『パパ、だ~いスキ』と言われたパパの映画日記

こどもが二人とも小学生になったけど、「パパだ~いスキ!」と言われてる間は、タイトルを変えませんが。

越してきました。映画だけ。

2005年07月31日 | Weblog
「ブブカ」女優の一人とスピード離婚したことで話題の、藤やん率いるアメーバーブログで、『パパ、だ~いスキ』と言われたコトを忘れない日記http://ameblo.jp/aq99/
を、書いていたのですが、離婚のことが忙しいのか、不具合を全く改善してくれないので、とりあえず映画記事だけですが、こちらに越してまいりました。

TBできないと、ブログで映画の記事書いてる意味ないですやんか!


育児に夢中なんで、育児という稀有なブログジャンルがあるアメ公とは、切れないでいますが、私にも手切れ金くれないかなぁ~・・・。





「エピソード3 シスの復讐」 なぜ夢をあきらめ、農業に従事したのか

2005年07月29日 | 映画

エピソード3

「スター・ウォーズ」は大好きです。

この映画が、今の映画ライフのきっかけにもなってるし、何かにハマルということのきっかけにもなってる。

今の自分があるのも「スター・ウォーズ」のおかげという面がないこともない。

私の周りではいないけど、御年43になる「スター・ウォーズ」研究の第一人者、武田英明の友人・知人には、この映画の完結を見ることなくこの世を去った人もいるらしい。

そういう意味でも、この映画の誕生から完結までを、リアルタイム、多感な時期に無事体験できたことは、貴重でラッキーでこの時代に生まれてよかったな~。



ただ、それだけでした。


それなりに楽しめるけど大嫌いな「エピソード1」と「エピソード2」を、引きずって、振り払うことができなかったなぁ~。

やっぱり、私の中では、「スター・ウォーズ」はルークの話であって、ダース・ベイダーの話ではないんだよ~。

それと、新三部作には、心に残るSFXアクションシーンがなかった。

「スター・ウォーズ」、デススターのドッグファイト、

「帝国の逆襲」、AT-ATの戦闘シーン、

「ジェダイの復讐」でさえもスピーダーバイクのチェイスがあったのに・・・。
大層評判のいい冒頭の宇宙戦も、目が肥えた今となっては、目を見張るものではなかったな~。

「ジュラッシクパーク」の恐竜、「マトリックス」のアクション、「ロード・オブ・ザ・リング」の世界観、

これくらいのモノを期待してしまうわけですよ。

この大シリーズの復活には。


でも、やはり「二つの太陽」は泣けました。

義父(伯父)で。

「スター・ウォーズ」で、ルークにさんざん、「おじさんの野郎~」と思われてきた義父。

あの背中は、やっぱり大宇宙に夢を馳せていたのですね。あなたも。

思いもよらず、赤ん坊ルークをしょいこむことになり、ルークを育てるため農業に従事せざるをえなくなった。

毎日、あのポーズで太陽を眺めていたのですね。

幼きルークはしっかり見ていたんだな~。

まさに親父の背中ですわ。

と、一瞬でこんな妄想したもんだが、実際は根っからの農夫である義父は、明日の天気を気にしていただけかもしれない。



ウチのお子達も、私の背中を見て日々何かを感じ取ってくれてるのでしょうか?


★★1/2


「カンフーハッスル」  星馳またも「ゴッド・ギャンブラー3」を超えられず・・・

2005年07月29日 | 映画

ブルース・リー直撃世代というより、ジャッキー・チェン世代な私。
予告編とか見てて、カンフーアクションとギャグの融合した傑作アクション映画「プロジェクトA」になりうるんではないかと、密かに期待してました。
実際、ノスタルジックな豪華セットで、繰り広げられるカンフーアクションは、「マトリックス」ばりのCG効果もあいまって、非常に楽しく見ごたえがありましたし、多才なキャラも充実してました。
「プロジェクトAの名シーンの一つ「自転車チェイス」をチャウ・シンチー(周星馳)流に解釈したような、ハッスル小川も爆笑した、「女主人との追っかけこ」。もちろん、時計台ではありませんが、落下して、店のテントにドーンというシーンもありました。
また、自身の監督作「0061 北京より愛をこめて」でやってた、ナイフを投げてあらぬ方向に飛びグサグサというシーンも、より効果的にバージョンアップし、「ゴッド・ギャンブラー3」の「肉まんダンス」を彷彿させる、「斧ダンス」も見事です!

