9日間にわたる海外研修では、農業、環境、観光をテーマに、穂積秋田市長と私が団長を務め、25人の市町村職員を2班に分けて、テーマ毎に農場や施設などを見て回りました。
ニュージーランドではオークランドに3泊しましたが、ガイドの説明では、最近不動産の価格が高騰しており、市内の小さな平屋建ての一軒家でも1億円以上するそうでびっくりしました。
物価は押し並べて高く、同時に給料も高いので相殺されているようです。
ニュージーランドはもちろん農業国で、農産物は有力な外貨獲得手段で、出来の良い物は輸出に回され、街のスーパーには良い物は並びませんでしたが、市民には見た目で判断する考えはないようです。
ニュージーランドは移民の国家で、多民族の人種が違和感なく暮らしていますが、元々は南太平洋のポリネシアから舟に乗ってやって来たマオリ族が先住民で、国家のアイデンティティとしてマオリの文化を大切にしよういう意思が伝わってきました。
食事の量の多さには少々参りましたが、治安は良く、夜に出歩いても危険は感じられませんでした。
この国にも中国からの観光客が押し寄せており、不動産も買い漁っていて、その経済力は無視できないものになっていました。
市内を走る車の多くは日本製で、品質と燃費の良さで信頼を勝ち得ているようです。
アメリカが抜けたTPPがどうなるのか分かりませんが、農業と車はここでも大きな問題になることを実感しました。