『パパ、だ~いスキ』と言われたパパの映画日記

こどもが二人とも小学生になったけど、「パパだ~いスキ!」と言われてる間は、タイトルを変えませんが。

『Seventh Code セブンス・コード』 クロサワはロシアで撮る

2014年01月26日 | 映画

いや~、平日満員の映画館って何年ぶりやろ。
1週間限定上映でキャパ100人くらいにミニシアターとはいえ、60分の映画にほぼ満員って、すごいこととちゃう?

ここからネタバレ

三田紀房の漫画「インベスターZ」に、めっちゃ面白ない映画を見せてどいう行動をとるか試すというシーンがあって、時間の無駄と出てきた主人公は投資の才能があるという、ようするに損切りできるかどうか見極めるという話なんやけど、
私は、いまだかつて映画の途中で出たことがありません。
投資の才能はないということです。
この漫画では「映画は最初の5分で面白いかつまらないかわかる」と憎たらしい暴論を吐きよるわけですが、主人公にこの映画を見せたら、アイアム前田敦子っぷりに、たぶん数分で出てたと思う。
そして、そいつにこう言ってやりたい。
「あの後、最後の10分で前田敦子が○△×□で、え~、あれ見てないの~!?もったいね~。」と。
投資に例えたら、あのあとその株大暴騰したのをみすみす逃しましたね、あなた、と。

出て行った君の気持ちもわかるよ~。
ウラジオストクまで男に会いに来る女:前田敦子。
スーツケースをガラガラひっぱて、車道にまで出て追い掛け回す敦子。
ロシア語が喋れる敦子。
どこでも寝れる敦子。
暗証番号を知ってる敦子。
去年のクリスマスプレゼントに子どもにあげた立体迷路(が出てきた、わーい!わーい!)で遊ぶ敦子。
どの敦子で愛想つかしましたか?
最後まで見たらちゃんと、辻褄あってるでしょ。


落下もスクリーンプロセスもなかったけど、十分クロサワ感を楽しめました。
WOWOWの『J-MOVIE WARS』も思い出したぞ。
もちろん、沢弥かなのアレだ!


★★★


『永遠の0』 ナイトスクープ

2014年01月26日 | 映画
スルーでええかなと思ったけど、ブロガーのベスト10に入った作品は見とかなあかんと思ってる間に、井筒監督と百田尚樹の激しいバトルが勃発。
いらん先入観が、邪魔しそうでしたが、NHKの番組「ファミリー・ヒストリー」みたいに楽しめました。
この番組、俳優・タレントらが、自分の家族・先祖の歴史を調べてもらい、意外な事実を知るという番組(余談だが、浅野忠信の回はめちゃくちゃ面白い。個人的には武蔵と、具志堅用高の回が好き)。
こういうのって、「探偵ナイトスクープ」でもよくあったよね。
西田局長がめっちゃ泣くやつ。
そんで、「探偵ナイトスクープ」といえば、この映画の原作者:百田尚樹が、番組の構成作家を長年手がけてた番組。
そら、百田先生もこの映画化には太鼓判押すはずや!
そんで、井筒監督、あんたも顧問でよう出とったやん~。
だとしたら、あのバトルはプロレスか!?

娘が、小学校の歴史で太平洋戦争のとこ習てきて、「正月、じーじーんとこ行ったら、戦争の頃の話聞く~」と言うてました。
貴重な戦後の暮らしっぷりや、防空壕体験なんかも聞けました。
祖父が、長谷川一夫と同じ隊にいたということも!
写真ないか今度ゆっくり調べたいと思います。

あと、エースパイロットが、エポックメークな戦局を転戦していくとこが、ちょっと「ガンダム」。
あ~、この流れで行くと最後「ククルス・ドアンの島」になってもたらイヤやな~と思ったけど杞憂に終わってよかった。

山崎貴監督のSFX使い(あ、VFXでしたね。すいません。)は、なかなか。
和製キャメロンになりつつあります。
空母赤城を回り込むとこなんか、もう山崎節みたいな芸風になってます。
次の『寄生獣』でも思いっきり回り込みまくってほしい。
前に「ALWAYS 三丁目の夕日」のレビュー
>同じ特撮マンでありながら、“特技監督”という日本の映画界ではこだわっている呼称とその精神を引き継いだ樋口真嗣監督とは対照的に、デビュー以来“VFX”という呼称で通した山崎貴監督は、この映画の大ヒットでこの先何年か、ある程度の予算で、東宝で映画を作らせてもらえる権利を確保したでしょう。ほぼ同世代、よきライバルとして切磋琢磨してほしいもんである。
と、書いていたんやけど、いよいよ『寄生獣』VS『進撃の巨人』で実現しそうです。
わーい!


★★★

2013年 ブロガーが選んだ映画ベスト10

2014年01月10日 | 映画ベスト10
ブロガーのベスト10を集計し続けて早10年。
(過去のベスト10 2012年2011年2010年2009年2008年2007年2006年2005年2004年
去年宣言したとおり10回目なんで100ブログを調べましたよ~。

得点の付け方は、1位10点、2位9点…9位2点、10位1点。
邦画・洋画別に選んでる方は、邦画1位・洋画1位は各9.5点、2位各7.5点…5位各1.5点。
ランク付けのない方は55点÷本数としました(10本未満選択の場合は選択本数の点を基礎点とします)。
映画タイトルの後にある【】は1位に選んだ方のブログです。
クリックしますとその方のベスト10記事に飛びます。
それでは、どうぞ!


10位『世界にひとつのプレイブック』109点【京の昼寝】


9位『きっと、うまくいく』119.5点【キノ2】【うろうろ日記】【C'est joli~ここちいい毎日を♪~】【はるみのひとり言】


8位『ライフ・オブ・パイ』123.25点【新・辛口映画館】


7位『キャプテン・フィリップス』130.25点【NAOのピアノレッスン日記】【パピとママ映画のBlog】【新:尾も白いもの探して】


6位『永遠の0』142.5点【YUKKOのILOVE MOVIES】【芸術に恋して★Blog★】【みはいる・BのB】【パピとママ映画のBlog】


5位『そして父になる』143.5点【シネマ親父の“日々是妄言”】【悠雅的生活】【オールマイティにコメンテート】【映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評】


4位『風立ちぬ』148点【自主映画制作工房Stud!o Yunfat 改め ALIQOUI film 映評のページ】【NAOのピアノレッスン日記】【あーうぃ だにえっと】【カノンな日々】【センタのダイアリー】


3位『パシフィック・リム』182点【みんなシネマいいのに!】【ハリウッド映画LOVE】【いずむうびい】【すきなものだけでいいです】


2位『ジャンゴ 繋がれざる者』191.75点【芸術に恋して★Blog★】【映画1ヵ月フリーパスポートもらうぞ~】
【Life affair】【メモリの藻屑、記憶領域のゴミ】


1位『ゼロ・グラビティ』331.25点【森直人脱力日記ハイパー】【西京極 紫の館】【推敲しない言葉】【映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評】【日々“是”精進!】【Akira's VOICE】【悠雅的生活】【・*・ etoile ・*・】【メルブロ】【映画!That' s Entertainment】【カノンな日々】【ぁの、アレ!床屋のぐるぐる回ってるヤツ!】【よしなしごと】【COLOR of CINEMA】【タニプロダクション】【甘噛み^^ 天才バカ板!】

終わってみれば、今年も1位はダントツでした。ほぼ半数の人がベスト10に入れてました。キュアロン監督の前作「トゥモロー・ワールド」は、惜しくも11位やったんですが、あん時の魔法のようなカメラワークが、今回3D効果も相まって十二分に発揮されたと思います。やっぱ3DIMAX行ってきますわ。
2位のタラ作は、公開作が連続して10入り。愛されてます。
3位のデル・トロ監督は「パンズ・ラビリンス」に続いてまたも3位。「パンズ~」は、キュアロンも製作に噛んでたんですね。
2位と3位はあまり差がありあません。
4位は、意外にもジブリが初のランクイン。この10年はジブリよりピクサー、原恵一、細田守が支持されておりましたから、最後に一発かましてくれました。ほんとは、もう1作の方も入ってほしかったんやけど。
5位の是枝監督も、初の10入り。
6位の山崎貴監督は、当たりはずれが大きいですが、「ヤマト」や「クレしん」のように自分と同世代ネタより、上世代を狙った時に当たってる気がします。原作読んでないんですが、「ファミリーヒストリー」的な仕上がりがウケたんではないでしょうか。
次回「寄生獣」は、同世代ネタですが、なんとか傑作にしあげてほしわ~。
4~6位も団子です。
7位のポール・グリーングラス監督はこれで3作目と常連化しつつあります。
8位と9位は、インドものですが、今回初の純正インド映画がランクインしました。
では、11位以下です。


11位『かぐや姫の物語』100点【『パパ、だ~いスキ』と言われたパパの映画日記】【COLOR of CINEMA】
12位『舟を編む』93.25点【みんなシネマいいのに!】【京の昼寝】
13位『愛 ア・ムール』89点【シネマ・ワンダーランド】
14位『クロニクル』68点
15位『横道世之介』67.5点【佐藤秀の徒然幻視録】【Devil's Own】【真紅のthinkingdays】
16位『テッド』66.5点【MOVIE KINGDOMⅡ】【みすずりんりん放送局】【風情♪の不安多事な冒険 Part.5】
17位『レ・ミゼラブル』66点【kintyre's Diary 新館】【はらやんの映画徒然草】【映画は時代を映す鏡】
18位『ゼロ・ダーク・サーティ』65.5点
19位『地獄でなぜ悪い』65.25点
20位『スタートレック -イントゥ・ダークネス-』63.25点【気ままな映画生活】

私が1位に選んだのんが、去年に続きまた11位~。悔しいいな~。邦画がわりとようさん入りましたね。キネ旬の洋1位は、ここでは13位でした。邦1位は、どこに?「レ・ミゼラブル」は去年5位で年またぎしました。「テッド」「ゼロ・ダーク~」は、公開時期がもっと後だったら、テン入りしてたかも。

21位『グランド・イリュージョン』59.75点【勝手に映画評価】
22位『マン・オブ・スティール』59.75点
23位『クラウド・アトラス』58.25点【佐藤秀の徒然幻視録】
24位『殺人の告白』57.5点【★yukarinの映画鑑賞ぷらす日記★】【ポコアポコヤ 映画倉庫】
25位『鑑定士と顔のない依頼人』55.25点
26位『シュガーラッシュ』50点【Con Gas,Sin Hielo】
27位『嘆きのピエタ』49.5点【Rabioysky計画】
28位『偽りなき者』46点
29位『はじまりのみち』42点【映画は時代を映す鏡】【お楽しみはココからだ~】
30位『リンカーン』41.75点【パピとママ映画のBlog】
31位『王になった男』40.25点
32位『トランス』40点【マンデーナイトアワーズ映画部トゥーリーのベスト】【映画三昧、活字中毒】
33位『42~世界を変えた男~』38.5点
34位『パラノーマン ブライス・ホローの謎』35点【『A Little his REDEMPTION.』映画オタクの映画感想倉庫】
35位『ウォールフラワー』34.5点【シネマ親父の“日々是妄言”】
36位『華麗なるギャッツビー』34点【みはいる・BのB】
37位『ペコロスの母に会いに行く』33.5点
38位『凶悪』33点【新・辛口映画館】
39位『モンスターズ・ユニバーシティ』31点
40位『みなさん、さようなら』30.5点【ジョニー暴れん坊デップの部屋】
ノーマークの映画、いっぱいです。韓国映画のトップは「殺人の告白」でした。私の推し韓国映画は「拝啓、愛しています」です。キネ旬邦画1位「ペコロス」は、37位でした。公開規模が小さめやったんで、これを機に凱旋公開してほしわ~。

