『パパ、だ~いスキ』と言われたパパの映画日記

こどもが二人とも小学生になったけど、「パパだ~いスキ!」と言われてる間は、タイトルを変えませんが。

2010年代映画ベスト10

2020年02月19日 | 映画ベスト10
2010年年代の映画ベスト10を制作するにあたって、マイルールとして、その年、★★★★評を与えた映画からとし、その年の順位は関係なく選びたいと思います。
邦画
2010年 なし
2011年 「八日目の蝉」
2012年 「おおかみこどもの雨と雪」「ふがいない僕は空を見た」
2013年 「かぐや姫の物語」「映画 鈴木先生」「風立ちぬ」
2014年 「小さいおうち」「渇き。」「思い出のマーニー」
2015年 「きみはいい子」「海街diary」「バクマン。」「ソロモンの偽証 前編」「百日紅」
2016年 「海よりもまだ深く」「この世界の片隅に」「怒り」
2017年 「散歩する侵略者」「彼らが本気で編むときは、」「夜明け告げるルーのうた」「家族はつらいよ2」
2018年 「孤狼の血」「SUNNY 強い気持ち・強い愛」
2019年 「バースデー・ワンダーランド」「きみと、波にのれたら」
合計25本。

2010年代は、子供が小学生~中学生~高校生という時期でした。映画も現実と直結するもんが好みとなり、幼児期の子育てを振り返りの子育てあるあると、これからの生きていく上でのヒント・参考になる映画を高評価しています。
では、ベスト10を、

【10年代 日本映画ベストテン】
1位『かぐや姫の物語』高畑勲監督
2位『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』片渕素直監督
3位『男はつらいよ お帰り寅さん』山田洋次監督
4位『散歩する侵略者』黒沢清監督
5位『海よりもまだ深く』是枝裕和監督
6位『小さいおうち』山田洋次監督
7位『おおかみこどもの雨と雪』細田守監督
8位『きみはいい子』呉美保監督
9位『孤狼の血』白石和彌監督
10位『バクマン。』大根仁監督

日本映画10年代ベスト監督『是枝裕和』(3 点)・『大根仁』(2 点)・『湯浅政明』( 1点)
日本映画10年代ベスト女優『樹木希林』( 3点)・『黒木華』( 2点)・『小池栄子』( 1点)
日本映画10年代ベスト男優『リリーフランキー』( 3点)・『ピエール瀧』( 2点)・『長谷川博己』( 1点)

なんと、1位・2位にアニメ、3位・4位に黒沢清と山田洋次って、2000年代ベストと同じやん!う~ん、好みが変わってないんやと、再確認できました。
1位の「かぐや姫の物語」は、冒頭15分くらい大好き!!これだけでほぼ百点!!子育ての原点を思い出させてくれ、続く寝返りのシーンは、個人的に名シーン。これを描ける高畑勲の視線は本当にやさしい。また、かぐや姫に、死のメッセージを放り込み、「早来迎絵図」からイメージをもってくるところは、さすが日本文化の研究者だけあるわ。ザ・日本のアニメ。
2位の「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」は、当時、「りんさんエピソードを端折ったんは正解」と、なんとも罰当たりなコメントを書いてました。ここを追加すると、こんなにも新たなものが出来上がるとは、恐れ入りました。ディレクターズカットでこんな変わったのは「ブレードランナー」以来かなー。
3位の「お帰り寅さん」は、亡き人をそれぞれが好きなように感じたらいい映画やと思います。

監督賞は、 2010年代満遍なく作品発表しかつ、私の評価が高い人を選択基準に。そうすると、山田洋次(3本:私のベスト10に入った本数)・黒沢清(3本)・原恵一(3本)となってしまうので、この三人は永久シード権・ボクシングのダイヤモンド王座のような扱いとすることで、是枝裕和(5本)、大根仁(3本)、湯浅政明(2本)を選びました。2010年代前半のタナダユキ、成島出、後半は白石和彌もお気に入りです。
女優賞は、樹木希林、黒木華で二人決まり、あと一人、永作博美、長澤まさみ、蒼井優、広瀬すず、松岡茉優、と悩みましたが、泣かされることの多かった小池栄子にします!
男優賞は、リリーフランキーで決まり。是枝裕和&大根仁監督作品に出ずっぱりなんで、当然かと。リリーの相方的なピエール瀧も、ドーピング疑惑あるなか、私は許します!早く出てきてほしい!待ってま~~す!!あと1枠は、ベスト10で2作も主演してたら、入れなしゃーないわ。決して大河主演やからやないです。私の好きな映画によく出てた妻夫木聡、高良健吾は、漏れてしまいました。

