『パパ、だ~いスキ』と言われたパパの映画日記

こどもが二人とも小学生になったけど、「パパだ~いスキ!」と言われてる間は、タイトルを変えませんが。

「DOA/デッド・オア・アライブ」 客、男ばっかり!

2007年02月28日 | 映画
ジャッキー・チェン(バリー・ウォンかも)が、『シティ・ハンター』の1シーンで見せた、格闘ゲーム「ストリートファイターⅡ」を映像化してから13年、ついにその時が来ました!
でも、もうゲーム熱とっくに冷めちゃったよ!
そのかわり『チャーリーズ・エンジェル』みたいな映画、待望してたよ!!

いきなり石狩山脈というアホテロップ(石狩山脈で検索をかけると、半分以上はDOAがらみ!)。
そこには、中国故宮風の建物があって、庭の巨大な赤い鳥居のミスマッチは、格闘ゲームにありがちな背景で製作者のゲームLoveな姿勢がうかがえます!
住んでるのは忍者で、もちろん英語しゃべっとる!
デヴォン青木は、一人ドリュー・バリモア&ルーシー・リューって感じです。
さらに西洋人の顔したくの一もいて、髪の色が紫!
いまだにアメリカの“忍者”に対する認識って、ショー・コスギのニンジャ映画の頃と変わっとらんやんか!
壁からジャンプしたら、そこは断崖絶壁超高所、『チャリ・エン』ちっくなスカイダイブシーンになりました~!!
このツカミで、「この映画、大丈夫」と確信しましたよ!
だって、この後、同じ調子で、女子レスラーと女盗賊のパツキンファイターの紹介するんだもん。
着替えしながらドンパチするとこは、中村俊輔のリフティングしながら着替えるCM(元ネタはロナウジーニョ)より、何度も見たいと思いました。
女子レスラーのお父さん役には、『ロンゲストヤード』に続いての映画出演となる本物レスラー、ケビン・ナッシュが出てました。
でもこの二人は、二人足してキャメロン・デイアス一人分ってとこでしたわ。

まぁ、実際めちゃ面白かったんはここまで(約15分)。
あとは、元がいかんせん格闘技ゲームだから、ストーリーがヘロヘロです。
しかも、期待のあアクションシーンがやっぱり格闘技ゲームが元ネタなもんで、基本的に格闘オンリーのワンパターン。
こんなとこまで、忠実に再現せんでもいいのに!
ケイン・コスギのアドバイスがあったのか「SASUKE」っぽいことしたり、ビーチバレーしたりすんのは、え~のにね~。
あっ、このビーチバレーは、ゲーム版「DOA」に、めちゃ忠実でしたね!
“乳揺れ”なくして忠実とは言えないんかもしれんけど。
マンガの映画化より、ゲームの、特に格闘ゲームを映画化するのはまだまだ難しいんやね。
めげんと、この映画に続いてほしいとは、切に思います!
それも、日本のグラビアアイドル軍団で。
三池監督とかにやってほしいんだけど、『龍が如く』が成功したらやってくれんかな~。
『ときめきメモリアル』の失敗を10年引きずった東映映画。
あかんかったら、また10年かかるんやろな~。


★★1/2

「墨攻」 ツルッパゲじゃないのか・・・

2007年02月22日 | 映画
原作漫画大好きなんで、アンディ・ラウがハゲ頭でないのが、いやそもそも主人公:革離が男前の人にキャスティングされてることがアウトやったんかもしれません。
だるまさんに似た漫画版革離(香港俳優でいえば『悪漢探偵』のカール・マックが近いかも)が、ブ男でありながらも人望や賢さでモテて行く様は、男ってこうあるべきやな~と随分参考にさせてもらいました(嘘です)。
ファン・ビンビン演じるカワイコちゃんが、アンディ・ラウなら一目惚れ、カール・マックなら内面に惚れたって感じするでしょ!

漫画は全11巻。
おなじみの始皇帝が出てくる後半でもうひと盛り上がりあるんですが、『あずみ』が映画化された時と同じようにキリのいいとこの4巻目で終わらせてます。
『あずみ』のように『2』が作られるといいんですけど、池上遼一の三国志漫画『覇-LORD-』に通じる、日本人が大喜びするエピローグは変えんとってほしいですわ!