他に1位に挙がった作品です。
41位『ペーパーボーイ』【銅版画制作の日々】
42位『イノセント・ガーデン』【虎猫の気まぐれシネマ日記】
44位『マリゴールド・ホテルで会いましょう』【虚馬ダイアリー】
45位『ホーリーモーターズ』【日々是変化ナリ】【From The Inside】
46位『プレイスビヨン・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』【我想一個人映画美的女人blog】【あーうぃ だにえっと】
46位『セデック・バレ』【くものはて】
49位『アンコール!!』【すたほ~映画・本の部屋】【迷宮映画館】
50位『図書館戦争』【NAOのピアノレッスン日記】
58位『魔法少女 まどか☆マギカ』【SGA屋物語紹介所】
59位『恋の渦』【タニプロダクション】【単館系】
61位『ハナ~奇跡の46日間』【Swing des Spoutniks】【Private PRISON CHATEU D'IF】
62位『東京家族』【元・副会長のCinema Days】
69位『HK 変態仮面』【ダイターンクラッシュ!】
79位『脳男』【みすずりんりん放送局】
80位『人生、ブラボー』【ダイターンクラッシュ!】
80位『渾身』【勝手に映画評価】
85位『塀の中のジュリアスシーザー』【元・副会長のCinema Days】
92位『燃えよ!じじいドラゴン』【龍目日記】
96位『ブランカニエベス』【Nice One!! @goo】
100位『悪の法則』【Days of Books, Films & Jazz】
100位『言の葉の庭』【こねたみっくす】
107位『あの頃、君を追いかけた』【真紅のthinkingdays】
107位『デッドマン・ダウン』【It's a wonderful cinema】
107位『スプリング・ブレイカーズ』【レザボアCATs】
107位『ジャックと天空の巨人』【満腹亭ぷくぷくの事件簿】
107位『女っ気なし』【日帰れ!!ホラーハウス弾丸ツアー!!】
107位『ダークホース~リア獣エイブの恋~』【ぷりぷりⅡ】
115位『鷹の爪 GO』【勝手に映画評価】
115位『銀魂 完結編』【みすずりんりん放送局】

順不同のベストでしたが下記の方々にもご協力願いました。
【ラムの大通り】【ノラネコの呑んで観るシネマ】【シネマをぶった斬り!!】【映画の話でコーヒーブレイク】【pure breath★マリーの映画館】【心のままに映画の風景】【☆お気楽♪電影生活☆】【勝手に映画評】【to Heart】【黒猫のうたた寝】【FREE TIME】【ペパーミントの魔術師】
【juntana325 趣味三昧】【ゆるーく生きたい今日この頃】

ワーストも、ダントツで「ガッチャマン」。ベスト10に入れてた人は見当たりません。誉めてた人は、しらこいCMのやつらしか知りませんわ。
続いて「ダイハード ラストデイ」「ジャッキー・コーガン」「悪の法則」ってとこです。

では、みなさん、今年も良い映画をいっぱい見て、この時期にお会いしましょう~。

2013年 映画ベスト10

2014年01月03日 | 映画ベスト10
一瞬だけブログを復活。
いい映画が前半揃ってたので、ちょこちょこ書いてたのですが、「ダイハード ラストデイ」を見て一気に萎えてしまい、これを機に書かなくなってしまいました・・・。
それと、記憶力ですか。
間をおくと、かなり忘れてしまいます。
若い頃に見た、どうでもいい映画は、よく覚えてたりするのですが・・・。
2013年は、ついに鑑賞本数50本を切ってしまいましたが、後のお遊びのため、ベスト10をまとめときます。
ブログ記事を書いたやつは一言コメントを割愛しました~。


10位・・・『四十九日のレシピ』
ダマされた!TV版を見ていた人でそう思った人多数のはず!!♪死んだはずだよおとみさん~を大胆に割愛の英断!TV版を見てなければたぶん★★★★やったな~。タナダユキ様、我が殿堂にお入りください!!カバンにちょっと足引っ掛けただけで、ムッと怒りを顔に出す若者のシーンはあいかわらずのキレ具合。永作博美主演NHK秀作TVドラマのちょっと手を加えた映画化シリーズ第3弾も期待してます。

9位・・・『横道世之介』
1987年生まれなのに、なんでこんなに80年代なんだ君は!高良健吾君!!『苦役列車』に続いての彼の80年代ボーイズっぷりにうずきまくりました!ズボンinのいでたちで意気揚々と降り立った花のTOKIOには、斉藤由貴のAXIAカセット大看板!通り過ぎる女性は工藤静香風の髪形!!街頭ではおニャン子クラブ風のアイドルがキャンペーン!!!こんだけ整えられたら、身も心も80年代になりきれるよね。さらに世之介の部屋には、六田登の「ダッシュ勝平」と、たがみよしひさの「なあばすぶれいくだうん」が。細かい!

8位・・・『ライフ・オブ・パイ』

7位・・・『箱入り息子の恋』
こういう役やらしたら、星野源は天下一品やね!夏帆は「みんな、エスパーだよ」とコレで完全に一皮むけた感じ。「悪霊病棟」も見たけど、小池栄子路線に行ってくれー!最初、星野源の親気分で見ていたが、夏帆の部屋に忍び込むシーンで、「なにしよるか、こやつ!」と夏帆の親気分に。

6位・・・『王になった男』

5位・・・『ジャンゴ 繋がれざる者』
やっと好きだった頃のタランティーノが見れたよ~。待ってたよ~。クリストフ・ヴァルツ、カッコえ~な~。タラのええとこどり、めちゃ笑た。

4位・・・『風立ちぬ』
宮崎駿も復活~と言うより、第2章を開いた感じ。「引退宣言」は信用してませんので。庵野の声、「となりのトトロ」の時の糸井重里の衝撃に比べたらマシやろ。ドキュメンタリー見て抜擢に納得!堀越二郎の上司、メガネの背の低い人、「ごちそうさん」の徳井優とカブリます!

3位・・・『拝啓、愛しています』

2位・・・『映画 鈴木先生』

1位・・・『かぐや姫の物語』
冒頭15分くらい大好き!!これだけでほぼ百点!!子育ての原点を思い出させてくれました。続く寝返りのシーンは、個人的に名シーン。これを描ける高畑勲の視線は本当にやさしい。宮崎駿と語った、「いつか日本版「ハイジ」を」というエピソードは、ルーカスとスピルバーグが「俺たちの007をいつか~」と語り合い「インディ・ジョーンズ」になったというエピソードに重なりました。また、かぐや姫に、死のメッセージを放り込むとこ、技術的にも「ホーホケキョ となりの山田くん」「ギブリーズ」と経てちゃんと継承させるねばり強さ、“高畑勲の最後にして最高傑作”は、本当にそうでした。その言葉を言った人、己の20年を捧げた西村義明プロデューサーには、感謝をせずにはおれません。ありがとうございました!


