Scarving 1979 : Always Look on the Bright Side of Life

1979年生な視点でちょっと明るく世の中を見てみようかと思います。

2005年09月29日の服装

2005年09月29日 23時36分52秒 | 服装
本日は私にとって人生初接待ということで、
安っぽい感じの漂う、反感のなさげな服装で。

場所は、中華街の牡丹園さんで計10名。
で、最も下っ端が私。

接待とはどんななのかなとか少し不安に思いつつも、
普通な飲み会と特に変わらずなノリ。

というか、お客様が他業種、電車関連な方だったので、
お話がとても面白かったわけです。

例えばこう。

レールは熱による伸縮が大きく、
冬にレールを設置するときは、縮んでしまっているため、
レール自身と設置する周辺とを温める必要がある。

今はそれを行う機械があるものの、
昔は油を染み込ませた縄を1km単位で引いて、
それを燃やし1kmにわたる火柱を上げ、一気に熱くして、
等間隔に並んだ作業員が冷めない内に設置作業したっていう。

レール状の火柱ってバック・トゥー・ザ・フューチャーみたいで、
想像しただけで、かなりにシビれますよね。

でいて作業期間は、冬の、電車も通らない深夜ですからね、
防寒着の作業員達が白い息を吐きながらボルトを締める。

これは、ぜひ映像化したいです。
雪景色に火柱と作業員、絶対カッコイイですもん。

さらに、レールの伸縮には公式があって、
5度温度が上がると繋ぎ目に1トンの力がかかって、
レール設置が人の勘だった昔は、
温度が上がり過ぎて、繋ぎ目が折り曲がって、
で、直前で急停車した特急の運転手が、
水かけて元に戻したっていう、
嘘みたいなホントの話もあったみたいで。

これはもう撮るしかないですね、ぽっぽや2。
本家ぽっぽやさんは観たことないですけど。。。

けど、手数を減らすばかりのデジタルなお話とか、
総じて夢や未来がなくてつまんないですからね、
先人たちのアナログなお話の方が好きです。

ひとりだけ手触りのする温もりの方に、
逆行することは出来ませんけど、
もちっと生きるのに知恵を使う、
そんなザラついた世代に生まれたかったです。

なんか、今は賢さを勘違いしているというか、
人の持つ賢さを奪って、モノに置き換えることが賢さみたいな。

機械の擬人化と、人の機械化が、
同時進行で起こっている気がします。

知恵で苦難を切り抜けることが当たり前だった、
そんな人間の従来からの生き方みたいなものは、
これから先、変えていくべきなんでしょうね。

苦労はないもの、知恵は絞るでなく調べるもの、って。

4年前、妻と結婚する直前のクリスマスに来たものの、
それ以降、場所がわからず訪れられなかったこの牡丹園に、
今回偶然にもようやく出会えてよかった。

なんて、笑顔で話してくれた、
お客様の温もりある手触りが私は好きです。

以上、接待とも服装ともなんら関係ないお話でした。
今週はそんな感じで。