漫画4巻分といえば、130分でちょうどいい感じなんですが、戦略・知略を生かした戦いが、基本的に漫画に忠実すぎるほど忠実なんで、「お~!墨家にはこんな戦い方もあったんか!さすが本場で作られただけあって墨家の研究は最先端やね!」と新しい戦い方をいくつか発表してほしかったです。
城砦戦の攻防が、『始皇帝暗殺』よりかなり進歩した感じでしたわ。
やっぱりハリウッドの古代戦記モノブームとか、『LOTR』とかのファンタジー戦争モノがあったから参考になったんかな~。
あと、脇キャラなんて、弓使いの人以外は、キャラ立ちさせる前に死んでいってますやん・・・。
あ~もったいない。
もったいない。
漫画版冒頭の川渡り(蟻の門渡りではない)も、ぜひとも映像化してほしい名シーンなのになかったな~。
この漫画のファン東野幸冶も不満でしょうな~。


★★1/2(思い入れが強すぎました)

「ディパーテッド」 続編はエド・ハリス(Ed Harris)希望

2007年02月19日 | 映画
「歳の差なんて関係ない
 この世で一番
 話の合う人に
 出会ってしまった」
『市川崑物語』の岩井俊二監督の言葉ですけど、歳の差30才のマーティン・スコセッシ監督とレオナルド・ディカプリオの関係もこんなんとちゃう?
『カジノ』で、デ・ニーロを失って以来、『クンドゥン』、『救命士』と、迷走を続けてきたスコセッシは、ディカプリオを得てから元気になった気がするし、ディカプリオの方も、演技派として一歩開眼させてもらった感じ。
いい関係築いてるやん!
ディカプリオの『アビエイター』で見せた、眉間の強力なシワの入りようは、今回も健在!
アレ、特殊メイクやなかったんですね。
今回もアカデミー賞にノミネートされてるんですが、この映画じゃなくって『ブラッド・ダイヤモンド』の方やってんね。
結構、熱演っぷりが見て取れたけど、全部ジャック・ニコルソンに食われたんかな~。
ショバ代を取りに行く冒頭のシーンで、店主の娘さんに放つげっすいセリフをはじめ、人の神経を逆なでするようなことを、嫌味なく演じられるのは、この人ならではでしょうな。
ジャック・ニコルソンは、組織のボスでありながら、ディカプリオとかマット・デイモンに対しては、他の連中と違って若干友だち感覚で付き合ってるところを描いてるのを見ると、スコセッシ、よっぽどうれしっかったんやろな~。
アカデミー会員の友だち、ようけ作る方が、念願叶いそうなのにな~。

『インファナル・アフェア』は見てないんですが、たぶんそっちの方が面白いんやろ~という匂いはプンプンします。
マット・デイモンのEDネタは、アメリカ版のオリジナルネタじゃないですか?
続編が作られるとか作られないとか憶測がバンバン飛んでいますが、もし過去に遡ってマット・デイモンが描かれるなら、いかにしてEDになったか明らかにしてほしいです。
映画館であんなイタズラするくらいだから、ジャック・ニコルソンが、マット・デイモンのEDを知らないわけないと思うけど、あのおっさんがなんかしたんやろな~。


★★★

「スキャナー・ダークリー」 15分くらいで

2007年02月13日 | 映画
ジャンキー映画ダメ~!
『裸のランチ』、『ラスベガスをやっつけろ』とか、好きな監督の作品でも、ジャンキーが題材になると全くわからん。
会話芸を得意とするリチャード・リンクレーター監督の技量をもってしても、ジャンキーたちのファミレス会話は「THE 3名様」のようにはならず。
あっ、タランティーノのジャンキーってOKだわ!