2013年鑑賞リスト
1:「拝啓、愛しています」★★★★
2:「映画 鈴木先生」★★★★
3:「劇場版 HUNTER×HUNTER 緋色の幻影(ファントム・ルージュ)」★★★
4:「LOOPER/ルーパー」★★★
5:「東京家族」★★★
6:「ライフ・オブ・パイ」★★★1/2
7:「ムーン・ライズ・キングダム」★★1/2
8:「ゼロ・ダーク・サーティ」★★★1/2 なんかSFっぽい題名。「深夜0時30分」って意味らしいねんけど、ここは「3時10分、決断のとき(原題3:10 TO YUMA)」とか、「その土曜日、7時58分(原題BEFORE THE DEVIL KNOWS YOU'RE DEAD)」 みたいに、がんばってほしかったなあ~。
9:「王になった男」★★★1/2
10:「横道世之介」★★★1/2
11:「ジャンゴ」★★★1/2
12:「草原の椅子」★★★1/2 最後まで10位を争っていました。男版「八日目の蝉」といった趣き。おっさんファンタジーとして、色んなとこは目をつむろ。あんなすんごい秘境に、少年、よう行ったなぁ~。
13:「オズ はじまりの戦い」★★1/2 こういの全く楽しめなくなった自分が悲しい・・・。サム・ライミなのに~。
14:「ダイハード ラストデイ」★1/2 前言撤回!明らかにこの手の映画の質が劣化してるんや!!巻き込まれなければ「ダイ・ハード」じゃないんとちゃう?自分から行くなって!!
15:「ヒッチコック」★★★ サイコ創作秘話。当時、ヒッチの置かれていた状況が、手塚先生のブラックジャックの時と似ていておもろい。つくづく「サイコ」は当時なんも知らんと見たらすごかったやろな~。
16:「愛、アムール」★★★ 「拝啓、」に続いてまたかーって感じやけど、これはこれでおもろかった。フランス映画が見れるようになった自分に拍手!
17:「ライジング・ドラゴン」★★★ 新型全身ローラースケートとか迷路とか名アクションシーンが光るけど、ジャッキー史上では並。
18:「シュガー・ラッシュ」★★★ 山ちゃん達者やわ~。吹き替え版でよかったよ。コレと「ノーコンキッド」で懐ゲーブーム到来!ゼビウスと雷電伝説に再びハマる。ちなみに、アメの懐ゲーってアップライト筐体なんよね~。
19:「ハッシュパピー バスタブ島の少女」★★ 寝てもーたわ。
20:「リンカーン」★★1/2 南北戦争はドツキ合いの原始的戦争でもあったのかー。「フルメタルジャケット」といいスピが時折見せる戦争の見せ方新機軸。これも引用されるかなー。トミー・リーのカムアウトが一番の見どころ!
21:「舟を編む」★★★ お仕事秘話+オタク。馬締の人物像は松田龍平の手にかかっても、やっぱ不快。俺がオダジョーなら匙投げてるわ!宮崎あおいのロマンスが順調すぎやせんか?
22:「L.Aギャングストーリー」★★1/2 ほぼ「アンタッチャブル」。ロバート・パトリック深けたなぁ~。ショーン・ペンのボクシングが本格的すぎ!
23:「藁の盾」★★1/2 「藤原竜也の演技がカンヌで評判良かった」と審査員を務めた河瀬直美が言うてましたが、もっと大きく取り上げたって~な。今回も、三池の長尺に飽きてきた。90分くらいでおさめてほしい!
24:「リアル 完全なる首長竜の日」★★1/2 ちょっとクローネンバーグ?いつもの黒沢マーク落下シーンが低すぎてわろた。まぁ東宝メジャーには思うところあるでしょうし、この程度なんでしょう。染谷将太の細人間似合ってました。
25:「はじまりのみち」★★★1/2 原監督、実写でもいけます!濱田岳の「国破れて、山河あり」的なセリフと、ユースケ・サンタマリアの才能のある弟に対して吐露するシーンがお気に入りです。
26:「箱入り息子の恋」★★★/12
27:「俺はまだ本気だしてないだけ」★★ 残念な映画。漫画の後半でシズオの真の実力が露になってくる感が映画にはなかった。なんかなぞっただけ。福田雄一には予算をあげないほうが・・・。新潮コラムで原作者がイラストも担当してる六角精児が主演でよかったのでは?パン一の堤と橋本愛の家着はがんばってたけどな。
28:「嘆きのピエタ」★★1/2 キム・ギドクひさびさ。ちょっと、ついていけんとこもあって。
29:「さよなら渓谷」★★1/2 こういう邦画は常に必要。
30:「パシフィック・リム」★★★ 予告編は久々に燃えたけど・・・。ストーリーしっかりしてたらなぁ~。ロボやKAIJYUのデザインがおもくそアメ車。
31:「タワーリング・インフェルノ」 昔見たTVのカット版だったので、はじまりがこんなんだったとは、そら大手2社の予算でないと作れんわな。もちろん、不要なシーン!そんなんにこんだけ予算かけられるって、ええ時代かも。CGのない時代は、きちんと工夫してると、いいものが撮れてます!
32:「劇場版タイムスクープ・ハンター 安土城 最後の1日」★★★ こちらは低予算ながらもその効果を上手く出せてます。後半掟を破るんですが、まぁ仕方ないことです。それより今回はじめて80年代、しかもヤンキーを収集したところがおもろかった。惜しむらくはエンディングがアレでないところか。続けてほしー。
33:「風立ちぬ」★★★★
34:「エリジウム」★★1/2 最初のシーン永井一郎のナレーションがついたら、もろガンダム。
35:「許されざる者」★★1/2 イーストウッド版より良くなるかもと多大な期待を持って見てしまった。
36:「地獄でなぜ悪い」★★1/2 長谷川博己と堺雅人とウーマンラッシュアワーは、かまない早口王座をぜひ争っていただきたい!音楽が川口浩探検隊っぽくってよかった。
37:「凶悪」★★★ 池脇さん、がんばりましたなぁ~。
38:「そして父になる」★★★ 福山の父親像が「ゴーイングホーム」の山口智子とかぶるイヤさ。リリー家がいいよね!やっぱ地に足をつけんと。
39:「危険なプロット」★★★ ヒッチの「裏窓」を思わせるのぞき趣味。
40:「いとしきエブリデイ」★★★ 「ある子供」のその後か?顔に特徴のある兄弟なので成長がよくわかる。
41:「四十九日のレシピ」★★★1/2 
42:「サイコ」 もう一度言う。この映画は当時なんも知らんと見たかった!! 
43:「夢と狂気の王国」★★★ NHKの「プロフェッショナル」と被るとこが当然あるけど、砂田さんだけに特ダネをくださってます。庵野声優起用のいきさつはおもろいわー。あと高畑勲は、やっぱり
44:「かぐや姫の物語」★★★★
45:「キャプテン・フィリップス」★★★ 「ユナイテッド93」みたいなとこより、ラストの医療班のナースの冷徹さに涙が出そうになりましたが、ここでいいんですよね。
46:「ゼロ・グラビティ」★★★ リアルすぎてもなー。大好きな「スター・ウォーズ」とか「ガンダム」を否定された感じ。ミレニアムファルコン号は、宇宙空間では、あんな音しないんだよとか、アムロは元より、フラウ・ボウやカツ・レツ・キッカまで、あんなうまく宇宙遊泳できるはずない!いや、こいつらニュータイプやから出来てええのか。うんうん。今度は万博なんかの体験映像として楽しみたいと思います。確実に酔うわー。

★★★★が4個も!★★★1/2以上でベスト10を作れるほど、豊作でした!!しかも、ハリウッドエンタメを敬遠したので、自分の好みにあったやつが、なんかあったかも知れん。それは、これから探すとしましょう。では、お楽しみに~~。

『王になった男』 大鐘賞と青龍賞と歴代観客動員1位

2013年02月28日 | 映画

ここ数年韓国ドラマにハマってます。
特に歴史ドラマに夢中です。
短くても20話、長いものになると200話くらいあったりするんですが、あ~見てて本当に良かったと思うエピソードや、ハンパないカタルシスを迎える瞬間が何回もあるんで、長くても、ま~たっく苦に感じないのです。
ところが、この映画、そのええとこばっかりを2時間で見せてくれよりました。
実はこの感じ、チュ・チャンミン監督の前作『拝啓、愛しています』の時にもあったんですよね~。
この監督本物やわ~。
これまで、手がけた4作は全て脚本も自分で書いてたけど、今回は『オールドボーイ』のファン・ジョユンに一任。
監督も脚本家も歴史モノは初やね。
「資料に記述がなければ、思いっきりフィクションで」っていうのが、韓国の歴史ドラマの面白いところで、見やすいところでもあるんですが、中でも『トンイ』『イ・サン』のイ・ビョンフン監督のそれは、自由すぎるというか・・・やりすぎの批判もがあるけど、私は大好きです。
ラストシーンが、ちょっと『チャングム』っぽいところは、うれしかったなぁ~。
イ・ビョンホンも意外な事に、歴史モノは初なんやね。
『風の絵師』で、めっちゃ悪役なのに「お前さん(原監督以外でコレ言う人初めて)」と言ったばっかりに、イマイチ憎めなかった大森南朋似のリュ・スンリョンと、
『トンイ』に比べてかなり薄いメイクと地味衣装(兄の件があるからやろね~)のハン・ヒョジュの歴史もんベテラン二人が、ええサポートしてくれたんやろ、全く問題なく、ちゃんと雰囲気になじんでました。
たぶん、こちらの方も初のはずの、二役演技のところは、『トガニ』校長役の時はめっちゃにくそかったのに、内官衣装を被れば温水洋一似のおっちゃんチャン・グァンがアドバイスしてるはず!!
そうそう、フランシス・マクドーマンドと似たアゴのラインのキム・ギドク映画常連パク・ジアも、毒殺未遂尚宮として出演してました。

衣装、美術、照明、食事・お菓子のフードコーディネート!
今まで見たどの歴史モノよりも見事やったです!
ほの暗ーく、鳥の鳴き声しか聞こえない寝所に、一人でおったら、父親、兄、弟(9才!)を暗殺したとされる王様は、そら、狂いそうになるわな。
ご飯にちょっとでも小石が入ってただけで味おかしくなんのに、銀の箸の色変わったら、あんなに美味そうな食事もばくばく食べれんわな。
王様の残したものが、女官の食事になるなんて初めて知りました。

この映画、大鐘賞15冠!
韓国には、日本アカデミー賞みたいな大鐘賞と、スポーツ紙主催でブルーリボン賞みたいな青龍賞があります。
でも、この独占受賞は、あんまり好ましく思われてないみたい。
そういうとこも日本アカデミー賞っぽいね。
で、ちょっと気になったんで受賞作品を並べてみました。


     大鐘賞     青龍賞
2000年 『ペパーミントキャンディ』 『JSA』 
2001年 『JSA』          『春の日は過ぎゆく』
2002年 『おばあちゃんの家』 『酔画仙』
2003年 『殺人の追憶』 『春夏秋冬そして春』
2004年 『春夏秋冬そして春』 『シルミド』
2005年 『マラソン』 『親切なクムジャさん』
2006年 『王の男』 『グエムル』
2007年 『家族の誕生』 『優雅な世界』
2008年 『チェイサー』 『私たち生涯最高の瞬間』
2009年 『神機箭(シンギジョン)』 『母なる照明』
2010年 『ポエトリー』 『義兄弟』
2011年 『高地戦』 『生き残るための三つの取引』
2012年 『王になった男』 『ピエタ』

2008年までは大鐘賞が6月発表なので、受賞作品にずれがあります。
なんや、大鐘賞のチョイス、そう悪くないやん。
ちなみに『王になった男』は青龍賞の方は美術賞のみでした。
意地悪しすぎとちゃう!
ついでに、かなりヒットしてるというので、年度別の観客動員1位も調べました。
1999年1位『シュリ』
2000年1位『JSA』
2001年1位『友へ チング』
2002年1位『家門の栄光』
2003年1位『シルミド』・・・『王になった男』を監督予定だったカン・ウソク監督作
2004年1位『ブラザーフッド』
2005年1位『トンマッコルへようこそ』・・・王様役予定だったチョン・ジェヨン出演
2006年1位『グエムル』
2007年1位『D-WARS』
2008年1位『グッド、バッド、ウィアード』・・・イ・ビョンホン出演
2009年1位『TSUNAMI-ツナミ-』・・・卜部将役キム・イングォン出演
2010年1位『アジョシ』・・・イ・テユン撮影
2011年1位『神弓-KAMIYUMI-』・・・ホ・ギュン都承旨役リュ・スンリョン出演

2012年は、もちろん『王になった男』~と言いたい所ですが、運が悪かった。
去年、『グエムル』を抜いて歴代観客動員1位を記録した映画が出たんです。
『泥棒たち』。
チョン・ジヒョン改めGianna Junの復帰作で韓国版『オーシャンンズ11』みたいな映画やそうです。
それでも、『王になった男』は歴代3位。
こんだけ、観客動員1位に縁のあった作品やったのに~。


★★★1/2

『ムーンライズ・キングダム』 小さな恋のメロディばっか

2013年02月27日 | 映画

『小さな恋のメロディ』が引き合いに出されてて、予告編見て、これいけそうと思ったんやけど、やっぱ、ウェス・アンダーソン監督、苦手やわ~。
なにが、いかんて主人公の小生意気なメガネ男の子。
見てくれも、性格も共感できかねましたので、その恋を応援しきれず。。。
女の子、カワイイんやけどね~。
二人とも、12歳って設定やのん。
ムスメとひとつ違いか・・・。
西洋のムスメさんはおませさんやね~。
あんま、書くことないんで、『小さな恋のメロディ』のこと思い出してたんやけど、いろいろい勘違いしてたことが判明。
『小さな恋のメロディ』って、ベネチアの橋行くやつやったっけ?
『小さな恋のメロディ』の主演の男の子って、大きなって『処刑教室』の監督してんやんな~。
題名『小さな恋のメロディー』やろ。


