どうも!2018年のちひろを象徴する一枚、「長野相生座・ロキシーの前のちひろ」です。
今年は新潟だけでなく、長野や松本まで観に行くくらい、たくさんの映画を観ましたね。
という訳で、2018年に観た映画の中からベスト10を決定してみようと思います!
ちなみに、今年観た映画は全部で236本と、過去最多でした!
あまりに多いので、3ヶ月ごとにベスト10を出していました。
2018年に観た映画の一覧はこちら。
「2018年に観た映画、舞台一覧を発表!」
そして、3ヶ月ごとのベスト10はこちら。
2018年1~3月の映画ベスト10
「2018年の映画、1月~3月のベスト10は!?」
2018年4~6月の映画ベスト10
「2018年の映画、4月~6月のベスト10は!?そして上半期のベスト10は!?」
2018年7~9月の映画ベスト10
「2018年の映画、7月~9月のベスト10は!?」
2018年10~12月の映画ベスト10
「2018年の映画、10月~12月のベスト10は!?」
という訳で、今年観て来た236本の映画の中からベスト10を決めて行きます!
せっかくなので、10位からカウントダウン方式でやっていきますね。
2018年映画ベスト10
第10位 ギャングース
役者さんたちが本当に素晴らしくて、久し振りに映画を観て演技に震えるという体験をした。暴力と搾取のピラミッド構造みたいな日本の地獄は体験者じゃないと想像を絶する世界、それを実際に調査した上で脚本にしているからこそのリアリティ。その上で彼らの犯罪行為の一つ一つにサスペンス的な盛り上がりがあるし最終的に巨大犯罪マーケットに直接対決を挑むクライマックスのむき出しのアクションも凄くて、ちゃんと超面白いエンターテインメントになっていた。
第9位 寝ても覚めても
優れた絵画や写真のように美しいシーンと、静かながらも決して単調ではなく常に続きが気になるストーリー、丁寧で繊細な演技と演出の積み重ねによって、片時も目が離せない人間ドラマを夢中で観ていると、後半のあまりにブッ飛んだ展開に心の底から驚かされ、映画は人間の隠された狂気を描くものだということを見せつけられた。tofubeatsの音楽も素晴らしい!
第8位 星くず兄弟の新たな伝説
僕らの大好きな映画と音楽とお笑いとサブカルチャーの美味しいところを2時間にぎゅっと凝縮して遊び倒したような最高にゴキゲンでハチャメチャなお祭り映画です。手塚眞監督も舞台挨拶で「とにかく楽しんでもらえるものを作りたかった」と言っていましたが、その通りになっていたと思います。
第7位 バーフバリ 王の凱旋
心の底から面白いと思える物語、カッコいいと思えるヒーロー、そんな王道すぎるくらい王道の物語を全力で作ったら、今まで誰も観たことがないくらい強烈な映画が出来てしまったのだと思いました。いつの時代に誰が観ても絶対に面白いと思うであろう普遍的な大傑作。とにかく、暴力的なまでに文句なく「面白い」としか言いようのない映画。
第6位 花筐/HANAGATAMI
ぶっ飛んだ有り得ない映像表現の連発、時間と空間が行ったり来たりする四次元的なストーリー、今にも戦争が始まろうとする時代においてもなお隠しきれない若者たちのむきだし青春のが花火のように強烈に輝き、そんな映画に翻弄され続けるうちに気付けば夢中になって3時間があっという間に過ぎ、何が何だか分からないけれど感動で涙が流れ、振り返ってみると大林監督の平和への願いが強烈に心に刺さっている…こんな映画、大林宣彦監督しか撮れません!
第5位 響-HIBIKI-
この映画を観てからというもの、平手友梨奈さん演じる響が自分の中に住み着いてしまって、何故だか分からないけど自分も頑張らないと!という気持ちにさせられてしまっています。若い頃に感じた根拠のない自信を思い出させられたり、謎の創作意欲が止まらなかったり、自分という人間を確実に変えてしまった一作です。
第4位 フリクリ オルタナ
大好きだけどマニアックすぎて予測すらしなかったアニメが18年の時を経てまさかの映画化。前後編のこちらは前編。地方都市のクソダサいノーフューチャーな女子高生4人組と謎の美少女ハルハラハルコが思春期の葛藤も政府の陰謀も宇宙からの侵略者も地球の危機もブッ飛ばして時空を超越した宇宙規模のロックンロールをぶちかますSFアクション青春ガールズムービー!叫べ!17歳!
第3位 フリクリ プログレ
そんなフリクリのこちらは後編。映画を観ながら、こんなにいつまでもこの世界にいたいと思った体験は本当に久し振りで、2時間以上の上映時間があっと言う間だった。終わった時はちょっと切なかったんだけど、その感覚が、もしかしたらこのシリーズが描き続けてきた青春ってやつに対する気持ちと一緒なのかも知れません。
第2位 アイスと雨音
1ヶ月の出来事を74分間ワンカットでという画期的すぎるこの映画、途中で止まることが許されない状態で物語が進行していく演劇的な緊張感が、寧ろ映画というフィルターを通すことで演劇以上のものが味わえる、こんな映画は初体験だったし、もしかすると歴史に残るレベルなのでは。
第1位 ミスミソウ
青春時代に青春を送れなかった人間たちの絶望と、本当は送りたかった幸せな青春の願望の映画。あまりに陰惨な残虐描写の数々に多くの人は目を背けると思うけれど、届く人には確実に届く映画。自分もその一人。あの頃の救われなかった自分が何故か救われた気がした。
以上の結果となりました!
2018年映画ベスト10 よりある意味語りたい、2018映画ワーストは…
ワースト1位 D5 5人の探偵
人気声優5人が役者として共演というインパクト以外、脚本も演出も何もかも間違ってる大迷作!中途半端に面白くない映画は記憶から消去したくなるけど、ここまで何もかも間違ってると逆に熱く語りたくなります!こんなブッ飛び映画が2018年にもなって映画館で観られるとは!一部の声優ファンしか知らない激レア映画を敢えて上映してくれたシネ・ウインド本当ありがとう!マジで観られて良かった!
以上の結果となりました!
いやー!2018年も面白い映画がたくさん観られて最高でした!
2019年もどんな面白い映画が観られるか今から楽しみです!