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イタリアより

滞在日記

カステル・デル・モンテへ

2022年12月19日 | カステル・デル・モンテ

目の前に立ちはだかるように現れた

カステル・デル・モンテ

グループ客が居なくなるのを待って撮りました

2022.12.18

バーリの町から車で約一時間、世界遺産になっている「カステル・デル・モンテ」を訪ねました。シーズンであれば、鉄道とバスを乗り継いで行けるのですが、冬場はバスが出ていないことを知って、タクシーで行くことにしました。ホテルのフロントに聞けば、料金は往復で130ユーロだとのこと。勿論、現地でお城を見学するために、タクシーには一時間待機してもらうことが条件です。

遠くに見え始めた「カステル・デル・モンテ」

ベッピーノさんが教えてくれました

タクシーの中から撮影

運転手さんは(名前は分からなかったけれど、私の印象で命名するとベッピーノさん)、「お天気が心配だね」と言いましたが、ホテルを出たときは晴天だったのに、山に近づくにつれ、雲が垂れ込めてきたのには、思わずため息がもれました。

ここからは徒歩で入って行きます

ベッピーノさんには入口の駐車場で待ってもらって、意気揚々とお城へ続く坂道を歩いていきましたが、目の前に立ちふさがるかのようにでーんとお城が現れたのには、息をのみました。

お城の正面入り口から入場

入った右奥にチケットが売り場がある

2022.12.18現在 一人7ユーロ

もう言い尽くされていますが、何もかもが正八角形で造形されたお城の形状は、成程、中庭も一階も、更には上階に上がってみても、一寸違わぬような正八角形。北イタリアに見る、例えば、ルッカのサン・マルティーノ聖堂のように、歪んだような、失敗したような、そんないい加減な造りではない、余程に緻密な計算がなされた元に建てられたお城なのだということが身をもって感じられました。

私を待っていてくれているタクシー

ベッピーノさんが手を振って合図をしてくれました

遠くプーリアのムルジア平原を臨むカステル・デルモンテ。晴天に映える美しい姿を見ることは叶わなかったけれど、確かに来たぞ、と、そうして、どこか後ろ髪を引かれる思いで、何度も何度もお城を振り返りながらベッピーノさんが待つ駐車場へ戻って行きました。

「フェデリーコ~元気でねー!」

余談

※「ハイヤーかタクシーか」の選択は、随分迷ったので後日、その顛末をお話したいと思います。

コメント (4)
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