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イタリアより

滞在日記

アマルフィにて

2013年12月21日 | ナポリ

ホテルのテラスから目の前に広がる景観


アマルフィの朝を迎えています。今日は2013年12月21日午前10時です。日本は夕食の時間ですね。アマルフィは昨日に続き晴天。もうこれだけでウキウキしてしまいます。旅先でお天気に恵まれるのは何より幸せです。

昨日は夕刻、目的地のアマルフィに着いたのですが、実は…ソレントからくねくね道を猛スピードで走るバスの中、外の景色に見とれているうちに酔ってしまったのです。覚悟はしていたのですが、もう気持ちが悪くて、頭は痛くなるし、吐き気にもおそわれて、用意してしたスーパーのビニール袋に顔をつっこんだまま、ひたすら終点アマルフィに到着することばかりを祈っていました。途中でバスから降りたくもなったのですが、日も落ちていくし、次のバスがいつ来るか見当も付かないのですから、このまま乗り続けるしかありませんでした。


少し寝乱れていますが、アマルフィの私の部屋

ここに二泊します


どうにか持ちこたえて、と言いますか、あんなに美味しかったリゾットを出す訳にはいかん、もう根性です。バスの終点、アマルフィに着いて、部屋に入った時はほっとしました。久しぶりのバス酔いです。余談ながら、私の通勤はバスなのですが゛、アマルフィに負けずとも劣らないほどの山道を毎日20分ほど揺られているのです。なのでくねくね道は慣れていると少々高をくくってましたが、やはり甘かったです。


部屋の真ん前のエントランス、クリスマスツリーの見えるところが朝食のレストラン


アマルフィは、世界遺産になっている海岸線の起点になる場所で、ここからいろんなところにバスが出て居ます。ソレントに泊まる、リゾート地のポジターノに泊まる、いやサレルノだと好みもいろいろに分かれると思いますが、バスの利便を考えるなら、このアマルフィが一番だと思います。

又、アマルフィの中でも景観のいい山の上にホテルがあったり、静けさを求めて中心部から遠く離れたホテルがあったりして、宿泊選びにも迷うところですが、私は自分で作った旅の鉄則に従って(旅の鉄則其の一:ホテルは駅近を選ぶ)アマルフィもバスの発着所の真ん前のホテルに予約をいれたのでした。


落ち着いた感じのホテルのレストラン

広くて素晴らしい景観を眺められるテラス席もある


外はとてもにぎやかで昨夜は真夜中まで、花火の音がしていましたが、でもドゥーモも真裏にあるし、とても便利な場所でこのホテルにして正解でした。ただ…



バスタブ付きをお願いしたら

なんとジェットバスでした!(^^)!


なのになのに…



ドアのそばが一番!!


部屋のデスクでは、wifiがなかなか言うことを効かない…PCを持ってあちこち試してみるとなんとドアのそばでの接続が一番サクサクと動いて…こんなに快適な部屋なのにな…ということで、小さなサブ机と椅子をドアの前に移動させてこのブログも綴っています。旅先ではいろんなことが起こって、その都度対処するのも一苦労なのだけれど、これも私の旅の鉄則~旅先で起こったことは何でも笑って受け入れる(^^)♪

今、時刻表を調べると、私が今日行くつもりの目的地へのバスがもうすぐ発車します。ホテルの目の前がバス停です。そろそろ観光客も集まってきています。では、行ってきたいと思います。
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ソレントの町にて

2013年12月21日 | ナポリ

ソレントの町の観光トレイン


世界遺産アマルフィ海岸に行くには、ナポリから列車でサレルノまで、あるいはナポリから同じく鉄道でソレントまで、そして両方ともそこからアマルフィまでバスで移動することになります。恐らくアマルフィへ行こうとする誰もがどちらから行くか、と頭を悩ますことだろうと思います。私もその例に漏れず、迷いましたが、オーソドックスにソレントからアマルフィに入ることにしました。


ナポリからソレントまでは、ベスビオス鉄道に乗ります


切符は、この鉄道の乗車口の前に売り場があるので、そこで購入しました。4.1ユーロでした。落書きだらけの列車に乗ってソレントまで約1時間15分。トラブルなくソレントに着きましたが、少し町を散策することを思い立ちました。あの有名な「帰れソレントへ」の舞台になった場所だから少し興味もありました。


