『パパ、だ~いスキ』と言われたパパの映画日記

こどもが二人とも小学生になったけど、「パパだ~いスキ!」と言われてる間は、タイトルを変えませんが。

「ハプニング」 カランバ

2008年08月02日 | 映画
ビルから飛び降り自殺、ピストル自殺、草刈り機に巻き込まれる人、車の衝突事故、ライオンに噛みつかれる人って、『グレート・ハンティング』とか『ザ・ショックス』のモンド系残酷ドキュメンタリーみたいやんけ~!
しかもそれらのショックシーンを、この映画はドキュメンタリーじゃないから、衝撃的な瞬間をあますことなく見せてくれよる。
飛び降り自殺のとこは、映画ならではの角度からカメラで捉えてくれてて、作り物やとわかってるから見てられるシーンやったわ。
樹に首吊りした人がぶら下がってるビジュアルショックあふれるシーンは、なかなかオリジナリティーあふれててえ~なぁ~と思ったけど、一番怖かったんは、マーク・ウォールバーグ先生が、大き目の植木に話しかけるところ。
いつ襲ってくるかはらはらして、ついにはあの植木が『帰ってきたウルトラマン』の怪獣ザザーンに見えてきたり、黒沢清『蜘蛛の瞳』に出てくる布に思えて怖かったわ~。
で、その植木が造花やというオチも面白い。
あと、先生御一行が訪れる、ばあさんが一人住んでる『サイコ』ハウス。
効果音も大きめで、音楽もバーナード・ハーマン調。
人形の後のばあさんシーンが、場内で一番ビクっとしとったで~。
シャマランは基本的にこういう演出は上手い!
これに脚本が伴っとって、今の名声を築いたわけやけど、この映画は脚本がいい加減!
投げやり感もたっぷりで、こんなん続けとったらこ確実に腕が落ちるで~と思た。
納涼恐怖映画として損はないんやけどな~。

マーク先生の嫁はん、大きい青目と黒髪のズーイー・デシャネル、ちょっとフィビー・ケイツに似ててか~い~です。
でも、この映画の彼女、ちょっと神経質すぎるんで、この後育児ノイローゼにならんか心配です・・・。
マーク先生、ちゃんとお手伝いしぃ~や~!


★★★