今日は、台湾の李登輝前総統の特別講義が、秋田市にある国際教養大学で行われ、聴講に行ってきました。
先月末に来日以来、松尾芭蕉の「奥の細道」を訪ねる旅を続けている李前総統は、4日から秋田に入り、今回日本で唯一の講演を秋田の地で行いました。今回の来日を実現した、国際教養大学(AIU)の中嶋嶺雄学長の配慮で行われたものです。
講義は午後2時から始まり、渡辺玲子准教授のバイオリンによる歓迎演奏のあと、登壇した李前総統は83歳とは思えない張りのある声で、流暢な日本語で1時間以上にわたって熱弁をふるいました。演題は「「日本の教育と台湾ー私が歩んだ道」。自ら戦前の京都帝国大学で学んだ経験を踏まえ、日本人の精神文化と「武士道」を基にした道徳規範は世界に類を見ない優れた文化国家を作ったと述べ、日本の教育と先哲に自信を持つべきだと力説しました。特に「実践躬行(じっせんきゅうこう)」~口先だけでなく行動で示すこと~こそ最も優れた精神だと述べました。「実践躬行」は「自橿不息(じきょうふそく)」とともにわが母校「大曲農業高校」の校訓であり、大いに共感できる講演内容でした。
李前総統の動向は、その影響力の大きさから中国が常に神経質になっており、今回の来日も批判を繰り返していましたが、今日の講義では政治的な発言は皆無でした。
来週は秋田の小坂町で、日中賢人会議が開かれる予定です。
先月末に来日以来、松尾芭蕉の「奥の細道」を訪ねる旅を続けている李前総統は、4日から秋田に入り、今回日本で唯一の講演を秋田の地で行いました。今回の来日を実現した、国際教養大学(AIU)の中嶋嶺雄学長の配慮で行われたものです。
講義は午後2時から始まり、渡辺玲子准教授のバイオリンによる歓迎演奏のあと、登壇した李前総統は83歳とは思えない張りのある声で、流暢な日本語で1時間以上にわたって熱弁をふるいました。演題は「「日本の教育と台湾ー私が歩んだ道」。自ら戦前の京都帝国大学で学んだ経験を踏まえ、日本人の精神文化と「武士道」を基にした道徳規範は世界に類を見ない優れた文化国家を作ったと述べ、日本の教育と先哲に自信を持つべきだと力説しました。特に「実践躬行(じっせんきゅうこう)」~口先だけでなく行動で示すこと~こそ最も優れた精神だと述べました。「実践躬行」は「自橿不息(じきょうふそく)」とともにわが母校「大曲農業高校」の校訓であり、大いに共感できる講演内容でした。
李前総統の動向は、その影響力の大きさから中国が常に神経質になっており、今回の来日も批判を繰り返していましたが、今日の講義では政治的な発言は皆無でした。
来週は秋田の小坂町で、日中賢人会議が開かれる予定です。