人生アラカルト

どうせ過ごすなら楽しくね。

天声人語 分解すると4コマ漫画

2011-11-21 03:34:12 | お勧め
受験生に読まれている天声人語は起承転結
の典型だ。

「起」は最初、何を書こうとしているか分
からないのが普通。ここでピンとくるれば、
大した感覚だ。

ある日の天声人語で、”役不足”から、入
って行く。

「承」で主人公が出てくる。ブータン国王
を招いての宮中晩餐会をすっぽかして、仲
間の資金集めの会に出た大臣の話。

一方、ニュース面では、新聞独特の逆三角
形の方法をとる。逆三角形とは、まず結論
から始まる。

事件なら、いつどこで、なにが起こったか
簡潔に分かるように書いてある。

文章の前には、見出しがついていて、さら
に短い言葉で記事の内容を知らせる。

逆三角形の文章は、記事に欠かせない一番
重要な要素から書く。

次は2番手、3番手の事件のカギとなって出
てくる。

この手法は、新聞に収容される分量が決ま
っているから、ニュースが一杯で溢れる時、
お終いの方から文章を削ることができる。

起承転結の文章は、4こま漫画と同じで、
4コマ目で結論が出てくる。だから、4コ
マ目が重要。

3こまめの「転」で盛り上がっておいて、
「決」でどすんと落とす。その落差が大
きほど効果は抜群なのだ。

受験生のため、ご参考です。