Villa comunaleと呼ばれる市民広場


ソレントの駅を出て、すぐの道を左に行くともう中心街。観光客を乗せて町を案内してくれる「シティトレイン」が目立ちました。乗っても良かったのだけど、切符売り場には誰もいないし、乗車するのが私一人なら、何だか市中引き回し~、獄門の刑みたいになりそうだからさすがにやめておきました。


ナポリ民謡「帰れソレント」の歌の舞台になったソレントの港を望む


市民広場からは見事な景観が望めて、あ~この景色があの歌に歌われているのだとしばし感動したものの、あの「帰れソレントへ」の歌は、実は、女性に振られた軽薄な女たらしの男性が、去っていく女性に俺を置いていかないでくれ~、帰ってきてくれーとわめき散らかしている未練たらたらの歌だったと思い出して、くすくすと笑いがこみ上げました。歌の真意はともかくもこの景観は一見の価値ありで、この広場には門がありますが、今のところ無料なので得した気分でした。

なお、広場に行くには、あの観光トレインのある場所から少し先の小道を右に入ります。この辺りは旧市街地のようですが、小さいながらもとても雰囲気のあるエリアでした。


リストランテ・ジントニオ


そうそう、広場に行く途中、右手に偶然見つけたリストランテ・ジントニオ。ネットだったか本だったか、美味しい店だという情報があったのを思い出しました。探しても見つからないお店もあれば、こうして通りすがりに目に入るレストランもあって、ちょうどお腹も空いてきたので今日はなかなかついていると迷うことなく入店したのでした。


ジントニオの店内

天井からはずらりとプロシュットがぶら下がっています。


来店客は決まってピザを注文しているので、どうもその様子からするとここの売りはピザらしい。でも私は、港が近いし、魚介類の料理はお美味しいはずだと、リゾット・ペスカトーレを頼みました。


これでもか~と言わんばかりに乗せられた貝たち


リゾットには、イカやタコや海老も入ってさすがペスカトーレ(イタリア語で漁師さんの意味)。私には少し塩辛かったけれど、熱々のリゾットは海の香りがいっぱい漂って、この地の名産レモンも入っている。そして味もなかなかイケました。お水も含めた料金は15.5ユーロ。女性なら二人でシェアするのも良いかと思います。ただ前述の通り、日本人には特に塩味が感じられると思いますので、塩味が苦手な方は「ポコ サーレ」(塩を控えてください)と言って見て下さい。


バスの中から見たアマルフィ海岸


実は、ソレントのあと、アマルフィに行く途中にポジターノというリゾート地があるのでそこにも立ち寄ろうと思いましたが、時間的にこのレストランとどちらを取るかとなって、そこはもう速攻後者を選んだ私なのでした(*^_^*)。

※ZINTONIO
Via Luigi De Maio 11ー80067 SORRNTO(NA) TEL 0818781623

余談



ソレントの町を散歩するゴールデンレトリーバーに出会いました

ちょっと声を掛けてみる

あのぉ…もしもし



飼い主さんが快くポーズを取らせてくれました。

以前私にもこの犬種が居たのです。

ついつい思い出して…

飼い主さんにお願いして、写真を撮らせてもらい思いっきり触りまくりました。

でも、彼か彼女か、つれなくてすぐにそっぽを向いてしまいました。

勝手な言いぐさですが

可愛くない…(-_-;)








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ナポリからアマルフィへ

2013年12月20日 | ナポリ

ホテルの部屋のテラスから

ずっと向こう真っ正面がナポリ駅

外は晴天~嬉しくなっています


ナポリの朝です。部屋からテラスに出て、その景観に驚きました。なんと素晴らしいナポリの玄関口、というか、このカオス。外を少し散歩しましたが、朝の9時なのに、ホテルの周辺には怪しげな人がたむろし、ホテルの前にはパトカーが停まって何やら言い争いをしています。


ホテルの前の混雑ぶり

車のクラクションがあちこちから鳴りっぱなし


いやぁ、聞きしに勝るナポリ。それにしても、テラスから眺めると駅は結構遠い。昨夜はあそこから、歩いて来なければならなかったかと思うと、改めてあの謎の男性とアリバスの運転手さんには感謝です。


朝の食事


特に変わったものはないけれど、美味しい食卓でした。いつも通りカプチーノを頼みましたが、君のためにハートマークを描いたよ~と言ってカメリエーレ(ボーイさん)が持ってきてくれました。嬉しいけど、なんか、雑っぽくて、私にはお尻に見える^^;


あたたかい雰囲気のレストランでした


このホテルのレストランで、若い日本人のカップルに会いました。日本の方だと分かったので「おはようございます」と声を掛けたけれど、何だか不機嫌ぽっい。男性の方が、紅茶を入れたりジュースを取りに行ったりとまめまめしく動いていました。日本人も変わってきているのですねぇ^^;。いやいやいらぬ詮索はよそう。

今朝は8時にホテルを出ようと思っていましたが、目が覚めたのが8時半~私にそんな芸当ができるはずがないハハハッといってももう10時も近くなったので、そろそろチェックアウトをしたいと思います。

これからアマルフィへ~。このホテルには又戻ってくるので、大きなスーツケースはホテルに預けて、ちっちゃい旅支度で出かけます。
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アーモ・ナポリ!!