★★1/2

『ライフ・オブ・パイ』 3月14日はパイの日だってよ

2013年02月21日 | 映画


『トラと漂流した227日』という副題のおかげで、漂流アドベンチャーかと思ったけど、なにかスゲーものを見た感じ。
途中、『銀河鉄道999』で出てきそうな惑星じゃなかった食人植物の島みたいなとこに途中下車や、水の奥の曼荼羅世界を垣間見たりしたあげく、トラとのお別れシーンで、こっち振り向く?振り向かない?みたいな『あらいぐまラスカル』の最終回からもうひとひねり!沈没船ジョークみたいな、謎かけが語られます。
アン・リーあんた何者やねん!!
思えば、アン・リーほど多彩なジャンルの映画を作ってる監督は、なかなかおらん。
『恋人たちの食卓』までは家族モノの得意な監督と思いきや、
その後いきなり英国貴族モノの『いつか晴れた日に』。
『アイス・ストーム』で再び家族モノを手がけるも、題材は70年代アメリカの家族。
『楽園をください』で南北戦争も描き、
『グリーン・デスティニー』ではワイアヤーアクションも駆使した武侠映画の後に、CG駆使のアメコミ『ハルク』。
『ブロークバック・マウンテン』でゲイを題材にした後に、ハードコアポルノありの『ラスト・コーション』。
しかも、これら作品はレベルも高くて、『恋人たちの食卓』と『いつか晴れた日に』は、私の★★★★映画です。

で、このアン・リー、映画では、漂流前にわりと長いこと学園生活シーンを描きます。
中でも、自分の名前“パイ”にまつわる話~オヤジにつけられた“ピシン・モリトール”って名前が、フランスの有名なプールからってまさかのキラキラネーム。ピシンがオシッコって意味にとられてイジメの対象になるため自分からπと命名~は、“アン”って名前で同じ目にあってたのかと思うくらい丁寧に描いてます。
うちの小学校では二年生の参観に「自分の名前」についての授業がありますが、キラキラのさせすぎには、くれぐれもご注意を!
ちなみに、ムスメは、生まれた顔を見た瞬間ひらめいた名前(ヨメ談)で、意味は後付け。
ムスコは、『トンイ』で「中庸」からの引用がいい言葉だったので、いただきました。

それにしても、CGタイガーのできには驚くばかり。
やつれたトラを見て、「体罰!MPAAに訴えてやる!!」と思うほどでしたが、後で知ってびっくりです。
『ロード・オブ・ザ・リング』でWETAスタジオがニュージーランドにできたように、この映画で台湾の高雄市にデジタル・スタジオできるそうです。

『ガンジー』『スラムドッグ・ミリオネア』に続く、インド絡みでアカデミー作品賞、続くかな~。
おっと『インドへの道』は、ダメだったね。

★★★1/2

『東京家族』 涙王妻夫木

2013年02月06日 | 映画
「のう昌次、母さん死んだぞ」で妻夫木泣く予告、さんざん見た(主戦場のシネコンが松竹系のMOVIXやから、ほんまにようけ見たで~)けど、本編で泣けるかな~。
いや、泣けるでしょ。
山田洋次作品は、わかってても泣かせよるし、
出てるの、涙の王様、妻夫木クンやで~。
『涙そうそう』では、鼻つまんで我慢泣き、
『ブタがいた教室』では、子供と一緒に泣き、
『悪人』では、イン&ヤンな泣き、
『マイ・バック・ページ』では、山下敦広に絶賛された泣き、
泣いてるかどうか知らんけど『ノーボーイ、ノークライ』なんて映画もあるわ!

『東京物語』にインスパイアということで、ほんま細かいとこまでこだわっとった。
最初の日にふるまう料理が、「スキヤキでいいかしら、お刺身もつけましょうか」といったセリフまで同じにしたり、
美容院の名前「うらら(ウララ)美容院」の看板といった小道具、
紙飛行機で遊ぶ孫が、ラジコンヘリで遊ぶに変更と、
そのまんまもあれば、現代であるがゆえに微妙に変更と臨機応変にしてるんやけど、ココどないかしてほしかった。
もう最初でひっかかってしもた。
それは、老夫婦が東京で一人行動できない点。
しかもこの人、教鞭とってたのに。
まだ痴呆がでてるって感じでもないのに、こんなにお供しないといけないわけ?
映画って、ミョーなとこでひっかかってしまうとダメなんで、この後ちょっとしんどかったんですが、
『東京物語』には登場しないキャラ妻夫木のとこと、蒼井優のとこは、いつもの山田調で楽しんで見れました。
妻夫木のキャラ設定は『息子』の永瀬正敏にちょいと似てるよねー。
で、聾唖の和久井映見じゃなかった、蒼井優と知り合ったのが「3・11」以後に付け加えられたとこやけど、このエピソードで、あんた実はいいヤツでんなぁ~ってこんな感じのん、最近見たでー。
『純と愛』で、妻夫木以上にダメなもうホントにダメな、純の兄貴(もこみち)が、実は好青年であることがわかるシーン。
1月17日放送の回、この兄貴が突然合掌するシーンがあって、もこみちが「え、みんな、やんないの?」「お兄ちゃん、毎年やってんの?」ってシーン(セリフうろおぼえ)。
あなたから、今日はあの日から18年ですと教えられるとは思いませんでしたー。
しかしながら、もこみちはまたイヤなヤツに戻っています。
そいえば、3.11後の帰宅難民中に知り合ったカップルという設定のドラマ『最高の離婚』では、タイトル通り瑛太と尾野真千子が離婚しました。
この後、どうなるんか楽しみです。

脱線してまいました。
『東京家族』に戻りますが、風吹ジュンの居酒屋にいた先客、『寅さん』で「とらや」のラストバイト担当の二人が出てました。
そいううとことか、夏川結衣が、さくら:倍賞千恵子の立ち居振る舞いと声が似てるなぁーとか、
橋爪功が爪切る姿は、『息子』の三國連太郎の後姿と被りましたわーとか、
山田洋次には山田洋二らしい作品を求めてしまいます!
橋爪功のこの役ですが、当初、菅原文太がやる予定やったんですけど、えげつな~い広島弁聞きたかったなぁ~・・・。
ピン芸人:三浦マイルドの広島弁ネタとか、『まほろ駅前番外地』の吉村刑事とか、ちょっと広島弁ブーム?


★★★

『拝啓、愛しています』 「イ・サン」の英祖がAVを見てるでチョ~ナ~

2013年02月01日 | 映画
韓国の歴史ドラマ監督イ・ビョンフン作でおなじみのあの怖い爺さん!
『ホジュン』『商道(サンド)』『イ・サン』で、主人公を導くメンター、厳しく高い壁の役を努めてましたイ・スンジェが、まさかのチャーミングなハラボジを演じています。
いつも通り、頑固は頑固なんですが、目の奥はやさしさに満ち溢れています!
いつも怖かった、あの爺さんが、笑てます!
ヤキモチやきます。
カフェにも行きます。
黒手袋をパンパンします。
お誕生日の歌も歌います。
鼻水も出します。
AVも見ます。
あの英祖がですよ~。
この爺さんが、英語題「late blossom」の通り、人生最終版にして、恋をするわけですが、これだけにとどまらず、もう一組の老夫婦が出てきます。
こっちは、社会問題(認知症介護)担当なんですが、この二つがええ具合に絡み合って、愛すべき映画に仕上がりました。
大好き、この映画!!

原作は、韓国の人気ネット漫画家カン・プル。
日本でも発売された『純情物語』を読んだ感じでは、ドベタな韓流ドラマの漫画版といった感じやけど、じんわりハマるエピソードの積み上げがうまく、映像化に向いてると思いました。
映画にもなってるんやけど、どやろね。

この題名すごくいいです!!
原題は「クデルル サランハムニダ」。
直訳で「あなたを愛してます」やけど、映画で語られる通り、同じ「あなた」でも、「クデ」と「タンシン」があって、この爺さんが、その使い分けを語っています。
このこだわりの「あなた」を、もうひとつのキーアイテム手紙からの連想で「拝啓」に置き換えるなんて、この題名はファインプレーです!
ドラマ版もあって、そっちはそのまま「あなたを愛してます」になっとった。
お~!イ・スンジェが引き続き同じ役で出てるやん!!
キム・ヒョンジュンが出てるから、老人四人の話だけではなさそうやね~。
見たい!!!


★★★★

『劇場版 HUNTER×HUNTER 緋色の幻影(ファントム・ルージュ)』 奇跡の映画化

2013年01月27日 | 映画
登場週興収1位!
『HUNTER×HUNTER』、こんなに人気あったんか~。
漫画人気、高いんはわかるよ。
私も、今ジャンプで連載中のんで、唯一読み続けてるんやけど(キメラアント編が終わって、またおもろなってきた)、アニメ版も人気があったとはね~。
だって、放映時間なんか、関西は月曜日の深夜3時。
しかも、何回か遅れての放送で、この映画の上映初日日には「幻影旅団編」はまだ終わってない。
ついでに、キム・ジョンイルが死亡した日は、ニュースで番組が飛びました(後日放送キモ冷やす)。
一番くじも、買うには、かなり遠いとこいかなないです。
だから、私にとっては『鈴木先生』より奇跡の映画化って感じするんよね~(ちなみに、前回のテレビアニメ化時には、映画版は制作されず)。
で、子どもも好きなんで、ヨメ抜きで見てまいりました~。

テレビで何回も予告編見てたり、前売り特典がクラピカ中心なんで、おもくそクラピカメインの話やと思ってたけど、普通にゴンとキルアが活躍する話でした。
ムスメはクラピカファンのはずでしたが、鑑賞後はなぜか幻影旅団ファンになってました。
子どものお供で、見に行ってるんで、それほど思いいれもないからか、番外編、外伝的なわりに、97分ようまとまってると思います。
ゲスト声優の、藤木直人も、最近のタレント吹き替え悪説(まぁ犯人は多人数の人や、ゴリ押しの人たちなんやけど)がはびこる中、よくやってました。
そうそう声優といえば、主人公ゴンの潘めぐみは、ララァ・スンの声優潘恵子のムスメです。
テレビ版の1回目に共演(しかも親子の別れ的シーン)があって、ちょっとジーンとしました。


★★★

入場特典の描き下ろしコミックス、先着100万人(興収10億相当)やから、2週間後やったらもうないやろと、思てたけど、奇跡のゲット~。
この本、めっちゃええやん!
前売り特典のクリアファイルもええし、こども料金はめっちゃお得感がありました~。

『LOOPER/ルーパー』 町山さんの1位

2013年01月25日 | 映画
ネタバレありなので注意

お~、人はこうして薄毛になっていき、ついにはハゲるのか!
昨年夏、一年ぶりに会った友人の毛が薄くなってて、かわいそやなと思ったけど、最近、自分も髪洗った後、鏡に写る頭頂部がヒジョーに寂しく思えてきて、
ジョセフ・ゴードン=レヴィットも30年後の未来の自分を見た瞬間、フリーズ(別のヤツは自分しか知らないはずのママの子守唄を知ってフリーズ)してしまったのは、「え~、俺、こんなにハゲるん!?」と思ったからに違いない!
私も、つい去年までは、毛が薄くなるなんて、これっぽちも思てませんもん。
これじゃぁ、子供の頃髪の毛をなでてくれたというママの思い出を伏線に使えないやん!←いや、ちょっとええシーンで使てます。

