盆踊りも終わり、朝晩のみならず日中もすっかり涼しくなり、秋の訪れを感じるようになりました。
そんな中、昨日は53回目を迎えた「羽後町全県俳句大会」が町コミュニティセンターを会場に開かれました。
この俳句大会は、今年3月に亡くなられた縄野三女(さんじょ)さんを中心とした俳句仲間が始められた伝統のある俳句大会です。
町内外から100人の方から投句があり、8人の選者による選考や互選による得点で、特選句と入賞者を決めました。
大会講師の水越洋三先生が選んだ特選句3点は
連綿と端縫の絆盆をどり 由利本荘市 藤井 淳一
霊送り独り暮しに戻りけり 増田町 武内 沢仙
姿なき人にもの言う門火焚き 平鹿町 小松田文子
また、互選による得点で最高位となり、羽後町長賞を受賞したのは
九条に揺るる列島敗戦忌
踊笠闇ゆつくりと動き出す
の二句を投句された、増田町 田中秋峰さんでした。
私自身、俳句、短歌などの素養が全くありませんが、投句された句を見て、盆踊りや秋の情景が浮かんできて、しばし穏やかな気持ちになりました。