2013年12月20日 | ナポリ

このバスに頭を下げ続けましたm(_ _)m

いや、別に悪いことをしたわけではありません(^^)


関空からローマへ、更に国内線に乗り換えて無事にナポリに着きました。今こちらは12月20日になったばかり。予定より少しばかり遅れましたが、それでもアリタリアにすれば上出来です。

今、ホテルに入って、ほっと一息ついています。今回は機内の私の席はお隣には誰もいなかったのでゆったりと過ごすことができたし、しっかりと睡眠も取れました。ナポリはいろんな意味でダーティな町だと聞いているので、最初の難関は、空港からホテルまで、さて、どうするか。

飛行機の到着は夜も遅く、10時も過ぎているのでタクシーを使うのが一番なのですが、ぼられる心配が大いにあって、初日からイヤな思いをしたくないのとホテルをバス停に近い駅前に取ったので、バスで駅まで行くつもりでいました。

昨年のジェノヴァでもそうでしたが、ナポリも空港から町の中まで「アリバス」というシャトルバスが走っています。ナポリの空港前から出ているはずなのですが、はっきりとした情報がないまま、空港の外へ出ました。一緒に乗って来た乗客は全員が、自家用車で帰って行きます。


ホテルのシンプルなロビー


「アリバス」という表示があったので、その指示通りに行けば、ありました!バス停。これこそ、ありバスやん~なんて独りでつぶやいて独りでうけていましたが、バスもすぐにやっきて実にラッキーです。しかしバスに乗車すると一人の男性が乗り込んで来て、なれなれしく私にホテルはどこかと聞いてきます。あっらーなんかイヤな感じ。まさかナンパだなんて思わないけど、何か意図があるのか、それよりこの人も乗客?とつい疑い深くなる私です。

ところが、この男性、運転手さんに掛け合ってくれて、私の泊まるホテルの真ん前にバスを付けるように頼んでくれたのです。ホテルは確かに駅前にはあるものの、バスを降りて500メートルほど歩かなければなりません。ナポリの駅前の評判はすこぶる悪く、大きなカバンを引きずって夜道を歩くのは、正直心配ではあったのです。バスの乗客は私一人だったから、こんなイレギュラーな停車もできたのでしょうが、私が「とても嬉しいです。ありがとうございます」というと、この男性は、「私たちからのクリスマスプレゼントだよ」と言ってバスの発車時刻になると「チャオ」と言って降りていきました。

うーん、なんというサプライズ、なんとおしゃれな、なんと素敵な~☆単純な私はすっかり感激です。


ホテルにもクリスマスの飾り付けー☆


ナポリは、治安は悪いし、町は汚いし~という話しか聞かないだけに、こんな歓待をナポリ到着の初日に受けたら、もういっぺんに「アーモ・ナポリ!!」(ナポリを愛す)「アーモ」「アーモ」となってしまいました。

「良いクリスマスをー☆」と言って私を下ろし、去っていくバスに私は思い切り手を降り頭を下げて心からお礼を言ったのでした。


ホテルの私の部屋

wifiが無料で提供されています

部屋は暖かく小綺麗でとても使いやすい私好みです


それにしても、バスにいきなり乗り込んで来たあの男性はいったい何者だったのか?と疑問は残るものの、受けた親切は忘れません。夜空を見上げれば、まあるいお月様が出ています。明日はアマルフィへ向かいます。お天気が期待できて嬉しいです(*^_^*)。

※ナポリ・カポギーニ空港から町へ
空港前、正面右に出れば「Alibus」という標識があります。その通りに行けば、マクドナルドの前ありに停留所があります。切符は夜遅い時間だったからかも知れませんが、バスの中で買えました。4ユーロでした。調べた情報では3ユーロだったのですが、値上がったのか、バスの中で買ったから4ユーロになったのかは分かりませんが、バスの中で切符を売ってくれるのは助かります。
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