F(t)麒麟山Racing 女池支部の記録

社会人になって始めた自転車ロードレースの成長の軌跡と、シクロクロス全日本チャンピオンへの道のりを綴るブログ。

ツールド美ヶ原

2014年06月29日 | 大会
4位入賞 1h02m37s トップ差31秒


---
初夏の伝統のクラシック、美ヶ原ヒルクライム。
ワクワクと不安と。

【行程】
0430 起床~ローラーセット
0510 朝飯 トースト2枚 ドリップコーヒー
0545 荷物預け
0610 ローラー
いつもはクルクル回しながら上げるけど、今回は低ケイデンスでじっくり上げる
腰高 軸力意識 1分390ぐらいまで上げて終了
スタミナに不安があったのでやり過ぎないように気をつけた
0710 集団中程に整列
0730 スタート

【作戦】
・とにかくスタミナが不安材料
・Jトッププロライダー3人と森選手、乾選手、よっしー選手あたりがハイペースを刻むだろう
・よって、がむしゃらに食らい付き、千切れたら第二集団の頭を取る
・仕掛けるならラスト5キロからの下りか、スプリント

【レース】
序盤の激坂ではチェック選手がほぼ前方に。一人飛び出しているけど集団がじっくり差を詰めていく。路面が濡れていたのでパンク対策として、タイヤの空気圧を10barより少し高めにしていたが、激坂でダンシングするとチュンチュン空転する。

飛び出した選手を集団が吸収してから、乾選手と白ジャージ(ゴール後に片岡選手と知る)の選手がガシガシとペースを刻む。かなり苦しい状態で、もう一段ペースアップされたら確実に駄目だったが、なんとか耐え抜いて美鈴湖の平地へ。他には森選手、J斎藤選手、KOH選手。状況からして集団を引っ張る2人の力が抜けている。森選手は去年の独走力は無さそう。自分はいつゾンビ化するか…。

再び登りに入ると急勾配と緩勾配を繰り返す長い時間が始まる。急勾配では限界に近くなり、緩勾配でちょっと回復するの繰り返し。ジュニアコースのゴール手前?で乾選手、片岡選手、森選手の4人となる。相変わらず2人がペース刻んで森さん、自分の順で進行。

中盤以降のつづら折りで右足の指とハムに痙攣の予兆。踵を下げぎみにして誤魔化す。最後の給水地点の前で乾選手が後ろに下がって来る場面あり。後ろの様子見?その後にペースアップ、ヨダレを拭く余裕もない。とにかくゴールまで…。

尾根に取り付き、交差点を過ぎてラスト5km。ここまで来ればアップダウンを繰り返すロードコース。
記憶がない。シッティングだったかダンシングだったか。アタックしてしまった。状況からしてゴールスプリントの方が率が高いのに、脳というかカラダが暴走。 Don't think.FEEL!

下りに入る前の登りで20~30米のギャップ獲得。下りは攻める。路面は乾いている。少しずつ差を広げていく。ラスト3キロを過ぎてから高速ダウンヒル。ここを過ぎれば登りはゴール手前のみ。ここで勝利を強く意識。エアロポジションでガンガンいく。
とそこで突然プシュンプシュンプシュンという音とともに車体がフラつき始めた。速度が60kmは越えているなか、とにかく落車しないようにバランスを取りながら減速する。前輪が完全にペシャンコ。クリンチャーだったらと思うとゾッとする。直後にコーナーぎ無かったのはラッキーだった。降りて走ろうとも思ったが、なんとか走れそうなので、バランス取るのに声を上げつつ徐行運転…。森選手、乾選手、片岡選手の順に抜かれて、最後の登りをガタンゴトンと走ってゴール。

レースは最後まで何が起こるか分からない。
森選手にどうしたの?と聞かれパンクした旨を話す。森選手の結論、「やっぱ前を引かなきゃダメだな。」そ、その通りです!!苦笑
引いて勝算見い出だすことが出来るように精進せねばなるまい。

頂上ではクマーさんからシーラントでパンク処置をしてもらう。ありがとうございました。しかしうまく再生せず最終のバス(昼前…。)で下山することに。それまで同じくパンクした新潟県勢の布施選手、伊達選手、応援のパパ奥様の4人という不思議なメンバーでトークに盛り上がりあっという間にバスの時間に。

今月は2回しか外乗りせず、短時間ローラーで繋いできた。正直今シーズンは厳しいかもという想いもあったけど、乗鞍の勝利がゼロではないことが分かった。少しずつでも積んでいこう。本格的なヒルクライムでCARBONEXを初めて使ったが、苦しいところで粘れ、下りも安定し、間違いなく力になってくれた。軽いだけじゃない。