『パパ、だ~いスキ』と言われたパパの映画日記

こどもが二人とも小学生になったけど、「パパだ~いスキ!」と言われてる間は、タイトルを変えませんが。

「ラブソングができるまで」 たまらん、たまらん

2007年05月31日 | 映画
家に帰って、すぐ「SONY MUSIC TV」と「ポップ ベティハウス」と「ベストヒットUSA」の録画ビデオを見まくったんですが、ついにお目当ての“GIオレンジ”と“ローマン・ホリデー”は見つかりませんでした。

冒頭のPVがたまりまへん。
アレは間違いなく80年代に名曲やったな~と感じさせますわ。
あんなんを80年代にマジで「カッコエエ!」とか「最先端や!」と思って見てたから、今見て「ヘン!」と思うより、「懐かしなぁ~」=「いい思い出」として、ドリューの姉ちゃん(キャサリン・ターナーが知らんあいだにじぇら太りしたかと思た)とか、同窓会の連中とか、遊園地の客とかと同じ目線であんたのこと見てまうわ。
ヒュー、あんた最高でっせ!!

もうこの“80年代の大スター”が落ちぶれてるという設定だけで心鷲掴みなのに、現在全米の老若男女を虜にしてるスーパーアイドルという設定のCORA(テイタム・オニールにちょい似のヘイリー・ベネット)たん!
この娘が、さらにたまらん!!
「ボトル入れるから、ハッスルタイム頼むわ!」って毎日通いそう!!

「MUSIC AND LYRICS 詞と曲というのは、夫婦のようだ」な~んて結婚式でお偉方がスピーチで言いそうなイイ話がヒューとドリューの間でサクサクと展開。
ちょっと簡単に歌ができすぎちゃう?と思うけど、CORAたんは超忙しい人なんで、早よ作らなあかん。
しかも映画は、歌が出来て、採用されて、ハイ終わりでなく、そこからもう一盛り上がりのスーパーライブがあるんやもんな~。
CORAたんの衣装、CORAたんのセ~クスィダ~ンス、そしてヒューの弾き語り・・・。
陣内&紀香の結婚式で泣いてる場合じゃないって!

製作会社キャッスルロックの第一作目『恋人たちの予感』は、私の中で今もってラブコメの金字塔だけに、この手の映画は超ウマイ!
毎年一本はこんなん見たいです。

ウチの高校が合併で来年なくなるそうですわ。
あんな同窓会総会やったら参加したいんで、実行委員会、おニャン子の誰か呼んでくれ!!
いちごちゃんかエンギャルでもええよ。

★★★1/2

「黄色い涙」 トキワ荘でないとこの青春

2007年05月30日 | 映画
はたして、“嵐”全員で主演ということにこだわる必要があったんか?
製作のジェイ・ストームは、“嵐”のプライベートレーベルやからしゃあないけど、松潤なぁ~。
「忙しい人やから出番少なめにしといてね」とマネージャーが言うたかどうか知らんけど、“嵐”全員にこだわるなら、あんな中途半端な役に当てんと、ちゃんと皆と同じように下宿させんかい!
香椎由宇に対する秘めた気持ちなんか唐突すぎるで。
偶然町であって銭湯行こかのサービスショットとか、コメの差し入れとかで、君のことホモと思っとったわ!

昭和の再現も、この手の映画がようけ撮られたきたんで、この程度じゃあ「すんごい!」って感じがせぇへんかったな~。
「ここ丁寧に作ったとこやから、しっかり見てな~」って感じで主張しすぎ。
さりげないとこを見つけてグッっとくるのに、わかってないな~。
“嵐”の連中も、もうひとつ昭和の子のなりきれてない感じやった。
女性陣がわりと昭和っぽかっただけに、特に目立ったなぁ~。
田畑智子はもちろん、喫茶店の娘や、ニノの妹韓英恵、ホラーっぽい高橋真唯、中でも“公園で犬の散歩してた日傘の君”は、エエトコの娘はんって感じの公家顔で、よく見つけてきたと感心します。
香椎由宇は、大目に見てあげてますよ~。