でもね、
主演であるべき、チャウ・シンチーがあまり出ていないのはどうか?
最終的に主人公らしさはあるが、全編出ずっぱり、ギャグ連発を見たいんだけどな~。
それからチャウ・シンチー映画に欠かせない、笑いの名参謀的俳優ン・マンタ(呉孟達)が出演してないのは、何故だ!?「豚小屋砦」の住人にはぴったりの顔なんだが。
結果、今回もチャウ・シンチーの傑作「ゴッド・ギャンブラー3」を超えることはできなかった・・・。
チャウ・シンチー、もっとオモロイはず!ハードルは高いです!

「JOJOの奇妙な冒険」みたいな映画でした。


★★★

「アレキサンダー」 を3時間耐えた自分を誉めたい!

2005年07月29日 | 映画
ベスト10級の傑作映画は、開始5分くらいで、
「オ~ッ!イケルやん!」と、ワクワクするもんだが、
同じくワースト級のスカ映画も、
ダメ映画の匂いがプンプン出ます!
そして、それが、3時間も続くことを想像してみてください!
いかに、私がガンバったか!!
これで、今年どんなスカ映画をみても対応できる忍耐力がつきました。




コレをご覧下さい。映画のチラシです。
“本年度アカデミー賞最有力!”
と印刷されていますが、
実際は、最低映画の祭典
“ゴールデン・ラズベリー賞(ラジー賞)最有力”
となりました。

一応、200億円もかけただけあって、見所の戦闘シーンがあります。
前半の山場、「ガウガメラの戦い」は、まぁいいとして、
後半の象がでてくる戦いはいけません。どうしても、「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」と比較してしまいます。PS2のゲーム「真・三国無双」シリーズの「南蛮平定戦」にも敗けてるんじゃないでしょうか。
それから、ヴァンゲリスの音楽も映画にマッチしてない気がします。

余談ですが、「寄生獣」の岩明均先生が「ヒストリエ」という、アレキサンダー大王の記録者エウメネスを主人公にした漫画を書いています。グロも満載で、こちらは、なかなか評判がよろしいようです。



「マラソン」 あんたの育児は間違ってなかった!!

2005年07月27日 | 映画

マラトン


「神様こんにちは」のアン・ソンギ、「オアシス」のソル・ギョング&ムン・ソリ、
そしてこの映画と、韓国人俳優は、アカデミー賞狙いのハリウッド俳優同様、この手の役は熱演しますね~。



学校でコーチが靴箱のティッシュをポ~イ!
靴箱の名前プレートを張り替え~、
弟君が、マラソンのゼッケンを古新聞入れにポ~イ!
これらに続くシーンがありません!!
そういう韓国映画らしい?雑なところがありますが、まぁどうでもいいです。
すべて、マラソン(主にランナーズハイによる妄想のとこ)のシーンがキレイさっぱり忘れさせてくれます。


私も、育児において、これでいいのか?と思うこと多数、とかく答えがない育児、「あの時のアレは、間違ってなかった」
と、こういう風に映像で見れるとありがたいんですが、実際はそんなことはありません。
だから、ふとしたことで、成長を感じさせることが垣間見れると、ホントーに嬉しいです。
子供を産んでヨカッターと思う瞬間でもあります。

しかし、このマラソンシーンは、たっぷりお金をかけてる感じがしました。
実際のマラソン大会に混じって撮影したそうだが、モー娘。の「ピンチランナー」とは大違いです。

パパの登場は少ないですが、テーブルに置いてあるジャジャン麺の丼4つは素敵でした。


★★★


「オープン・ウォーター」 偉大なりジョン・ウィリアムス

2005年07月13日 | 映画

open water



この映画のコピー、“「ジョーズ」+「ブレアウィッチ」”。

「ジョーズ」の恐怖をドキュメンタリータッチで怖がらしたろか!!