この映画のアニメ表現が、日本のアニメとは違った手法で描かれ、すげーなと思いつつ、虫が湧いてくるとことか、絶えず変化し続けるスーツとか、漫画の吹き出しみたいなコマになって出てくる妄想(もちろんエロ!)シーンとか、最初面白がって見れてたけど飽きてきた。
ストーリーが理解できなかったので、所々寝てしもた!
でも、たぶん後半の目玉、生本番シーンは、私のピンクレーダーが反応してか、しっかり起きて見てました。
やっぱこういうのって、MTVとか短編映画向きじゃない?

夏の目玉アニメ『ルネッサンス』が、ちょっと心配になってきました。


★寝たから評価不能

「紙屋悦子の青春」 九州漫才

2007年02月09日 | 映画
原田知世のおばあちゃん、カワイイなぁ~。
永瀬正敏のおじいちゃんも、キムタクにヒゲだけつけて爺さんにしてみた『華麗なる一族』の万俵家の肖像画みたいだ・・・。
これは、老人のコスプレか!
ハリウッドから、ディック・スミス呼んでくれや~。

シーンは変わって、戦時下のある家庭の食卓に。
本上まなみ(大阪府茨木市育ち)と小林薫(京都市出身)夫婦登場。
『トップランナー』の司会が産休ではなちゃんに変わって喜ぶほど、本上まなみ、あんまり好きやないです~。
この演技に耐えられるかな~。
「ちゃっとん!」、「~もはん」
九州弁がバンバン登場する夫婦のなんともかみあわない会話とのんびりしたテンポが、『芋たこなんきん』のしゃべくりまくる夫婦漫才とは対象的で、関西人とは違って確信的に笑わそうとしてるんでない、九州の天然恐るべし~。
殊に本上まなみは、去年のM-1における「変ホ長調」みたいで、起用の意図が大成功してて、冒頭の漫才で、彼女発する「おまはんと結婚したのは~」のオチは、最高のツカミネタとなり、そっから原田知世(長崎市出身)と、電気オタク永瀬正敏(東国原知事と同じ宮崎県都城市出身)も加えての、不思議な間と、時にオチのない会話が、面白いだけでなく、時代も浮きぼりになってくるセリフがあったりで、「らっきょ」のセリフは、お見事でした!
『ゆれる』の脚本も素晴らしかったですが、この映画の脚本も違うベクトルで素晴らしいです。

ちょっとしたお祝いの日は、小豆から赤飯を作り、ちょっとした来客があれば、おはぎを作る。
うちの子供たち、赤飯もおはぎも大好きだから、一度手作りしてやりたくなりました。
一から作るのって、やっぱ、たいへんなんでしょうか・・・。

余談ですが、長崎県平戸市出身のナガヨ少尉は、長崎県大村市に転属となるのですが、永瀬正敏のナガヨは永与で、大村出身の大スターは長与千種です。
映画見てる間、ずっとナガヨは長与だと思ってました。
弁当箱の電気カイロも電気回路でなく電気懐炉だそうです。


★★★★(『ゆれる』も含めて、今からでも去年のベスト10を変更したい気分で一杯です)

「ゆれる」 浜田省吾「MONEY」

2007年02月08日 | 映画
内館牧子のTVドラマで、女姉妹のドロドロした関係を見ては、「姉妹ってのはヤダね~。嫉妬深いね~。えげつないね~。」などと他人事のように楽しんでましたが、それは気づかないフリをしてるだけでした。
男兄弟も、同じなのに・・・。
法事で親戚の子を膝の上に乗せて見事にあやすシーン(弟:オダジョーの方は、7年してもすぐ子供に馴染まれないキャラ)や、洗濯物をおっちんしてたたむ後姿に、兄:香川照之シンクロ率が高くなってきたところで、ひそかにエエなぁ~と思ってたパートの真木よう子に気持ち悪がられるシーンがきたところは応えました。
やっぱり、いい人系より、危うい香りのする方がええねんね~。
やっぱり、男も顔や、顔!
やっぱり、金や、金!
すぐ謝ったり(土下座の安いこと!)、女に気持ち悪がられてるのに気づかず余計キモイことする、モテナイ男のえげつないセンチメンタリズムまで描ききったこの脚本は、なんと女性監督の手によるものである。
西川美和。
広島県出身。
映画の端々で、同県出身の浜田省吾の歌「MONEY」を思い出しました。

