人生アラカルト

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亡くなった親父が驚くこととは

2011-11-29 22:13:21 | やるー
昭和26年に亡くなった親父が、もしこの世に訪れる
ことがあったら、なにに驚くだろうか。

兄弟夫婦が昨日集まった折、そんな話題を提供した。

親父が亡くなった時、50歳だった。
高校の校長をしていた。
今生きていたら111歳。戦前戦後を教師として、激動
の世を過ごした。

私は当時、高校1年生で、長兄だから、一番親父の存
在を確かめられる近さである。

親父は亡くなる寸前まで戦後の教育制度改革に関わっ
ていた。
新制度誕生にかなりの苦労をしていたのを覚えている。

戦後とは、我が国が大変革を試みた明治維新のに次ぐ
国家の脱皮であった。

職業的には、親父はまず、6・3・3制度がうまく続
いているか、興味があるだろう。

新学制制度がそのまま、続いていることへ、「まだ、
改正しないのか」と親父は思うか、どうか。

今の医療、年金制度は1961年(昭和36年)から、スタ
ートし、皆保険、皆年金が実施された。

それ以前はどうしていたか歴史を調べた。

健康保険は1922年(大正11年)に制定されていた。
ただし、労働者のみが対象であった。
1938年(昭和13年)に、市町村単位の健康保険が
されている。


現在の保険は世界の先端を行くものだが、50年の歴史
を数える。
皆保険、皆年金は、親父は知らない。

医療保険が世界に冠たる長寿国にのしあげたのは、論を
またない。
ただ、いま膨れ上がる医療費に国も国民も頭を悩ませて
いる。

年金で、会社定年後もめしを食っていけるとは、私自身が
いまだ信じられない思いである。

これは、親父も驚くであろう。