ジョセフ・ゴードン=レヴィット、どっちか言うたら、ブルース・ウィリスより『ミッドナイト・ラン』のデ・ニーロっぽかったけど、映画全体見て思たんは、なんか『アキラ』みた~い。
連鎖を断ち切る上で、あのラストなんですが、インド式計算をこなすシド坊ちゃまは、果たしてよい子に育つでしょうか?
『トワイライトゾーン/超次元の体験』第3話(ジョー・ダンテのやつ)では、超能力を持った子供に、まわりの大人たちはおびえ、ものすごい気をつかって暴君と化してましたが、
この映画では、「俺には見える、この先、一発で仕込んだ子どもが、さらなるサイコパワーを持つ弟か妹になって、おまえの暴走を止めるのを」ってことでいいですかね~。

「映画秘宝」に載ってた町山氏の2012年1位やったんで見に行ったんやけど(去年もそういう理由で『宇宙人ポール』行ったなぁ~)、理由が『ミッション:8ミニッツ』(2011年の3位)が好きだからだって。
なるほど~。
というわけで、私の星は『ミッション:8ミニッツ』と同じ
★★★

『映画 鈴木先生』 リターン・オブ・足子先生そして俺

2013年01月23日 | 映画
奇跡の映画化だそうで。
でも、なんとなく映画もあるなという予感はあったんよね。
視聴率が悪かったといっても、一応「スマスマ」の裏番組やし、テレ東はごまめ扱いやし、なにより「モテキ」映画版の大ヒットがあったからね。
そんで、TVの放送は全11巻中の7巻「鈴木裁判」の回までで、残り4巻分の「生徒会選挙」でテレビスペシャル、「文化祭演劇編」で映画って感じかな~と思っとったわ。
生徒の成長(生徒の一人齋藤隆成は、「砂の器」で放浪の旅に出る少年、「光とともに」の自閉症の子、「博士が愛した数式」の√、を演ってた天才子役!よその子は、知らん間にこんなにも大きなるよ!)もあって、早せんとあかんから、必ずあると!

そもそも「鈴木先生」漫画は大好きやっただけに、実写化には全く期待してへんかった。
鈴木先生が、とりあえずメガネとループタイだけで鈴木先生(放映時は、「セカンド・バージン」「家政婦のミタ」より先で、「どなたですか?」(by足子))って感じの人で、小川蘇美に至っては、まさかの長髪!
とりあえず見とくかって、ノリで見たんやけど、さすがに上記二点はなれるまでに何回か要したものの、その他の先生たちのキャスティングがすばらしすぎて、ハマる元となりました。
あの何回も読まないと理解しづらい字の多いセリフも、脚本家古沢良太マジックで簡潔に。
そのセリフを喋る生徒達(ジャニや大手プロのゴリ押しがなかったのもよかった)が、最終回に本当に成長してる姿は本当に美しいものを見せてもらい、「うん、公立中学校もわるないもんやな~」と思いましたもん。

そんな「映画 鈴木先生」、潔しなまでにTVの延長でした。
今までいろんな、TVドラマの映画版を見てきた(馬鹿馬鹿しくなって去年はそういうのを見ないと誓いをたてました)けど、OPの歌とタイトルバックがTVと全く同じって、たぶん初めてちゃうかな~?
そんで、左上に「lesson11」の文字が!
「11話かっ!」。
そう、これはよくあるTVシリーズの「THE MOVIE」、豪華キャストにしてみましたとか、タイアップであの人にテーマ曲歌ってもらいましたとか、予算多めに大事件にしてみました的なものではなく、TVの延長でありながら、劇場版である、言うなれば「イデオン 発動篇」みたいなもんで、そう気づくと期待値は、マックス!
そのマックスに応えるかのように、古沢脚本は、原作好きも納得のスゴすぎるものになってました。
演劇編(いや、まぁ、たぶんコレやってしまうと、きつかったやろうね。うすら寒いよ~な。)をばっさり切り、選挙編と立てこもり事件編で再構成+小川妄想。
演劇編で出てきた「後押しの必要な子」のエピソードは、切らずに、生徒会立候補で使用し、
それでいて、漫画では大ゴマの「猫足立ちからの前蹴り」は、TVでそれに近いことやったからやらないとか、その取捨選択が、まさにあなたが@神の娘です!
足子先生との軽い和解も、映画版ならではのもので、富田靖子(元アイコ&さびしんぼう)だからできた、漫画なら決してこうはならなかったやろな~というもので、足子先生も、生徒も、鈴木先生も、人が成長してる瞬間を見るのは、実にいいもんです!

★★★★

映画版で登場の、“愛”と書いて“いとし”こと風間俊介が、臼田あさ美演じる鈴木夫人と、現在似たような能力を持ってるのは、何かの縁ですね。私は、男なんで、女がこの能力を持ってもらうと、実に困りもんです。これくらいの息抜きほっておいといてほしいよね!でないと、事件がおきちゃうよ!!

2012年 ブロガーが選んだ映画ベスト10

2013年01月11日 | 映画ベスト10
例年になく遅くなりました。
おかげで、アカデミー賞ノミネーション発表と、キネ旬ベスト10の発表と同じ日になり、なんか誇らしい感じです。
“ブロガーが選んだ映画ベスト10”も今回で9回目。
(過去のベスト10 2011年2010年2009年2008年2007年2006年2005年2004年
よう続けてこれたなぁ~。
今回も過去最多を更新するブロガー87様分を集計。
この流れでいくと、10回目は100ブログ調べんとあきませんなぁ~。
今年は、スゴイ年です。
2009年、2006年、2005年に1位となったイーストウッドが「J・エドガー」、2008年1位のクリストファー・ノーランが「ダークナイト ライジング」、2007年1位の周防正行が「終の信託」、2004年1位のピーター・ジャクソンが「ホビット」を公開してくれて、さながらチャンピォンカーニバルといった感じになりました。
こういうの、来年の10回目にとっといてくれよ~と思いつつ、さぁ、2012年なにが面白い映画やったでしょう!

得点の付け方は、1位10点、2位9点…9位2点、10位1点。
邦画・洋画別に選んでる方は、邦画1位・洋画1位は各9.5点、2位各7.5点…5位各1.5点。
ランク付けのない方は55点÷本数としました。
映画タイトルの後にある【】は1位に選んだ方のブログです。
クリックしますとその方のベスト10記事に飛びます。
それでは、どうぞ!


10位『私が、生きる肌』107点【我想一個人映画美的女人blog】【自主映画制作工房Stud!o Yunfat 映評のページ】【ノルウェー暮らし・イン・原宿】【kintyre's Diary 新館】


9位『007 スカイフォール』117.15点【西京極 紫の館】


8位『アベンジャーズ』120.3点【シネマ親父の“日々是妄言”】【Memoirs_of_dai】【SGA屋物語紹介所】【ひるめし。】


7位『ミッドナイト・イン・パリ』122.4点【Days of Books, Films & Jazz】【日々 是 変化ナリ~ DAYS OF STRUGGLE ~】


6位『桐島、部活やめるってよ』131点【はらやんの徒然草】【真紅のthinkingdays】【みんなシネマいいのに!!】【this way and that.】【映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評】【森直人/脱力日記ハイパー】


5位『レ・ミゼラブル』141.7点【日々“是”精進!】【Akira's VOICE】【映画は時代を映す鏡】【★Shaberiba】


4位『アーティスト』165.8点【It's a wonderful cinema】【キノ2】【映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評】


3位『最強のふたり』195.2点【NAOのピアノレッスン日記】【迷宮映画館】【SOARのパストラーレ♪】


2位『アルゴ』202.4点【みんなシネマいいのに!!】【Con Gas, Sin Hielo】


1位『ダークナイト ライジング』209.2点【悠雅的生活】【・*・ etoile ・*・】【新・映画鑑賞★日記・・・】【あーうぃ だにぇっと】【YUKKOのI LOVE MOVIES】【ハリウッド映画 LOVE】

チャンピォンカーニバルにふさわしい超激戦となりましたが、争ってたのは、続きもんをひっさげてのノーラン監督のみで、そのまま1位を鼻差で勝利~。前作ほどの完勝劇ではなかったけど、完結編ってことで前作推しの方以外からも票を獲得したのが効きました。『リンカーン』がなければアカデミー賞もという『アルゴ』は、本当におしかった!ベン・アフの思わぬ才能に皆さん驚かれたと思います。3位は、東京国際映画祭グランプリ作初の大ヒット作品『最強のふたり』。20111年受賞だから、丸一年待たされたというより公開後のクチコミパワーです。新聞広告よう見ました。4位、5位は、いつも強いアカデミー賞関係。6位に唯一の邦画。7位ウディ・アレン、10位アルモドバルは、初のベスト10入りです。8、9位はエンタ系で、こういうのが入ってないと寂しいのでよかったです。今年は、去年に引き続きアニメ・韓国映画の10入りなし。なんとなくユーロな薫りのするベスト10ですわ~。
では、11位以下を。


11位『おおかみこどもの雨と雪』104.5点【『パパ、だ~いスキ』と言われたパパの映画日記】【NAOのピアノレッスン日記】【メルブロ】
12位『ヒミズ』103.3点【芸術に恋して★Blog★】【元・副会長のCinema Days】【オールマイティにコメンテート】
13位『鍵泥棒のメソッド』99.7点【NAOのピアノレッスン日記】【ポコアポコヤ 映画倉庫】
14位『ヘルプ~心がつなぐストーリー』96.3点【芸術に恋して★Blog★】【京の昼寝~♪】【映画!That' s Entertainment】
15位『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』95.4点【うろうろ日記】【菫色映画】
16位『ヒューゴの不思議な発明』94.3点【シネマ・ワンダーランド】
17位『別離』71.7点【元・副会長のCinema Days】【シネマな時間に考察を。】【映画三昧、活字中毒】
18位『少年は残酷な弓を射る』62点【新・辛口映画館】【真紅のthinkingdays】【虎猫の気まぐれシネマ日記】
19位『ドライヴ』60.2点【編集局ブログ“BunLOG”】
20位『ドラゴン・タトゥーの女』58.5点【映画!That' s Entertainment】

く~っ、マイ1位『おおかみこども』あと少しで10位やったのに悔しい~~。1位に入れた人が3人いてもこの位置。1位が二人なのに2位の『アルゴ』。こんな思いをした人が多そうな11位~19位です。準常連のフィンチャーがまさかのここ。

21位『戦火の馬』50.8点
22位『テルマエ・ロマエ』47点【ダイターンクラッシュ!!】【京の昼寝~♪】
23位『この空の花 長岡花火物語』45.3点【レザボアCATs】【カノンな日々】【お楽しみはココからだ~ 映画をもっと楽しむ方法】
24位『ソウル・サーファー』44.2点【C'est joli~ここちいい毎日を♪~】【カノンな日々】
25位『サラの鍵』43.75点【銅版画制作の日々】
26位『BRAVE HEARTS 海猿』41.5点
27位『麒麟の翼』41.25点
28位『ALWAYS 三丁目の夕日'64』41点
29位『るろうに剣心』39点【あーうぃ だにぇっと】
29位『裏切りのサーカス』39点
31位『夢売るふたり』37.2点【シネマ親父の“日々是妄言”】
32位『ホビット 思いがけない冒険』36.8点【満腹亭ぷくぷくの事件簿】
34位『エクスペンダブルズ2』34.75点【Subterranean サブタレイニアン】
35位『かぞくのくに』30.75点
36位『宇宙人ポール』29.7点
37位『メランコリア』29.2点【ぁの、アレ!床屋のぐるぐる回ってるヤツ!】
38位『人生の特等席』28.5点
39位『おとなのけんか』27点
40位『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』26.75点【新・映画鑑賞★日記・・・】


