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イタリアより

滞在日記

ナターレ

2011年12月19日 | ローマ

ボッテガ・ヴェネタのナターレの為の飾り付け

イタリアでは、クリスマスのことを「ナターレ」と言います。今日は、ホテルでのんびりする予定でしたが、温泉宿に来ているのじゃないと思い直して、やっぱり出かけてしまいました。行き先は、ローマの最も人気の場所。地下鉄のスパーニャ駅を降りて、すぐ横にあるスペイン広場前に続くコンドッティ通りです。ここはブランド店が軒を連ねるローマでも有数の人通りの多い通りです。今日は日曜日ともあって大変な混雑ぶりでした。クリスマスはもとより、年が明けるとバーゲンも始まるし、女性にとってはしばらく目が離せない場所でしょう。


ブランド街・コンドッティ通りのにぎわい


そのコンドッティ通りをまっすぐ進み、四つ目の角(目の前にフェンディがある)を左折して、初めての角を右に入ったところにボッテガ・ヴェネタのお店があります。その店の前に、ナターレの為にボッテガオリジナルの見事な飾り付けがしてあって目を引きました。ナターレのプレゼントに、ボッテガを!と言うところでしょうか。それを象徴するかのように、金髪の美人を伴った男性が店内へ入って行きました。日本でそんな光景を見ると、男性がつい気の毒になってしまうのですが、ここではもうその姿が絵になって、映画のワンシーンを見ているようでした。


チャンピーニのジェラート「ジャンドゥーヤ」

さて、私がこの場所を訪ねた目的はただ一つ。ボッテガのお店のあるこの広場にジェラートの人気店「チャンピーニ」があるからでした(^^)。昨年はパンテオン近くのジョリッティに行きましたが、こんな老舗のジェラテリアがイタリアには数多くあって、どのお店もほんとに美味しいです。いつもならピスタッチオを頼むのですが、今日は目先を変えて、ジャンドゥーヤを食べました。ジャンドゥーヤとは、ヘーゼルナッツやアーモンドなどのナッツ類にチョコレートを合わせたものですが、このお店のは勿論自家製で、甘さを抑えた中にもコクがあってなかなか美味でした。友人が上京するたびに、グロムのジェラートの写メを送ってきて私を悔しがらせるのですが、今日はそのリベンジです。ふふふっジャーンドウヤ?とは、あっイケてないか(^^;)。



余談です。
コロッセオも地下鉄ですぐなので行ってみました。ここにもナターレの為の大きなツリーが飾り付けられていて、目を見張りました。夜になると、ライトアップとともに、さぞかしキラキラとイルミネーションが綺麗でしょうね。で、そこで気になる光景が…



古代のローマの兵士の格好をした男性二人と一緒に、楽しそうに笑いながら代わる代わる記念写真を撮っている中国人の若者がいました。この兵士たちは、彼らに剣を持たせたり、帽子を被らせたりしながら、写真を撮らせていましたが、この兵士はモデル料として高額を請求するという話を聞いていたので、ちょっと案じながら見ていました。写真が終わると案の定、お金の催促をされていましたが、若者たちの様子が不承不承という態度だったので、幾ら払ったの?と聞いてみました。男の子が「全部で1000ユーロ!」と声を荒げて言ったのでその金額にびっくり。五人いたから一人200ユーロ?プロの写真家が撮ってくれる訳でもなく、たった10分ほど、こうして相手をするだけで。

どうも、この子たちはこの記念写真にお金が掛かるとは思っていなかったようでした。事前に値段の確認をしなかったのも良くないけれど、こんな暴利をむさぼる商売はそろそろやめないとな…

折角の記念写真、あの子たちは後日見るたびに苦い思い出が蘇ることでしょうね。
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無事にローマに到着そして…

2011年12月18日 | ローマ


ローマに無事到着しました。出発が1時間半遅れたということは、到着も当然一時間半遅れです。通常なら午後7時に着いて、ホテルには早ければ8時過ぎにはチェックインできるのですが、「レオナルドエクスプレス」という、空港からローマの中心テルミニまでの鉄道も40分待たされてホテルに入ったのは午後11時近くになっていました。

アリタリアの遅延は、機材の到着が遅れた為と説明がありましたが、起こってしまったことは仕方ありません。時間は取り戻せない。ミラノに乗り継ぐツアー客はため息を着きながら降りていきましたが、恐らくホテルのチェックインは夜中になるでしょう。翌日の予定を考えると、初日から強行軍になって、ほんとにお気の毒でした。

ローマの中心になるこのテルミニ駅には、今年もツリーが飾られていましたが、サンタクロースとトナカイが増えていてとても華やかでした。そして…



宿泊先のホテルには、WI‐Fiがなんと無料で提供されていて驚きました。チェックイン時に恐る恐る聞いてみると、ユーザーIDとパスワードの書いたレシートのような紙を渡され、それらを入力すると見事接続が出来ました。ここは一昨年泊まったホテルなのですが、あの時は接続料がネット決済の有料でした。確か一日2000円だったか、支払った記憶があります。

何でも、新政権モンティ首相が、イタリアの主だった都市に無料のWI‐Fiによるホットスポットを構築したとかで、このホテルもその意向に添ったようでした。旅行者にとっては願ってもない朗報です。

あのぉイタリア様、ネットが遅れているなんて言ってごめんなさいm(_ _)m。

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