「この町のメイン・ストリート 僅か数百メートル
 さびれた映画館と バーが5,6軒
 ハイスクール出た奴らは 次の朝
 バッグを 抱えて出てゆく」
ま、詩が書かれた時代が違うからあれだけど、晩飯食う所に困ってたし、なんとなく雰囲気は同じっぽい。
東京(都会)へ出たいというのは若者の共通意識としていまだにありそう。

「兄貴は消えちまった 親父のかわりに
 油にまみれて 俺を育てた
 奴は自分の夢 俺に背負わせて
 心ごまかしているのさ」
親父の伊武雅刀は、セミリタイア状態で兄が学費をってわけじゃなかったけど、まさにガススタで働く油にまみれた仕事をしてて、好きな仕事してるる弟に複雑な気持ちをもってるとこは一緒や~。

「MONEY MONEY MAKES HIM CRAZY
 MONEY MONEY CHANGES EVERYTHING
 いつか奴らの足元にBIG MONEY
 叩きつけてやる」
弟オダジョーは弁護士のおじ蟹江(伊武の弟)に、BIG MONEY、
伊武父は、被害者の家族に、BIG MONEY叩きつけてました。

以上が1番の歌詞で、2番は真木よう子とオダジョーの学生時代編みたいな詩になってて、最後の方には、こんな歌詞まである。
「俺はなにも信じない
 俺は誰も許さない
 俺はなにも夢みない」
兄と弟が面会室で対峙するとこがこんな感じでした。
このあと続く歌詞は「なにもかもみんな爆破したい」で、溜まりに溜まってから爆発する
兄みたい。

と、まぁしょうむないことを書いてますが、そんなん抜きにして漫画原作の氾濫する邦画界に、原作なし、こういう話を一から作り上げた才能は、素晴らしいにつきますね~。
自然体の演技が素晴らしかったオダジョー、死んだ鯛の目みたいになっていく香川照之、
典型的な田舎の家長伊武雅刀、ヒゲがカッコイイ蟹江敬三、法事によくいる親戚河原さぶと、役者陣もいい演技でした。
真木よう子が、ガソリンスタンドの制服姿でオダジョーの車の窓を拭くシーンがエロかったけど、ホントに西川美和さんって、男じゃないの?


★★★1/2

「どろろ」 新訳手塚

2007年02月05日 | 映画
漫画界では、時ならぬ手塚治虫漫画のリメイクが流行中で、浦沢直樹の「PLUTO」を筆頭に、米原秀之の「Damons」、田口雅之の「BLACK JACK NEO」と、今の時代にあった新解釈がなかなか面白いです。
そんで、映画界にも手塚治虫の新解釈リメイク余波がやってきました~!
時代設定も変えて、妖怪変化もCGで見せたる!
アクションもチン・シウトンを呼んで、ニュージーランドロケ、主題歌に若者に人気の人、主演も人気者。
「人呼んで、どろろたぁ、おいらのこった!」テン!!テン!!!
「ブラック・ジャック」のピノコか、「リボンの騎士」のチンクの役回りのキャラを柴咲コウに演じさせる。
これが、この映画最大の見所でした。

とにかく全編にあふれる既視観は、バリバリです。
和テイストあふれる妖怪は、昔ハマったシューティングゲーム「武者アレスタ」に似てて、
百鬼丸を組み立てるところは、『シザーハンズ』で、
とかげみたいな着ぐるみの妖怪は、『おはよう!こどもショー』内の特撮コーナーみたいなチープさで、
鳥男(NAKA雅MURAだから『中国の鳥人』か)のとこは、チン・シウトンが唯一がんばったところで、
ユーモラス系の妖怪は、水木テイスト(あの城も妖怪城やんか・・・)で、
全体的に、ホント「東宝映画が送る冒険時代活劇大作です」って感じで、中学生の時に見た薬師丸ひろ子と真田広之の『里見八犬伝』を思い出しました。
真田広之と違って妻夫木聡は、アクションが全くの人で、一応キメポーズだけは何回も練習させられたんだろうけど、『あずみ』の上戸彩のように甘い目で見ることはできませんでした。

百鬼丸のの両腕に仕込まれた刀の腕っていうのは、「コブラ」や「ベルセルク」の源流でもある感じがして、手塚治虫先生ってやっぱり偉大なんだな~とあらためて思うことしきりでした。


★1/2



「幸せのちから」 スミス主人

2007年02月02日 | 映画
結局、株かよ!

