人生アラカルト

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歌麿、北斎、応挙の春画

2016-02-18 20:17:28 | 80はミステリーゾーン
京都の岡崎はいまや美術館・音楽堂そして平安神宮
と文化の殿堂がずらり取り巻く。

その一角に細見美術館があって、いま大変な賑いを
見せている。

並んでいるのは<春画>。

日刊紙にじゃんじゃん出ていた。東京でも大盛況で
あったという。それで、京都でこの間、オープンし
たが、押すな押すな状態である。

私も押すなの1人となるべく、夕方出かけた。
案にたがわず、次々と入場者。

1500円を払って入場した。

細見美術館は初めて入ったが、何階建てだろう。階段
で上へ行ったり、下へ降りたり。

展覧会は3つの部屋からなり、入口、出口の戸がしっかり
開閉する。

人が順番を作って並んでいる。老いも若きも、若い女性が
多い。

さて、作品は。

全部、春画。当たり前じゃ。

歌麿、葛飾北斎、円山応挙、歴史上の名だたる画家の作品が
並ぶ。

その色彩が美しく、繊細な筆で描写が細かく、思わず眼鏡を
かけ直す。

見事というほかない。

美しいのだ。


人は大勢いるのに、館内は静かであった。
そう、普通の美術品を鑑賞する雰囲気なのだ。

一人、ぶつぶついうおじさんがいた。
「すごい、なるほど、なるほど」

おじさん、うるさいのや。

黙ってみろや。