主人公が富山県から上京してきたという設定は「まんが道」=「トキワ荘の青春」、藤子不二雄リスペクトかな~。
「拝啓父上様」のニノリスペクトではないのは確かやな。

ところで黄色い涙ってなんなん?
「黄色」=バナナ、「涙」って「バナナの涙」?
今気づいたけどチョイエロやん。
秋本康も、女子高生にこんな歌唄わすなよ~。


★★

「パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド」 ムタでええやん

2007年05月25日 | 映画
前作「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」で、このシ-リーズが「スター・ウォーズ」っぽくなってることに好感を持ち、どのような完結を迎えるか、多少なりとも興味があったんですが・・・。

《ネタバレあり》

「ジェダイの復讐」は、スノースピーダーのアクションシーンがあっただけで、いろんな不満をふっとばすほどの印象が残ったもんですが、この映画はどこになるんやろ。
やっぱりウィル・ターナーのとこになるんやろな~。
ウィルのイッパツは、杉浦太陽級やったということで、この映画の印象が海賊アクションというよりロマンチックな海賊もんという映画になってしもた。
アクションといえば、船上アクションばっかりで、もっとバリエーションがほしかったよ~。
前みたいに島に寄って立ち回ってくれよとまでは言いませんが、せめて冥府に落ちてたジャック・スパロウの『マトリックス リローデッド』の101匹エージェント・スミスみたいなとこは、落語の「地獄八景亡者の戯」みたいに堂々巡りで見せ場を色々作るべきやったんとちゃうかな~?
ティア・ダルマ言うとこの「死ぬより辛い責め苦」やのに、笑てますやん~。
笑いながらクリアしていくとこ見たかったんやけどな~。
とにかく、ジャックが「2」ほど出ずっぱりやないのでがっかりです。
あっ!私は「2」から見た人なんで、「2」みたいなんがこの映画やと思てます。

それと、前作であんなにカッコよかった悪モンのディヴィ・ジョーンズ!
ワン・オブ・ゼムの悪もんになってしまってるやん!
取り巻きのゲテモノに首が伸びてくるウツボみたいなんがおったけど、アレ新顔?
さらなる悪役の登場があればまだいいけど、その役になるはずやったチョウ・ユンファのサオ・フェンが、まさか『エグゼクティブ・デシジョン』のスティーヴン・セガールみたいとは・・・。
出番も少なすぎるで~。
あれやったら、グレート・ムタでもできたんとちゃう?

ジェダイみたいな評議会いらね。


★★
デジタルプリント上映の映画館へわざわざ足を運んだのに、故障で通常のフィルムで上映ってどやねん!
「エピソード2」でアミダラのニップレスまで見えるデジタルの鮮明さに感激し、エリザベスの眉毛が自毛かどうか確認したかったのに~!

「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 歌うケツだけ爆弾!」

2007年05月24日 | 映画
「クレヨンしんちゃん」15周年記念作だって。
ほんまに記念作か、コレ?
とりあえず特別出演声優枠が京本政樹。
怪獣もんのストーリーやった「ブリブリ 3分ポッキリ大進撃」の時に呼んだれよ~。
波田陽区(ギター侍)、長州小力、と続いた芸人枠が、今回は「AKB48」って、明らかに格落ちちゃうか?
誰が誰かわからんぞ。
『プリキュア』のベリーズ工房の時みたいに。
「ケッツ!」だったら、「ゲッツ!」のダンディ坂野の出番やったんとちゃうの?

前作の“サンバ”に続いて、“歌劇のレビュー”をネタに使うって、ムトウユージ監督は、よっぽど踊りが好きなんやと思うけど、わざわざそのネタを使ってる意味というか、面白みがまったく伝わらん!
ジャッキー・チェンでおなじみ色んな方向から何回も見せるシーンとか、毎度おなじみ原恵一っぽいシーンが、ちょっと面白いと思ったくらいで、今回わざわざ映画版でしか見れないものってなかった気がする。
『クレヨンしんちゃん』の映画版って、もうそろそろ終わりにしたら・・・って去年も同じこと言ってたんだよな~。
初登場の興行収入は、「コナン」に次ぐ2位。
その後も、腹立つことに4位、4位、7位。
常に「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」より上ってのが、また腹立つねん!
これだけ安定したリターンが確保できるなら、東宝株式会社としては、まだまだやるんやろな~。
だとしたら、ムトウユージは本気で変えてくれ!
名前が似てるからアベユーイチでどう?
アベコージじゃないよ。