大林監督のん見たかったなぁ~。『ソウル・サーファー』dlifeで放送したら見ます!『ホビット』伸びんかったなぁ・・・。『ポール』は去年46位22点でした。イースウッド、監督作より出演作の方が評価されちまったか・・・。

以下、1位にあがった作品の順位です。

41位『悪の教典』26.5点【MOVIE KINGDOMⅡ~もはやこれまで!?】
42位『タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら』25点【ダイターンクラッシュ!!】
45位『ル・アーヴルの靴みがき』24.5点【レザボアCATs】
47位『新劇場版ヱヴァンゲリオン:Q』23.5点【SGA屋物語紹介所】
55位『トガニ』20.25点【気ままな映画生活】
56位『フランケンウィニー』20点【よしなしごと】
61位『任侠ヘルパー』17.05点【映画1ヵ月フリーパスポートもらうぞ~】
63位『思秋期』16.3点【Nice One!! @goo】
74位『アシュラ』12.3点【龍目日記】
87位『外事警察 その男に騙されるな』10点【編集局ブログ“BunLOG”】
87位『トロール・ハンター』10点【こねたみっくす】
87位『コッホ先生と僕らの革命』10点【すたほ~映画・本の部屋~】
87位『三重スパイ』10点【Rabiovsky計画】
87位『サイタマノラッパー』10点【新・辛口映画館】
87位『NINIFUNI』【Swing des Spoutniks】
87位『ラヴ・ストリームス』10点【日帰れ!!ホラーハウス弾丸ツアー!!】
87位『これは映画ではない』10点【虚馬ダイアリー】


順不同のベストでしたが下記の方々にもご協力願いました。

【ラムの大通り】【ノラネコの呑んで観るシネマ】【シネマをぶった斬りっ!!】【映画の話でコーヒーブレイク】
【pure breath★マリーの映画館】【心のままに映画の風景】【こんな映画見ました~】
【COLOR of CINEMA】【☆お気楽♪電影生活☆】【センタのダイアリー】【みはいる・BのB】
【勝手に映画評】【Cinema Collection 2】【to Heart】【黒猫のうたた寝】【FREE TIME】【★紅茶屋ロンド★】【KINO NO NOTE】


ちなみに、ワースト映画は『貞子 3D』で、結構ダントツでしたよ。


では、来年10回目もよろしくお願いします~。



2012年映画ベスト10

2012年12月31日 | 映画ベスト10
今年も全くな~んも書いてません。
ですが、今年もいろいろまとめときます。

10位・・・『桐島、部活やめるってよ』
初期ジョン・ヒューズの匂いがちょいと。仮面ライダーフォーゼでも同じ世界観が描かれてたけど、今流行ってんの?「カラフル」の早乙女君みたいな、神木君の友達役前野朋哉は「深夜食堂2」でも映研でした。野球部の3年のキャラ好き。ちなみに「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」が作られた68年は、「2001年宇宙の旅」と「猿の惑星」も作られました。私の見た映画館(塚口サンサン劇場)では、映画秘宝を持っていくとポッポコーンをくれる粋なサービスをやってました!あと、映画館でまさかの女子が一人で見に来てるシチュエーションは、人生で一度だけありました。あきらめるなよ!

9位・・・『最強のふたり』
トゥルースリーパーの春山さんミーツ千原せいじ。去年の東京国際映画祭グランプリやってんね。「アーティスト」もそやけど、これもフランス映画って感じしなーい。

8位・・・『北のカナリアたち』
湊かなえの映像化作品は、今んとこスカなし!サユリストではないが、小百合ワールド(里見浩太朗が父親)に難なく入れるのは、年のせいか、水泳&煙突昇りのリスペクトか?どもりのボク(後の森山未來)が、パニクった後、先生の機転でオルガンにあわせて、歌い、ついには高音が出るとこは、「Xファクター」!利尻礼文、超キレー!!

7位・・・『J・エドガー』
やっぱイーストウッド映画は、ワーナーマークにピアノの音から始まらんとな~。バディ映画の最終形!とすれば、キャストのクレジット最後にいつも登場する、スタントコーディネーター:バディ・ヴァン・ホーンが、イーストウッドにとってのクライド・トルソンやろか??ケネディ暗殺の報が、いの一番に来た時、エロ盗聴テープを聞きいってたというシーンは、お洒落です!

6位・・・『わが母の記』
食堂の橋本じゅんのシーンとか、「処女の泉」「東京物語」うんちくなど、原田真人監督らしさが嫌みったらしく出てくるとこも含めて、好きな作品。樹木希林は、ここ数年ずっといいですね!去年の秋頃放送した井上靖&原田&役所のTVドラマ「初秋」も併せて見るべし!

5位・・・『ALWAYS 三丁目の夕日'64』
いかにもセット&現代っ子たちによる64年感に、「ケッ!」と思ったものの、CGと、堤真一の異様ながんばりで、あっという間に世界観に入っていけました。「鈴木先生」の脚本家が作る「モテキ」みたいな、堀北&森山未来のくだりは、「新・寅さん」的雰囲気がプンプン。堤真一のモノローグと、吉岡秀隆の回想シーンの差に愕然!

4位・・・『鍵泥棒のメソッド』
いいモノはいい映画。あのノートもあの消しゴムも逸品良品の価値はあせない。人もそう。できる人は、なにやってもできる。アプローチとか、やる気とか違うやん。かしこい子のノートのつけかたやろ~って、小二の下の子に言ってるようになりました。メガネ広末が、母親役木野花といろいろ似てておもろい。演技論好きそうなふたり。

3位・・・『ドラゴン・タトゥーの女』
フィンチャー、原作に自分の好きな要素をブチ込んでますな。リスベットのキャラ、萌え要素もあって好き!それにしても「移民の歌」が流れると、もれなくブルーザ・ブロディがクサリを振り回す姿が思い浮かびますのは40代。

2位・・・『ふがいない僕は空を見た』
さすがタナダユキ!女性目線で「闇金ウシジマくん」(漫画の方の)ばりに、日本社会の現在を斬っとんなぁ~と、うんうん唸っとったら、脚本は向井康介やった。タナダユキお得意の貧困描写と真面目描写の冴えは抜群!「純と愛」の遊川キャラ羊さんも出とった!

1位・・・『おおかみこどもの雨と雪』
奥寺佐渡子様~!『八日目の蝉』がフィードバックされて、細野監督の下に帰ってきましたんで、随所に書き込まれた子育てネタにビンビン来ます!日に日にお父さんに似てくる雨くん。中学上がる前に一人前になるなんて、やっぱり子育てって中学までなんかなぁ~。獣臭いと言われる雪ちゃん。年頃娘には一言一言気をつけねばな。自分の中では、細野監督がやっと原恵一、今敏に並んでって感じ。それと、日本アニメの背景画力が年々すごなってます。特に水!流れる滝、クモの巣についた滴、路面の水溜り、どこまでいくんやろ。