「この子には、父親が必要なんだ~!」とウィル・スミス親父が力説しますけど、母親も必要なんとちゃうんか~~!!
このお母ン、虐待母でもないし、家事放棄母でもないし、むしろ稼ぎの悪い父親のため過労の被害にあってるやん!
支払いをきちんとしてとか、ウチの家計ならこんな家に住まないで引っ越そうと提案したりしてるのに、全部バカ親父が却下。
保育所にお迎えにも行かないで、『クレイマー、クレイマー』の裁判なら間違いなく親権はお母ン側にありですよ。
賢明な人なら、見習い期間(わずか六ヶ月やん)が終わるまで、子供とヨメはNY、晴れて就職後呼び寄せると言うのがスジでしょうに。
全部てめぇが巻き起こしたドタバタやろ~。

とにかくこのウィル親父は、夫として、友人として、社会人として、やることなすことひどいもんです。
・ネズミ講の商品みたいなもんを、コレは売れるとバカみたいに一括買い。→4ヵ月後には全部売ったと言うから、崖っぷちに追い込まれる前に本気出せば売れてたやろ・・。
・路上駐車、当たり前→重いもの運んでるから入り口の近くに止めたいってわがまま。医療関係の仕事してるやつが、コレジャアイカンでしょうに。
・タクシーで金を払わないし、支払いは常に悪い→常習化。
・友人に引越しの手伝いをさせるくせに報酬なし→引越しそばくらい出せって!。
・大事な電話の内容なのにメモもとらない→暗記が得意やからって・・・「メモを探すのでお待ちを」とか言ったらええやん。
・しょっちゅう交通量の多い道路を横断→そらぶつかるやろ。
・とにかく言い訳が多い→弁が立つんでしょう。
・面接にスーツ着てこない→牢屋の中だからね。
これらの彼の行動原理の源には、ものすごいええかっこしぃと、過剰なまでの賢さの過信と、己と金持ち中心に地球が回ってる考えによるものでしょう。
とにかく、金持ちか社長とかにすりよるのはメチャ上手。

さらに父親としてもひどいです。
・あってるとは思えない保育所にいつまでも通わす→保育所におる時のあの顔見たらわかるやろ!
・「バスケの選手になりたい」と言う子供の夢を、「父さん、賢いけど、運動は得意じゃなかったからな~。お父さんの子だから、無理でしょ」→せっかく楽しく遊んでるところに水をさすな~。あんな高いところにシュート打てる五歳児ってすごいと思うぞ~。
・公園で「パパ見てて!」って言うのは、ふだんしっかり見てくれてないからやで~→なのに、置いてけぼりにして浮浪者を追っかけ回す。
・そんで最悪は、いわゆる「ライナスの毛布」であるキャプテンアメリカの人形を、バスに間にあわないからといって、あきらめさすところ→一夜の宿より、あの人形ってことがわからんかな~。父親失格。
唯一まともだったのが、ぐずる子供に見立て遊びさすところ。
これはタイムマシンだ~といってその気にさすとこね。
「もう歩けない~パパ抱っこ~」って言い出したら、ごっこ遊びしながらだとなんとか少しもちますからね~。
スミス坊やが絶品なだけに、もっといい笑顔、カワイイ寝顔見せてくれって感じでした。

でもこの映画、ウィル親父以外はイイ人が一杯です。
地下鉄に慌てて乗った挟まったウィル親父を引っ張ってあげる人とか、
ウィル親父が順番抜かしして乗るバスに、「女性を先に乗せろと!」と声を荒げた人とか、
靴を探すウィル親父に地面すれすれまで顔をつけて一緒に探す人とか、
列に割り込まれたウィル親父に、「この人が割り込んだで~」と証言してくれたおっさんとか、
で、ウィル親父、お礼言ってたっけ?


★★