★1/2

「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」 ホクロのマークン、もちろん野球部

2007年05月18日 | 映画
同世代心(リリー、スズキ共に若干上ですが)をくすぐる細かいディテールに圧倒されましたわ。
縁側とか、部屋の壁紙とか、内職とか、オカンのよそ行きの服とか、ヘルスセンター(ラブホ的な役割をしとったとは・・・)とか、覚えてるような覚えてないような、それが本当に私の記憶やったか、TVとか映画で見た記憶やったか定かではないですけど、「映画の友」だけは、はっきり覚えてますわ!!
車に乗って町中を走るシーンで、車窓の風景が見える長いシーンがあって、アラ探ししたろと思って、町並みとか看板とか見てたんですけど、ちゃんと行き届いてましたな。
そういう目配りは、オダギリジョー扮するボクの少年時代の子役に、ちゃんとホクロつけさせてたり、
オカンでいえば、目つきとか、口角の具合とか、うしろ髪のハネ具合とか、何気ないしぐさとかが、也哉子オカンと希林オカンの間でのパス交換が見えたり、
こんなセットとか小道具とか細かい気配りを用意されたら、演技する俳優も力が入るってもんや!

気合でなんとかできなかったのが、この子。
青年時代のボクを演じた冨浦智嗣で、『金八 第7シリーズ』の3年B組で一番背が低い男子生徒やったけど、だいぶ背が大きくなってんのに、声変わりはまだしてないのね。
こないだ出てたドラマ『わたしたちの教科書』でも、まだチーチー声!
マッチの無毛脇みた~い!!
トルコ嬢にドギマギするところは、これぐらいウブ感のある子の方が、面白かったけど。


原作本もドラマ版も見てないけど、「おでんくん」の絵本だけは、子供と一緒に読んどった。
コレがねぇ~、音読しにくい絵本なんですわ。
でも今あらためて見たら、おでん屋は東京タワーそばの公園で屋台出してるから、絵のどこかに東京タワーの絵が入ってたり、ガンで闘病してるお母さんのためにおでんを買いに来た少年がいたりで、「おでん」でお母さんの病気が治ったり(願望)、結構「東京タワー」の原型になってるやん!

私は、どうしてもパパなんで、パパと子供の関係に目が行くのですが、わざわざ「時々オトン」というだけあって、それなりにいい関係を築いとった。
逢うのがたまにやのに、その都度なんかボクの心に残っていったし、お葬式のオトンなんか、カッコよろしかったで~。
小林薫は、『紙屋悦子~』とは違うタイプの九州男児を好演。
TV版の蟹江敬三、泉谷しげるっていうのは、ちょっとバイオレントすぎて、もはや想像できませんわ。
ちなみに舞台版では、林隆三でした。

親孝行・・・。
結婚なんかゼ~ッタイしないやろと思われとった私が、結婚して子供まで恵まれた。
その時点で、親孝行の半分はできたかな~と思ってます。
孫の力は大きいわ~。


★★★★

「ツォツィ」  R指定って!

2007年05月14日 | 映画
この映画のの主人公って、男やってんね。
フードからのぞくその顔が、あまりにもウーピーゴルドバーグ似なもんで。
赤ちゃんを抱き上げて、高い高いするポスター見て、勝手に未婚の母の子育てストーリーと思ってたけど、よー見たら、このポスターの人の胸は男やんか!
半裸ポスターにドキドキして損したわ!
女性が半裸でR指定食らったんかと思ってたわ!

そう、この映画はR15指定で15歳未満は鑑賞不可だって。
どうも「未成年者」の「銃・アイスピック等を使っての殺傷描写」という暴力描写があかんらしい。
この映画は、そういうことをしてた不良が、どのようにして更生(生まれ変わると言っていいかもしれない)したかを描いたもので、仮に暴力描写目当てに見に来たアホウでも、なにか考えるもんを心のどこかに残す映画やのに・・・。
ブッチャーと、ツォツィの違いは、アカチャンと出会ったかそうでないかでしかない。
それが重要なんや!

