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Jリーグと東南アジアのサッカー

2013-09-17 21:05:57 | サッカー
 ベトナムのビン選手にぼくが注目するのは、サッカー協会が東南アジアにJリーグを広げる展開をしているので、その事業が成功していくことを願っているからである。
 具体的には、今シーズンからJリーグの試合をタイとベトナムで放映権料なしで放送するようにしている。ベトナムでは衛星放送で放送されているとのことだが、いずれの国もサッカーが盛んなので、日本のサッカーへの親近感を持つであろう。
 札幌が社長自らベトナムにおもむいてビン選手に働きかけたのは、進取に富む取り組みとしてよいアイディアである。

 ビン選手はベトナムではトップ選手であり、スターでもあるという。スピードと得点力をもっているのが特長とのことだが、日本で通用するだろうか。
 いくつかの記事からぼくなりに読み取ると、選手としてのプレー水準はよいようだが、日本サッカーで普及している戦術理解が困難のようだ。例えばFWのデェフェンス的プレーや選手同士連動した多様な攻撃などは不慣れではないだろうか。
 日本のサッカーがこれまで、サッカー先進国から「助っ人」を求めていたが、サッカー途上国と結びつきアジアのサッカーを盛んにすることと水準を高めることに貢献して欲しいのである。ビン選手は通訳なしで単身という困難な条件だが、ベトナムの期待を背負って奮闘している。個人技の水準があるようなので、札幌は試合に出して質の高い戦術をともなったサッカーを体験させて欲しいと願っている。

 東南アジアつまりシンガポール、タイそしてインドなどに、日本の選手は数十人プレーをしている。はっきりした数字はないがおそらく30人は超えているだろう。年俸は日本に比べたら10分の1ぐらいだろうが、生活費が安いので生活には困らないという。日本選手は、プレーできることに喜びを持っているようだ。
 ちなみにJFLのSC相模原のブラジル人選手がインドの1部リーグに移籍したことからすると、日本のJFL選手が活躍できると想像する。
 また日本の審判がアジアとかかわっている。例えばタイのチャンピオンを決める重要な試合に招聘されて笛を吹く、といったこともおこなわれている。
 Jリーグ発足数年間、ヨーロッパからの審判がリーグ通して笛を吹いてもらい、あるいは講習会を開いて審判技術向上の力をかりた。それがいまやW杯準決勝の笛を吹くぐらい、審判技術は国際的にみとめられるに至っている。


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