続いて、洋画
2010年 「インビクタス」
2011年 「ブラックスワン」
2012年 なし
2013年 「拝啓、愛しています」
2014年 「レッド・ファミリー」
2015年 なし
2016年 なし
2017年 「THE NET 網に囚われた男」「わたしは、ダニエル・ブレイク」「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」
2018年 「1987 ある闘いの真実」「スリー・ビルボード」
2019年 「家族を想うとき」「RBG 最強の85才」「グリーンブック」

合計12本。少な!2010年代前半の洋画、いまいち時代にびっくりします。しかも韓国頼り。前回の00年代ベスト10の際、「不思議と韓国映画で★★★★がなかったです。次の10年で期待!」と書いていましたら、そのとうりになってて、嬉しいです。しかもアカデミー賞までね。では、ベスト10を。

【10年代 外国映画ベストテン】
1位『家族を想うとき』ケン・ローチ監督
2位『THE NET 網に囚われた男』キム・ギドク監督
3位『拝啓、愛しています』チュ・チャンミン監督
4位『レッド・ファミリー』イ・ジュヒョン監督
5位『1987 ある闘いの真実』チャン・ジュナン監督
6位『わたしは、ダニエル・ブレイク』ケン・ローチ監督
7位『ブラック・スワン』ダーレン・アロノフスキー監督
8位『スリー・ビルボード』マーティン・マクドナー監督
9位『グリーンブック』ピーター・ファレリー監督
10位『インビクタス』クリント・イーストウッド監督

外国映画10年代ベスト監督『ケン・ローチ』( 3点)・『キム・ギドク』( 2点)・『クリント・イーストウッド』( 1点)
外国映画10年代ベスト女優『ルーニー・マーラ』(3 点)・『ジャネール・モネイ』( 2点)・『キム・テリ』( 1点)
外国映画10年代ベスト男優『ライアン・ゴズリング』(3 点)・『マハーシャラ・アリ』(2点)・『マット・デイモン』( 1点)

ケン・ローチに挟まれる形で韓国映画を4本配置。「家族を想うとき」は、久しぶりに家族全員揃った食事からのドライブシーンにつきます。「幸いにも、君には、君を想ってくれる家族がいる」と言うポリも好き。2位の「THE NET 網に囚われた男」は、「パラサイト」を見た人にぜひおすすめしたい!韓国の格差社会で下の方やったら、北朝鮮の方が幸せかもしれんと思わせる怖さがある。そんな底辺(ってほどでもないけど)でも、3位の「拝啓、愛しています」では、美しいものが描かれていました。

監督賞は、まずケン・ローチ。はい、にわかローチです。1996年公開の「大地と自由」しか見たことなかったけど、ここ最近でこんななってたとは!!まだまだ映画で教えを乞いたい!キム・ギドクは、ず~っと好き!ポン・ジュノより好き!!あと1枠は、日本映画で永久シード権の話をしてたのに、イーストウッド。この10年で7作(うち4本は私のベスト10に入ってる)も撮ってるんで、無視したら、銃で撃たれそう。
女優賞は、ルーニー・マーラが、この10年ではダントツかな~。ジャネール・モネイは、「ドリーム」と「ムーンライト」で、キム・テリは「お嬢さん」と「1987 ある闘いの真実」で好きになりました。
男優賞は、10年代は、なんとなくライアン・ゴズリングかな~と。マハーシャラ・アリは、「グリーンブック」と「ムーンライト」で。マット・デイモンは、男優目当てで、映画を見ることはないけど、実は、彼の映画は高評価多しでした。

ちなみに、前回の00年代ベスト10は、
1位『千と千尋の神隠し』
2位『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ戦国大決戦』
3位『トウキョウソナタ』
4位『たそがれ清兵衛』
5位『河童のクゥと夏休み』
6位『仄暗い水の底から』
7位『パッチギ!』
8位『ありがとう』
9位『紙屋悦子の青春』
10位『キューティーハニー』

日本映画00年代ベスト監督『原恵一』
日本映画00年代ベスト女優『沢尻エリカ』
日本映画00年代ベスト男優『オダギリジョー』

前回の00年代ベスト10は、
1位『グラン・トリノ』
2位『ファインディング・ニモ』
3位『あの子を探して』
4位『チャーリーとチョコレート工場』
5位『ボーン・アルティメイタム』
6位『クラッシュ』
7位『硫黄島からの手紙』
8位『チェンジリング』
9位『ブラッド・ワーク』
10位『チャーリーズ・エンジェル』
外国映画00年代ベスト監督『クリント・イーストウッド』
外国映画00年代ベスト女優『キャメロン・ディアス』
外国映画00年代ベスト男優『クリント・イーストウッド』

では、次の10年もよろしくお願いします。