仕事より子育てを優先してきてよかったなと思うのは、子育てを通じてでしかわかりえなかったことがわかること。
「自分の親はこんな思いをして自分を育ててくれたのか!」ということが、いろんな局面で思えたり、
自分はこんなことしてても、子供にはさせない(子供の前ではツバ吐かないとか、赤信号を渡らないとか)という、偽善的ではあるが模範的な自分に出会えるとか、
すっご~い笑顔や寝顔を見てる時の至福感とか、
「なんで、男にはおっぱいがないんや・・・」という敗北感とか、
自分がいないと生きていけない圧倒的かつ絶対的な信頼感をもらってるとか、
もうホントにたくさん!
ツォツィも、ほんのひと時のアカチャン子育てを通じて、お金より価値のあるいろんなことがわかったんや。
「オレの人生訓と照らし合わせると、死んだ方がましや!」と思ってる路上生活のおっさんでさえも、ゆるせる存在になったんや。
そう、アカチャン教育は、ボンクラジャッキー・チェンでさえも真人間に生まれ変わらせることができたのは『プロジェクトBB』で実証済み。
実際、教育の現場でも中学高校生にアカチャンと触れ合う授業をとりいれてるとこもあるという。
『ツォツィ』を見て残虐行為をやってみたいと思うヤツより、『ツォツィ』を見て更生してみたいと思うヤツの方がゼッタイ多いって!
ほら、子供の頃のこと、なんか思い出したでしょ!
将来このアカチャン(ツォツィ命名デヴィッド)かて、子育てをする大人になった時に、心の奥にしまわれたツォツイとの思い出がどこかで開くんだよ~。
「なんでオレ暗くて狭いとこがミョーに落ち着くんやろ?」「土管の風景、懐かしいな~」なんてね。
間違っても“新聞おむつ”とか、口の周りにアリいっぱいなんてことは思いださなくていいですよ。

アフリカ映画といえども、映画はカッコいい音楽とクレーン多用映像で結構見やすい映画でした。


★★★

「ゲゲゲの鬼太郎」 PGいるやろ!

2007年05月10日 | 映画
お子様向けには違いないんでしょうが、面白かったわ!
銀髪、お洒落チャンチャンコ、両目ありと改変されたイケメン鬼太郎が、一番の不安要素やったけど、それらのエピソードにちゃんとツッコみがあったよ!
「触れないものは信じない」という女子高生を、イケメンというだけで「あなたの存在を信用してみよかな~」と思わすには十分やし、
チャンチャンコには「素敵ね!」と言うてみたり、
なんと言っても、毛針を飛ばした後に、ちゃんとハゲ頭になった姿に好感が持てたわ!
「妖怪裁判」のエピソードを取り入れてたから、漫画で描かれてた「釜ゆでされそうになって裸でうろちょろする鬼太郎」は、さすがになかったな~。
CG処理でツンツルテンにしたったらよかったのに!

CG以外の妖怪たちが、基本的には、去年のオールスターで日本ハム森本稀哲が「ドラゴンボール」ピッコロ大魔王を、顔を緑に塗っただけで変装したようにやってたのがオモロイですわ。
頭巾を被って入れ歯と付け髭つけただけのねずみ男=大泉洋は、屁をひるたび、ムスメ含む子供たちは爆笑してました。
脚本家が、「子供やから下品なネタ入れとったら笑うやろ」と思惑通りですわ。
猫娘=田中麗奈は、イケメン鬼太郎のガールフレンドだけに、キュートさを合わせ持つ姿になってたけど、化け猫化した時の姿はギャップが大きいだけに怖かったぞ!
ノーメイクで化けネコ化できそうな市川実日子の猫娘を希望しますわ!
「妖怪裁判」ではボスキャラ扱いの百々爺を神戸浩にやらしてたのも嬉しかったぞー!

不満なところがないわけではない。
利重剛親父の「黄泉がえり」。
あそこは、鬼太郎の目玉おやじ誕生エピソードとリンクしてるんじゃないの?
せっかく輪入道=西田敏行が、「探偵ナイトスクープ」の局長ばりに大泣きしてたのに、ホンマに生き返るって!
利重親父がせっかくいい言葉を残していったのに!
涙のキャッチボールはいったいなんやったんや!!
この辺は脚本家が、「子供やから~」と日和ったんかな~?
脚本は『パッチギ!』、『フラガール』の羽原大介。
「死んだものは、生き返らん!」
見終わった後、娘に口を酸っぱくして言うときました!!