2012年鑑賞リスト
1:「ミッション・インポッシブル ゴースト・プロトコル」★★★ アクション目の肥やし。
2:「哀しき獣」★★1/2 目が疲れた。韓国ドラマで見るソウルとは全く違う町と顔。
3:「ロボジー」★★ 今回のご都合主義にはノれんかった。面白ポイントもどっかで見たことあるやつばっか。吉高さんが携帯電話にキレるとこのみすごくよかったんだが・・・。
4:「ヒミズ」★★★ 渡辺哲のセリフは、日本人のほとんどが思ってることやと思いたい。
5:「幕末太陽傳」 金かけてるのが、ようわかる。患ってる女郎が、ちゃんといるところがスゴイ!庵野監督の、ラストシーンに関するコメントは「栄光なき天才達」参照。落語と映画ってすごい相性がいいんでは?
6:「J・エドガー」★★★1/2
7:「宇宙人ポール」★★★ 映画秘宝の2位やったんで、駆け込み鑑賞。スピルバーグネタ版の「ギャラクシークエスト」って感じ。自分が、卒「秘宝」的になってるのが寂しいなぁ~。
8:「ベルセルク 黄金時代篇I 覇王の卵」★★1/2 確かに丁寧にこさえてるとは思うが、もういいや。ケンコバはえ~声やった。
9:「ALWAYS 三丁目の夕日'64」★★★1/2
10:「POV(ピーオーヴィ) ~呪われたフィルム~」★★1/2 フェイクドキュメンタリーは長江俊和か「グラビアアイドル裏物語」に限る!志田未来って、ちっこいね!
11:「ヒューゴのふしぎな発明」★★★ ポランスキーに続きスコセッシも苦手~。からくり人形の造形は良い。
12:「ドラゴンタトゥーの女」★★★1/2
13:「ポエトリー アグネスの詩」★★★ 韓国でもいじめ問題が・・・。後にt-araにも激震が走るんやが・・・。子どもが生まれてから初めて、ヨメはんと二人で映画館に行った!!
14:「ドライヴ」★★★ 80年代後半~90年代初頭風の音楽が気持ちいい。前半好き。「ブルーサンダー」とか「ターミネーター2」で出てきた用水路と一緒?
15:「アーティスト」★★★ フランス映画を感じさせんな~。
16:「ももへの手紙」★★★ 瀬戸内え~わ~。隠居するなら瀬戸内!
17:「少年と自転車」★★★ 里親えらいなぁ~。
18:「スーパーヒーロー大戦」★★ もうええわ! 
19:「わが母の記」★★★1/2
20:「モンスターズクラブ」★ あーつまらん。
21:「ファミリーツリー」★★★ 家族の再生物語は好き何やけど、ダメ父ってのがなぁ~・・・。
22:「ダークシャドウ」★1/2 寝たわ!
23:「幸せへのキセキ」★★★ “キセキ”ってとこがイヤ!スカヨハはイイ!
24:「愛と誠」★★★ 途中で飽きた。パパイヤ鈴木が全面協力した「恋する日曜日」昭和アニメ大行進の映画版か!
25:「アメイジング・スパイダーマン」★★★ CG控えめ、ワイヤー多め。学校内のリザート戦が良かった。
26:「きっとここが帰る場所」★★1/2 デビッド・バーン現役!ジェイミー・オリヴァーの料理番組、私も好きです!
27:「苦役列車」★★★ 80年代の雰囲気上手く出してたよ~。前田敦子も悪くなかった(特に声が)。マキタスポーツキター!
28:「ダークナイト ライジング」★★1/2 好みやないわ。
29:「トガニ」★★★ やりすぎ暴力は、韓国プロイテーションと言っていいな。ヘレン・ケラーの言葉いいね!双子は「ソーシャルネットワーク」方式やったんか。コン・ユの「Big」見てます。鳥谷に似てるよね!
30:「おおかみこどもの雨と雪」★★★★
31:「るろうに剣心」★★★ 漫画は読んでないけど絵は見たことあるで。ファンじゃないので上手い事似せてると思た。背中に悪とか書いてる人とか。佐藤健、電王演技が役立ったね~。「おろ?」
32:「アベンジャーズ」★★1/2 幼稚!こんな脚本でよいのか?戦隊&ライダーモノの勢ぞろい映画版のやつと変わらんやん。予習が必要な映画は、いりません。
33:「プロメテウス」★★★ 「エイリアン」のリメイク?リイマジネーション?リビルド?とにかくラッセル・クロウと切れて少しこっち寄りになってよかったよリドリー・スコット。
34:「デンジャラス・ラン」★★1/2 ザラついた画面が、70~80代アクション映画っぽい。ヴェラ・ファミーガが「ミッション8ミニッツ」に引き続き制服熟女を!デンゼル・ワシントンが極悪人っていう触れ込みやけど、どこがやねん!
35:「ディクテーター」★★★ 「アメリカは独裁国家ではない」の演説は日本版もぜひ小出裕章先生作で!!ベン・キングスレー、ミーガン・フォックス、エドワード・ノートンえらいなぁ~!!!
36:「夢売るふたり」★★★ トップ女優の陰毛ちらり、派出所前で飲酒&二人乗り、ガキに刃物などタブーに挑戦というか、監督の意図通り撮れてる感じ。サッポロビール缶のラベルがこっち向いてるとこ以外は。結婚できない女から、子どものなかなかできない女まで、女性目線が心地いいです。風俗嬢を演じたら今たぶん日本一、脱いでもOKの安藤玉恵、重量挙げのロバート似の人が印象に残りました。コーエン兄弟とか、シドニー・ルメットのテイストを感じさせつつ山田洋次っぽいラストなのに、あまりなんは、なぜ?おじい。
37:「最強のふたり」★★★1/2 
38:「あなたへ」★★★ NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」もあわせてみると、監督をせず生涯役者一本で、映画と関わり続ける、高倉健がイーストウッドとダブって見えてきます。孤高やね~。降旗監督は瀬戸内の海を撮っても鉛色です!森駅のいかめし秘話おもろい!
39:「鍵泥棒のメソッド」★★★1/2 
40:「ボーン・レガシー」★★★ 所々「ランボー」。後半の銃乱射事件以降おもろなったけど、それまで退屈したわー。下手なん?カーチェイスはやっぱり追いかけアクション映画の花形!帰りのバイクで真似しそ~。
41:「希望の国」★★★ 線引きのエピソードなどよく取材されてます。大谷直子は「最後のカチンコ~新藤兼人・乙羽信子~」の乙羽信子役と共に神がかってます。
42:「桐島、部活やめるってよ」★★★ 
43:「北のカナリアたち」★★★1/2
44:「アルゴ」★★★ いい雰囲気やけど、アカデミー賞有力作とは意外やわー。ベン・アフレック化けたね。
45:「終の信託」★★★ どよーん。
46:「ふがいない僕は、空を見た」★★★★
47:「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」★★1/2 「ガンダム めぐりあい宇宙篇」を見にいったら、「Zガンダム」を見せられた感じ。にしても、ホンマに完結できるんやろか~。「巨神兵東京に現わる」のおまけが、一番うれしかった。
48:「人生の特等席」★★★ アンチ「マネーボール」。ブックオフに、よなよな現れるバーコドリーダーを持ったヤツを疎ましく思うわが身には、痛快な作品やけど、なんかちょっとたらん感じも。ベースボールトリビアやりて~!
49:「007 スカイフォール」★★★ めっちゃジャッキー・チェンなオープニングで期待値が高なりすぎました。アカデミー賞受賞者含めノミネートされたことのある人がこんなに出てるなんて!ハビエル歯抜いたん?軍艦島はいいロケーションです。
50:「ホビット 思いがけない冒険」★★★ 久しぶりのピージャク世界は、格が違います!が、馴れてくると飽きが・・・。根っからのピ-ジャクファンではないことが明らかに。

去年と同じ50本鑑賞。★★★がやたら目立ちます。もう一押し欲しい映画が多かったなぁ~。一応、今年の目標は、“TV作品の映画版は見ない”で、それは守れました~!(来年早々に「鈴木先生」で禁は破られますが・・・)。正直、映画よりTVドラマの方が熱心に見てたかもわかりませんので、今回初めてTVドラマ(最後まで見たやつ)の星取りもやってみます。

・連続ドラマ
「11人もいる」★★★1/2 クドカン深夜の朝ドラ。昼ドラ「吾輩は主婦である」もそやったんやけど、子供のことが前回以上にわかってきているようで、素晴らしいです。朝ドラ期待!
「家政婦のミタ」★★★ 基本的に「女王の教室」と、あんま変わってないような気がするけど、めっちゃハードルの高いことになってもうて、それに応えたのはえらいと思います。悪魔の辞典みたいな語録おもろい。キイちゃん、かわいい。
「カーネーション」★★★1/2 本当は★★★★でもえーねんけど、やっぱり、尾野真千子の降板がひっかかってしゃーない。夏木マリが、糸子として始球式なんかしてた日にやぁもう・・・。「小篠綾子さんは、早から洋服を着てらっしゃいました」という批判に、綾野剛との絡みクライマックスをもってきてたんは溜飲を下げてくれました。やっぱ★★★★かな~。
「深夜食堂」★★★ 中盤~後半はすげークォリティ。
「ハングリー!」★★ 今回の大森美香イマイチ。瀧本美織、国仲涼子、向井理、宮地真緒と歴代朝ドラ主人公がいっぱい出てた。
「撮らないで下さい!!グラビアアイドル裏物語」★★★★ とてもよくできたフェイクドキュメンタリー。フェイクといえど、マジな要素も多く、出てる彼女らにとっては、こんだけフィーチャーされたら、そんなんどうでもええよね。各回ラストのリワインドとか凝った見所も多し。
「ストロベリーナイト」★★★ 最近の刑事サスペンスでは、一番好き。基本2話完結ってのがいいね。西島秀俊に萌えるんもようわかる。映画版見るかも。
「家族八景」★★ 原作好きなんでー、満足いきませんでした。すまん。
「数学女子学園」★1/2 ハロプロってだけで見たけどスカ。田中れいなは、女優としてあんまり。
「駅弁ひとり旅 東北編」★1/2 これも原作漫画、めっちゃ好き!原作では日本一周をしてる最中なんやが、東北だけに限定した今回、やはり震災と無関係ではいられない骨太な作品になるやろなと思たら、ま~たっく!まず主人公のまいう~系なおっさんを何故か岡田義徳に変えたことがアウト!あんたの薀蓄は脚本を読んでるだけや~。そして肝心の駅弁が・・・。漫画は、実物より美味しく描いたりできますが、実物を使うだけにね~・・・。女性陣との絡みを軸になんとかがんばったつもりが、それも裏目。原作で出てくる外人キャラをローラにやらせる位でないと。まぁ波瑠だけ及第やるわ。
「エアーズロック」★★ 設定など大好きなんやけど、椎名琴音さんを筆頭にちょっとはずされた感じ。「愛國戦隊大日本」は、空で歌えるほど好き。
「座頭市」★★★★ 勝新のファーストシーズン再放送です。宿屋で退屈した市が足指のカスをとって匂うシーンや、お地蔵さんに立小便するシーンとか、1カットでウイリアム・テルみたいなことを成功させたりとか珠玉のシーンが急にあるんで目が離せない。もちろん殺陣もこだわりすぎてます。
「クローバー」★★ 入江悠とテレ東深夜枠というだけで、ふだんぜ~ったい見ない、読まないヤンキー漫画モノを見ましたが・・・。中盤、総集編の回の作りが凝ってたけど、全体的にノれず。有村架純、カワイイ。
「鍵のかかった部屋」★★1/2 「ガリレオ」系の月9として軽~く楽しめました。音楽、CG、毎回パターン化されてるんでホント見やすい。時々はずすOPも。
「リーガル・ハイ」★★★1/2 古沢良太、去年の「鈴木先生」に続いてまたええ仕事!一話完結でありながら、連続ドラマとしてきちんと一本筋が通ってるのは、私の好みです。
「タイムスクープハンター SEASON4」★★★★ これドラマじゃないけどいいでしょ。映画化するし!毛剃ってちょんまげ・月代にしたり、眉剃ったり、ふんどしからはみ金したり(うそ)、リアルさを追求したいい映像に毎回堪能!知らなかった歴史の学びにも!!
「梅ちゃん先生」★★1/2 大阪製作と東京製作の朝ドラには、新日本プロレスと全日本プロレス、吉本漫才と松竹漫才のような、微妙な違いがあります。ボウケンレッド(高橋光臣)とシンケンレッド(松阪桃梨)の堀北争いは、堀北主演の「花ざかりの君たちへ」でイケメンの群れの一つでしかなかった、光臣が堀北を射止める大下克上を本気で期待してただけに残念でなりません。結局、女学校時代が一番おもろかった。たんぽぽの白鳥久美子って大林映画の常連女生徒にそっくりでびっくり。後半は「三丁目の夕日」化してた。
「赤い糸の女」★★1/2 竹内義和の講釈を聞きたいがために見てた。迷セリフより、とってつけたような原発批判とか、中島丈博オリジナルのキラキラネームの方が笑ける。
「結婚しない」★★ なぜか最後まで見てしまった。うそクサ系ドラマで唯一。
「ゴーイングマイホーム」★★★ 後半よかったね。こういうの連ドラらしい連ドラなんやけど、初めの方の山口智子がめっちゃいややった。知られざるフードスタイリスト飯島奈美さんのプロフェッショナル仕事の流儀に興味津々!
「孤独のグルメseason2」★★★★ 長身のおっさんが甘味と食事でつぶやいてるだけなのに、おそろしくおもしろい!まさにtwitter時代のドラマではないか!毎回、ほっこりしながら見てました。それと結構豪華な脇役も。佐津川愛美と上野なつひのタイ料理店に、お客が鈴木先生!ブラジル料理編が、早すぎたB級グルメ漫画「駅前の歩き方」に似ていたけど、久住さんの原作ではどうなってんの?松重豊のぴょんと背伸びをする動作が好き!それにしても食いすぎやろ、あんた!!
「勇者ヨシヒコと悪霊の鍵」★★★ 子供と一緒に(もち録画してから)見だしたら、前回より面白く感じた。子供にはこれくらいが、ちょうどいいってもんです。和ホラー、金八の回特に。
「薄桜記」★★★1/2 丹下典善の立派すぎる数々に心うたれます。柴本幸も綾瀬はるかとはちょっと違った魅力がありました。
これ、市川雷蔵と勝信でやってたんやね。見てーわ!美元に呪われてた高嶋政伸がめちゃくちゃいきいきしとったな~。あと長屋にも萌ました。
「幸せの時間」★★ 結構いい話やん!原作漫画いいんやろね。伊藤梨沙子が、昔っぽくってよかった。
「高校入試」 ★★★ ラスト2回前までは、めちゃおもろかったけど・・・。久しぶりに佐橋サントラ聞けたわ~。
「純と愛」今んとこ★★★★ 朝ドラらしくないそうですが、朝見てませんし、1週間分まとめて見るんで。喋りがうざいと言われても、あれはつぶやきなんで、twitterではない。「しゃちょー」。