だ~れもいない大海原に、二人取り残される画を見ても、どうせ側に小船でスタッフがおるんやろ!と、醒めた目で見てました。

さらに、ジョン・ウィリアムスの音楽のあおりがなければ、怖くないよ~。

サメ、なかなかでてこないし・・・。




この映画のコピー、“この夏、海に行けない”。

一生ダイビングなんかすることないから、実感湧かないよ~。

実感としてあるのは、せいぜい、クラゲに刺されるのがイヤだな~って思うことだけだわ。

盆過ぎてから、海水浴はいかんよ。

むしろ、今なら、“熟睡中に寝室に入ってきた蚊”、の不快さ方が実感が湧く。


感心するのは、マーティン・スコセッシ監督も実践してるという「10分に1回は、裸かバイオレンスを」という、ロジャー・コーマンの映画哲学を79分の映画でありながらしっかり実践してること。

倦怠期の夫婦がホテルの一室でするやりとりが、一番のハラハラシーン。

目を良く凝らして、見逃さないで下さい!

あのおっさんが、蚊をムキになって殺していた理由はここにもあった!


あとラストは、かなり好み。


★★

「宇宙戦争」 「20世紀少年」を実写化?

2005年07月07日 | 映画

ダコ&トム

19世紀に書かれた原作本に、1950年代の映画のリメイク、技術だけは2005年。

地球に人間が誕生する以前から、地球外の超知的生命体が埋め込んだという、このスーパー殺戮マシーン、一人ずつ捕まえては、生き血を吸うって発想自体まるで子供。
そんで、マシーンのビジュアルイメージは浦沢直樹の「20世紀少年」!
プチ「MONSTER」最終巻みたいなシーン(「ソフィーの選択」)もあって、日本に媚び媚びなシーンの理由がうなずけた(本当は全世界でコケまくった「AI」、日本でだけヒットさせてくれて感謝ってことだろうけど)。

「マイノリティ・リポート」で全開した「海外特派員」「北北西に進路を取れ」といったヒッチコック趣味、今回は「鳥」でした。
パニック心理で、人間が人間を襲うところは、去年見た「ゾンビ」のリメイク「ドーン・オブ・ザ・デッド」。


USJ(この映画はパラマウント映画ですが)のライドになること前提の映画みたいな感じで、劇場で見るには十分楽しめる映画ですけど、それ以外なにもなかった。

もう、こういうの楽しめなくなったな~と痛感しました。




そして、ムスメ持ちとしては、ひじょうに気に入らないのが、名優ティム・ロビンスの扱い。
なんで、トム&ダコやんだけ家の地下室に招いたかというと・・・。あ~、やだやだ。
今度は、「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」かよ~。
でも、唯一、ダコやん(推定35キロ)を抱き上げて、全力疾走するトム親父、火事場のクソ力とはいえ、自分にできるかと不安になりました。

だって、私、行楽の帰りに16キロのムスメを抱えて歩くのにも、ヒーヒー言ってるんだもん。




【ネタバレ】【ネタバレ】



ラスト、映画の時終了時間に合わせて枯れてしまう殺戮マシーン。
急速な地球環境の悪化で、吸収した人間の血がマシーンに合わなくなって故障したのかと思いました。
それじゃあ、性の乱れで、もはや処女のいなくなった女の血を吸ってしまい、ゲーゲー吐いてるドラキュラ映画だよ!(「ドラキュリアン」か「ドラキュラ 都へ行く」か「フライトナイト」だと思うんだけど・・・)。


