今年で9回目!の参加となる「のっとれ!松代城」。
簡単にレースを解説すると、「風雲!たけし城」を模倣した雪上障害物マラソン。
大会の詳細は、webで。
http://www.tokamachishikankou.jp/matudai/event/fuyu/
自分なりにこのレースの魅力をいうならば
・消防、自衛隊、クロカン、トライアスロン、陸上、自転車といった様々な選手が競う己の意地を掛けた異種格闘技レース!
・越後まつだい冬の陣のお祭りの雰囲気が良い(屋台充実)
・レースの開会式、表彰式がアットホーム(時々ぐだぐだ←いい意味で
・入賞景品が良い(1位は城主になれるほか、米150kg
・抽選会景品が良い(1%の確率でハワイ旅行が当たる!
これまでのリザルトは
2008年 4位入賞
2009年 6位入賞
2010年 5位入賞
2011年 中止
2012年 城主(1位
2013年 中止
2014年 城主(1位
2015年 城代家老(2位
2016年 城代家老(2位
2017年 侍大将(3位 招待選手オープン扱い
10位までが入賞で、これまで入賞を逃したことが無いのである。(キラーン
ここ数年は惜しいところにいるので、今一度城主の位に返り咲きたいと思ってはいるが、消防・クロカン国体選手や大学陸上部選手など、ガチ系アスリートにやられっぱなしなのだった。
【行程】
0735 出発・サフラン経由
0940 会場着
天候は申し分のない素晴らしい天気で、会場からゴールのお城もはっきりと見える。
ここ数年、このレースは晴れが続いていて、同行の家族も楽しめる良い大会になっている。
テーピングして、ウォームアップオイルを塗ってから、ウォーミングアップに出る。
ここで思わぬ事態が。
10分くらい走ったところで、左ふくらはぎの外側の下部(長母指屈筋?)に痛みが出始めた。
ストレッチしたりウォーキングを入れたりしながら、身体が温まれば痛みが引くかと思っていたけど、予想に反して痛みが強くなる。
特に舗装路を走る際に強い痛みが発生。
しばし思案。
素因は、先週のバイクの疲労を溜めながら死ぬ気で走った5000m、朝練の1kmダッシュ、それによって脚にダメージが来ていて、誘因としてこの寒さ。
時限タイマー的にレースのアップ段階で発症するところが憎い。
そして、過去の経験上、ここで無理をすると長引く故障に繋がる可能性が高い。
けど、故障してもどうせ仕事であと3週間はまともにトレーニング出来ないから、とりあえず走ることは決定。
勝つための作戦というより、それなりに走りきるための作戦となってしまい残念。
雪上は衝撃が小さく、痛みが誤魔化せるので、スタートからピッチ走法で先頭集団に食らいつく。
障害物は気合いで乗り越え、ロード区間は無理せずに消化。
雪上の登りに入ったら再び頑張る、作戦。
【出陣】
経費節減のため、出陣の花火が無くなり(苦笑)、軍師のかかれ~の合図でスタート。
スタートして間もなく「てぃーざきさ~ん」と声を掛けられ振り向くと、オバタの兄さん(自転車業界
県縦断駅伝選手にして、越後3山縦走、クロカン、自転車をこなすフィジカルモンスター来襲。
なんとか先頭で最初の障害物の馬落しへ突入し、腕立て伏せの効果を発揮し先頭でクリア。
激坂を登って、高所恐怖症としては難関の騎馬止め破りへ(高さ5m程の直壁の綱)。
同時に到着したオバタの兄さんが消防並みのスピードでかっ飛んでいく。
相変わらず自分はプルプルしながら、下りは最後滑落し会場どよめく(泣)
掘り越え(ソリ)セクションをひいこらこなして、例年より高い気がした第2砦へ。
もうここは自分の背丈、腕力では登坂不可能なので、最初から「ヘルプ~!」とお侍さんに甘える。
この時点で オバタの兄さん~15秒ぐらいで自分~10秒弱で3位選手~後方パラパラ、という状況。
そしてロード区間、脚痛え(泣)
ペース走程度に落として、なんとか前との差の拡大を抑えつつ山に入りたい所で、ジワジワと差が広がり3位の選手に追いつかれて山登りへ。
ここまで来ればあとは根性勝負、2位に上がり前を追いかけていくが、差は縮まらない。
3位の選手もなかなか離れず。
ミンナクルシイ、ミンナクルシイ、ミンナクルシイ、と唱えて、腕振りを意識してとにかく上体を少しでも前に運ぶ。
3位の選手が少しずつ離れていくが、前との差はむしろ少し広がったかどうか。
雪崩の影響でコースが変更され、いつもは無い激斜面を登っていく。
登り切ればラスト200m程で、最終コーナーを曲がったタイミングでオバタの兄さんゴール。
ここ数年はだいたいこのパターンなんだよな。。
この時点で2位は死守すべく後ろの差を確認しながら最後のモガキを入れてゴール。
完全AJ(オールアウトじょんのび♪
結論>オバタの兄さんは、つえかった。
県縦断駅伝選手にして、越後3山縦走、クロカン、自転車をこなし、雪道にも精通。
こりゃ自分とは比較にならないぐらいこのレース向きだ。
ジョグで会場に戻って、とりあえずアイシング、会場が青空雪上なので座るだけでアイシングされる。
表彰式で甲冑姿となったオバタの兄さん登場。
入場から恥ずかしいんだよね。
とりあえず悔しかったので、城代家老初日にして謀反を起こして刀で襲う(笑)
抽選会では、今年こそ島流しの刑(ハワイ)を祈ったが、あー残念。
当たったらあのレースに出ようと思っていたんだけど。
例年通り、仕事が繁忙期で自由にトレーニングが出来ず、さらに最高のタイミングで故障発症した中では、城代家老(2位)はよく頑張ったと思う。
繁忙期だけにどうしても突貫的なテーパリングになってしまい、故障したのは反省点だが。
これにてホワイトシーズンは一区切り。
残り3週間の繁忙クライマックスを経て、4月に入ったら真面目に自転車のトレーニング開始だ。
おばたのお兄さんと。