・スペシャルドラマ
「湯けむりスナイパー お正月SP」★★ 「モテキ」で大根仁を知ってからのコレ。もひとつでしたが、このSP版は評判もあまりよくないようなので、やっぱり本編かと。
「こだわり男とマルサの女」★★ 相当な変わりもんや。
「アナザーフェイス 刑事総務課・大友鉄」★★ 仲村トオルの育メン刑事というだけで見ました。一時期はこのレベルでも映画館でやってたような・・・。AAAのライブより、福君のおもらしが、一番の見所か。
「未解決事件 File.02 オウム真理教」★★★1/2 「01 グリコ森永事件」もそやったけど、スゲークオリティ!!麻原役の人よく見つけてきました!!次「03」何かなー。
「永遠の泉」★★1/2 「半落ち」「博士の愛した数式」一連の寺尾聰年寄り映画の流れですね。山本耕史と鈴木杏がよかった。
「最後のカチンコ 映画監督・新藤兼人・乙羽信子」★★★ 乙羽信子役の大谷直子が神がかってました!アカデミー賞が実在する人物を演じるととりやすいという傾向がありますが、まさにそんな感じ。
「ダブルフェイス 潜入捜査編」★★★1/2 「インファナルアフェア」の日本版リメイクやけど、「ディパーテッド」より好き!(だってスコセッシ苦手なんだもん)。

・韓国ドラマ
「ドリーム・ハイ」★★ ヨン様好きじゃねーけど、あんま出てないやん!1話ののど自慢でヒョンジンヨンの曲が若い子に歌われてたのがびっくり!フラッシュモブとか、名古屋ロケとか所々見所はあったけどね~。
「ジャイアント」★★★★ 今年一番ハマったドラマ。いつまでも続いて欲しいと思った子供時代なのに、大人編になってもハマりまくりでびっくり。
「トンイ」★★★1/2 第3部子育て編は★★★★!いつもと同じイ・ビョンフンかと思いきや、ここでターボがかかりました!特に46話「父と子」はお父さん必見です!
「最高の愛 恋はドゥグンドゥグン」★★★ ホン姉妹と、チャン・スウォンを発見しました。主人公トッコ・ジン(獨孤真)は韓国では珍しい漢字二文字名。  
「太祖王建」★★★★ 全184話(DVDは全200話ってなぜ?)、だれずに面白く最後まで見れた!三国志は横山光輝の漫画で知ってる話やけど、韓国の後三国時代は知らないだけに、ホンマか~!?という話に身もだえ!戦闘シーンより軍議や会議のシーンのほうが面白かった。アジャゲには本当笑かせてもらいました。
「ペク・ドンス」★★1/2 面白くなりそうだったのになぁ~。既知感のある設定がちょっと。「砂時計」のチェ・ミンスにびっくり!
「私の心が聞こえる」★★★1/2 「ジャイアント」の極悪人が、このドラマでは知的障害のあるおじさん役で毎回ほっこりさせたり、泣かされたりで・・・。
「風の絵師」★★★1/2 男装、イ・サンの時代、中野京子「怖い絵」みたいな絵の解釈、男のツンデレと、フック要素多し。

・アメリカドラマ
「ウォークング・オブ・ザ・デッド 第2シーズン」★★★★ 超絶望なシーンは、登場人物が受けたのと同じように本当に凍りつきそうでした。農場主によるゾンビの新解釈にも一理あり!


今回も例のお楽しみやりますんで、よろしく!
皆様、よいお年を~。

2011年ブロガーが選んだ映画ベスト10

2012年01月06日 | 映画ベスト10
年に一度のブログの更新時期が来ました。
鑑賞本数が年々減っていき、失敗チョイスが多かった2011年、私自身のベスト10は、なんとなく幼稚なベスト10となってしまいました。
2011年は、どの映画が面白かったんやろか?
8回目(2010年2009年2008年2007年2006年2005年2004年)を迎える今回も、前回と同じく過去最多の78ブロガーの皆さんのお力をお借りしました。


得点の付け方は、1位10点、2位9点…9位2点、10位1点。
邦画・洋画別に選んでる方は、邦画・洋画1位は各9.5点、2位各7.5点…5位各1.5点。
ランク付けのない方は55点÷本数としました(10本未満選択の場合は選択本数の点を基礎点とします)。
映画タイトルの後にある【】は1位に選んだ方のブログです。
クリックしますとその方のベスト10記事に飛びます。
それでは、どうぞ!


10位『キック・アス』79.5点【こねたみっくす】【銀幕大帝α】


9位『八日目の蝉』87点【お楽しみはココからだ~】


8位『ソーシャルネットワーク』93点【ハピネス道】【C'est joli~ここちいい毎日を~】【みんなシネマいいのに!】


7位『XーMEN ファースト・ジェネレーション』105点【森直人/脱力日記ハイパー】


6位『冷たい熱帯魚』114点【元・副会長のCinema Days】【芸術に恋して★Blog★】


5位『リアル・スティール』120点【あーうぃ だにえっと】【ケントのたそがれ劇場】


4位『猿の惑星:創世記』124点【みはいる・BのB】【ポコアポコヤ 映画倉庫】


3位『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』142点【Subterranean サブタレイニアン】【日々“是”精進!】


2位『英国王のスピーチ』166点【シネマ・ワンダーランド】【Akira's VOICE】【虎猫の気まぐれシネマ日記】【映画!That' s Entertainment】【パピ子と一緒にケ・セ・ラ・セラ】【映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評】


1位『ブラック・スワン』268.5点【『パパ、だ~いスキ』と言われたパパの映画日記】【芸術に恋して★Blog★】【Shaberiba】【ノルウェー暮らし・イン・原宿】

1位『ブラック・スワン』は断トツでしたね。1位に入れた人が4人しかいないのに、これだけの点数というのは、幅広く支持されたからやと思います。41人およそ半分の人がベスト10に入れてました。2位『英国王のスピーチ』は、やっぱり強いアカデミー賞受賞作品。アカデミー賞でつばぜり合いを演じた『ソーシャル・ネットワーク』の方は8位。3~5位と7位は、ハリウッド大作エンタメ系。ベスト10にこんだけ入るのは珍しいです。6位『冷たい熱帯魚』は、邦画の最上位。9位の『八日目の蝉』は、うれしいです!10位は、去年も10位やった『キック・アス』。上映月の影響でこうなりましたが、2年連続ランクインした史上初の映画となりました!では、11位以下です。

11位『塔の上のラプンツェル』76点【ひるめし。】【Omoide in my Diary状態】【タニプロダクション】
12位『わたしを離さないで』74.5点【Memoirs_of_dai】【マダム・クニコの映画解体新書】【もっきいの映画館で見よう】
13位『阪急電車』74点
14位『127時間』72.5点
15位『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』72点
16位『アジョシ』69.5点【気ままな映画生活】
17位『アンストッパブル』64.5点【It's a wonderful cinema】
18位『ヒア・アフター』63点
19位『ミッション:8ミニッツ』62.5点【SOARのパストラーレ♪】
20位『未来を生きる君たちへ』51.5点【真紅のthinkingdays】

実は結構な激戦でした!一歩間違えれば、10位も変わってたかもしれません。11位~19位まで15点しか差がありません。目立つのは『阪急電車』の善戦っぷり。阪急沿線のブロガーが多いのではと推察します(私もかつてそうでした)。『ハリポ』がここまで上がったのは初です。ご祝儀でしょうか。

21位『モテキ』48点【シネマ親父の“日々是妄言”】【みんなシネマいいのに!】【真紅のthinkingdays】
22位『ラブ・アゲイン』47点【Con Gas, Sin Hielo】【シネマ親父の“日々是妄言”】
23位『マイ・バック・ページ』46.5点【TRUTH?ブログエリア】
24位『トゥルー・グリット』43点
25位『永遠の僕たち』42.5点【キノ2】
26位『メアリー&マックス』40.5点【西京極 紫の館】
27位『ミスター・ノーバディ』39.5点【新・辛口映画館】【ぁの、アレ!床屋のぐるぐる回ってるヤツ!】
28位『恋の罪』38.5点
29位『SOME WHERRE』37点
30位『ヤコブへの手紙』36点【YUKKOのI LOVE MOVIES】

他に1位に上がった作品の順位です。
31位『大鹿村騒動記』33.5点【虚馬ダイアリー】
31位『ステキな金縛り』33.5点【パピ子と一緒にケ・セ・ラ・セラ】
33位『ツリー・オブ・ライフ』32点【はらやんの映画徒然草】
  『奇跡』32点【映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評】
35位『孫文の義士団』29.5点【MOVIE KINGDOMⅡ】
39位『聯合艦隊司令長官 山本五十六』26.5点【オールマイティーにコメンテート】
43位『その街のこども 劇場版』23点【Swing des Spoutniks】
43位『スコット・ピルグリム』23点【自主映画制作工房Stud!o Yunfat 映評のページ】
46位『宇宙人ポール』22点【うろうろ日記】
47位『愛する人』21点【Nice One!! @goo】
50位『ビー・デビル』20点【我想一個人映画美的女人blog】
51位『灼熱の魂』19・5点【kintyre's Diary 新館】
56位『ブンミおじさんの森』18点【シネマな時間に考察を】
57位『一命』17.5点【朱色会】
62位『岳』16点【映画1ヵ月フリーパスポートもらうぞ~】
  『100,000年後の安全』16点【レザボアCATs】
  『イリュージョニスト』16点【菫色映画】
64位『オペラ座の怪人25周年記念公演 in ロンドン』15.5点【・*・ etoile ・*・】
67位『白いリボン』15点【元・副会長のCinema Days】
72位『MAD探偵7人の容疑者』13点【Rabiovsky計画】
82位『恋人のディスクール』10点【龍目日記】
  『白夜行』10点【新・辛口映画館】
  『ゲキ×シネ「薔薇とサムライ」』10点【あーうぃ だにえっと】
  『劇場版マクロスF~サヨナラノツバサ~』10点【メルブロ】
  『東京公園』10点【マダム・クニコの映画解体新書】
  『星を追う子ども』10点【ブログdeビュー】
  『忌野清志郎ナニワ・サリバン・ショー感度サイコー!!!』10点【丼 BLOG】
順不同のベストでしたが下記の方々にもご協力願いました。

【シネマをぶった斬りっ!!】【悠雅的生活】【ハリウッド映画 LOVE】【KINO NO NOTE】【Cinema Collection 2】【ノラネコの呑んで観るシネマ】【ラムの大通り】【To Heart】【黒猫のうたた寝】【pure breath★マリーの映画館】【FREE TIME】【心のままに映画の風景】【★紅茶屋ロンド★】【☆お気楽♪電影生活☆】【ここにあるもの】

では、また来年よろしゅうに~!