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日々の愚問:アメリカのくしゃみ

2022-06-04 06:29:59 | 日記
金利と債権

 毎日の新聞やテレビのニュースには理解できない話題が出てきます。
放置しても特段困ることは滅多に無く、実際そのスタンスで生きてきました。
 そうは言うものの、孫に「どうして」と尋ねられた時に「学校の先生に
聞いてみな」と返すのは情けない話。
広く浅くで良いから最低限の知識は持ちたいものです。
 そこで今週のハテナはドーンと大きく構えました。

 毎週土曜日は日々の暮らしの中で生じた極々小さな、ドーデもいい愚問
を取り上げています。
今週は「米国の利上げ」についてです。

 アメリカ連邦準備制度理事会(FRB)が金利を3月に0.25%、
5月に0.5%引き上げました。
22年ぶりの大幅値上げの意味するものは?
その前に初級中の初級編の愚問、そもそも「金利引き上げ」って何?
 FRBや日本銀行などの中央銀行の目的は国や地域の経済が順調に
成長し人々が豊かになること。
 モノの値段が上がり過ぎて買い物が難しくなった場合では利上げを
採用します。
すると会社や個人はお金を借りにくくなり、市中に出回るお金が減って
物価が抑えられます。
 逆に景気が悪い時には金利を下げて借金をしやすくして景気を刺激します。
ここまではなんとかついていける話です。
けれど時に耳にする「債権」、あれは何?

 世の中に流れるお金の量をコントロールするもうひとつの手法が債権。
<中央銀行が債権を買えば流通するお金は増え、売ればお金は中央銀行
に戻る。
FRBは金利引き上げと共にこの量的緩和でも市中のお金を吸収する。>
 さて、このFRBの政策は日本にどんな影響を及ぼす?

為替介入の意味

 新型コロナの感染は世界中に不況をもたらしました。
それに対してアメリカは思い切り大量のお金が出回る政策を実施、その
結果急激に買い物需要が高まって価格が上昇。
1年前に比べて8.5%も上がってしまいました。
 そこでとられたのが景気を冷ますための今回の利上げでした。
こうなると米国債を買えば多くの利息がもらえるので、投資家はドルに
集中します。
 その結果、円の価値は3月初めの1ドル=115円から現在の130円に低下。
輸入品に囲まれた日本の暮らしは物価高に悩まされます。
 加えてロシアのウクライナ侵攻で穀物や資源などの価格が高騰、これも
価格に大きな影響を与えます。
 メーカー各社の製品値上げのニュースが毎日流れる環境を、年金暮らしの
オヤジはどう忍べばよいのでしょう。

 <急激な円安がこれ以上進んだ場合、日米両政府が連携してドル高円安
を是正する「為替介入」をする必要が出てくるかもしれない。>
(引用はいずれも 信濃毎日新聞 より)
 「利上げ」が何となく分かったと油断していたら、新顔が現れました。
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