★★


「スーパーサイズ・ミー」 あなたの体を蝕むマクド

2005年07月02日 | 映画
一ヶ月間、マクドのメニューのみを食べ続けるとどうなるか?
というドキュメンタリー映画。
「オールド・ボーイ」の男は、15年間ギョウザを食べ続けて、
やくざを叩きのめす体を獲得できたが、それは、栄養バランスのいい中華料理だからだと言っていた(映画でですよ)。
そんなん、体こわすに決まってるやん、と言いたいところだが、
15年ほど前に、ホームステイした先のディナーが、
4歳児がいるにもかかわらず、タコベルのタコスだけだったことからも、アメリカ人はファーストフードでも栄養がきちんと取れると思ってるんだろう。

この映画はただの、びっくり人間ドキュメントではなく、
ちゃんとした社会派ドキュメンタリーとなっていて、
ファーストフード、ジャンクフードの問題点を、いちいち指摘してくれる。
中でも「マクドは幼児層を取り込んでいるからやっかいだ」というのは、ホントにそうだと思いました。
ウチのムスメも、町でマクドの看板を見つけると、
「♪パラッパパー♪」とか「I LOVE IT」のお店~と、言ったりして、CMの影響モロ!
「大きくなったら、食べたい~」という願いも、
「マクドはマズイで」とか、
「モスやったら連れて行ったる」と言ってたしなめていたが、
これからは、「スーパサイズ・ミー」のオジサンみたいに、
病気なるで~と言う事にしよう。

最後に、「華氏911」でも感じたのだが、最近のドキュメンタリー映画は、映像に趣向を凝らしている上、内容もムズカしく字幕を追うのはちょっとツライ。
画面に集中したいので、ぜひとも吹き替えを採用してもらいたいと思う。
その時は、矢追純一モノのように、オリジナルの喋り声も、小さく聞こえる程度に残しておいてほしい。


★★1/2

Mr.インクレディブル」~夫人にハマリました

2005年07月01日 | 映画
「ヒーロー」モノの第一作目によくある、退屈になりがちな、
前半のキャラ紹介も、面白く仕上げてました。
そのまんまカルト映画「キャプテン・ザ・ヒーロー 
THE RETURN OF CAPTAIN INVINCIBLE」
でしたが、断然こっちの方が上手い!

それ以上にスゴイのが、後半、秘密基地に突入してからです。
ここからは、まさに、「スターウォーズ」。
まるでデススター内の潜入戦だった、
イラスティガールことMr.インクレディブル夫人の
爆笑潜入行。
AT-ATをワイヤーで引っ掛けて倒したのを、
文字通り体を張ってやった爆笑イラスティガール。
惑星エンドアでのスピーダーバイクのチェイスを彷彿させる、
ダッシュの猛走りなどなど。
「エピソード」なんたらよりも、
はるかに「スターウォーズ」感度は高いです。

監督のブラッド・バードは、
映画を作る前に、父親になったばかりだそうで、
ことさら強調される「家族一丸」イズムは、
育児ブログのパパとしては、共感一杯です!
父親(Mr.インクレディブル)にも、
なにか特殊な技能が欲しかったな~と思うのは、
ワタシが父親と同化してたから。
だって、いいとこ全部、夫人が取っちゃうんだもん!

それから、またしても特筆すべきは、ピクサーの吹替!
確実に客寄せ扱いで、足を引っ張るであろう、
綾瀬はるか(TV版「セカチュー」)までもが、
この映画にマッチしてるのは、
なにか秘伝の技があるに違いない!
ラスト・クレジットで吹替にあたっての協力が、
ジブリとあったが「ハウル」とこの映画の
埋めがたい落差は一体なんだろうか?
まぁ、キャスティングで大成果をあげたのは、
「ハウル」の方で、この傾向が強まらないよう懸念したいが、
わかってくれてるかな~。
ジブリ。

あと、ランド・カルリジアンちっくな
フロゾン、カッコいいなぁ~。
フロゾンで一本、作ってほしいけど、
とてつもなく面倒くさいだろうな。

というわけで、確実に面白くなるのが間違いない
「2」が楽しみです。
ディズニーと切れて、制約もなくなるしね!


★★★1/2