★★★(ホントは「ドロロンえん魔くん」の方が好きでした)

「スパイダーマン3」 ボク、コレ、キラ~イ

2007年05月02日 | 映画
今年、一番楽しみにしてた映画です。
すでに過去形。
がんばって、世界最速で見たんやけど・・・。

ダメダメボクチャンが、「こんなんじゃダメだ、ダメだ」と苦悶しながらもヒーローになっていった「2」から、
ちやほやされ有頂天になり、万能感から黒いスパイダーマンに囚われる話は「2」と同様傑作になりえたのになぁ~。
「赦し」の過程がしっかり描けてたら・・・。

サンドマンの子供の話は、こっちの同情を誘いきれるほど深く描かれず、
「撃つ気はなかったのに銃が暴発したんだ・・・」と言うてんのは、あんたが言うてるだけやろと思わんかね、ピーター・パーカー君よ。
戦いを通して、サンドマンって、イイヤツとちゃう?と思わしてくれる戦いっぷり(戦いの途中で、自分の子供と同い年くらいの子を助けるとかさ)やったらまだしも、
結局「銃が簡単に手に入る社会が悪い!」とマイケル・ムーアみたいなこと言うには、説得力が足らなさすぎ。

ニュー・ゴブリンの「赦し」に至っては、爺やが「実は、今まで黙ってましたが・・・」って、最後のアクションシーンを盛り上げるために今のの今まで黙っとったんかい!
まぁ、あのタイミングで出てくんのは確かにカッコええし、燃えるもんもあったけどな。

ヴェノムは、余分や。
不正スクープの写真がばれたり、女の子にふられて「あいつ、殺したる!」って逆恨みもええとこやろ。
こんなことでここまで憎まれることもあるって、荒んだだ社会の反映ではあるけど、
黒い物体は、こいつにとりつ憑かんでも、あくまで自分の内面との戦いで悶々と悩みながら解決してほしかったな。

アクションシーンは、目がついていかんし、何がおこって、どうなってるのかわかりずらく感じたのは、年のせいかな~。
キルステン・ダンストが、前2作から格段にかわいく見えたな。
と言ってもやっと並みのレベルになっただけやけど。
ニュー・ゴブリンが放つ小型爆弾に「ボク、コレ、キラ~イ!」とナイーブな声で言うとこと、
おまけのブルース・キャンベルだけが、楽しかったです。


★★1/2

「ハンニバル・ライジング」 豪華な前売り特典

2007年05月01日 | 映画
蜘蛛の巣から始まったよ。
あれ?『スパイダーマン』??
続いてイノシシ登場!
あれ?『華麗なる一族』??
戦車が疾走して、空からは爆撃も始まり、本格戦争映画に!
ほんまにコレ、レクター博士の映画か???
結構、作りこまれてますやん!
この方向でいいのか?と思いつつ見てたけど、あのインテリ殺人鬼レクター博士の原点が明らかにってわりに、センセーションを巻き起こすほどのものではなかったな~。
『飢餓海峡』の三國連太郎の原点が、『ひかりごけ』やったら感動もせんわ。

続きモノ続編が頭打ちになって、遡って誕生秘話的エピソードで映画一本撮るのは最近のトレンドやけど、こういうのっていつから流行したんや?
やっぱり爆発的に増えたんは、私の中で悪名高き『エピソード』シリーズからやろな~。
やりはじめって、『新・明日に向って撃て!』とちゃう?
コレは、面白かった!
こんなやり方があるんか~って、それだけで感激したもんな。
キャストやスタッフが総入れ替えしてたけど、色々正編と繋がっていくエピソードが面白かったわ。

それにしてもコン・リー。
この迷走続きはどうよ?
『マイアミ・バイス』でも、コン・リーらしからぬ役やったけど、メタボリックな肉屋のおっさんに唇吸われるって、こんな姿見たなかったな~。
けど、豪華な前売り特典の「ライジングマスク」に免じて許すわ!


★★