあげ、「新しい家族のカタチ」を提示してみせきった。
いつも最初だけ面白いが、ラストに近くなるに連れ都合のいい展開が目にあまるNHK朝ドラなのに、画期的に面白かった。
いろいろ制約のあろう中で、本当にがんばった!
今後の彼女の作品が楽しみな事この上ない。

ところで、このドラマの一番面白かったエピソードはどこやったかというと、やっぱりハルカの妹、アスカ(黒川芽以)の妊娠&相手探しであろう。
ちょうどこの頃アニメ「練馬大根ブラザーズ」で、いとこ同士は結婚できると口をすっぱくするほど言ってたので、相手は従兄弟(中村友也)に間違いないと思ってた。
で、種明かしのシーン、こん時彼はここに、そんでこん時はここでというやつは、小学校の担任(近藤公園)なのに、オイっていうツッコミを抑えるのに充分なイイシーンでした。ちなみに、彼の演じたお父さん像は、なかなか素晴らしいもんがありました。

黒川芽以はこの頃を境に、ドラマ内で輝きを放ち始めたな~。
朝ドラ、最近では主人公の女優より、脇に出てた女優の方が大成するというジンクスがあります。
高野志穂が主人公の「さくら」では、長澤まさみ、
宮地真緒が主人公の「まんてん」では、谷村美月、
中越典子が主人公の「こころ」では、黒川智花、
石原さとみが主人公の「てるてる家族」では、上野樹里(ここはまだ五分五分か)、
藤澤恵麻が主人公の「天花」は、見てない。
原田夏希が主人公の「わかば」では、山内明日が、
後に主人公を食いました。
これは、オーディションシステムの弊害かもしれません。
で、今回の「風のハルカ」主人公村川絵梨はどうかというと、実に主人公らしい主人公であったと思います。
あんまり出演経験がない女優だけに、ドラマと共に女優自身が成長していってるさまが、うかがえました。
これは、オーディションシステムの良い所。
このシステム、今回の宮崎あおいの「純情きらり」からなくなってるんだよね~。


いつだすんだと「あたしんち」ファンがやきもきした最強大分弁の「ちちまわす」を最後までとっておいたところも大森美香のもちネタの豊富さが伺えました。
ラスト1コマの大分名物も全話貫き通したもんな~。
恐るべし、大分!