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雑草の日:オヤジ殺しのクローバー

2022-06-07 06:29:59 | 日記
マメ科の特徴

 毎週火曜日はウォーキングの途中で見かけた雑草を取り上げています。
今週は、マメ科 シャジクソウ属 シロツメクサ です。
 別名はお馴染みのクローバー、この歳になっても四つ葉を見つけたら
にんまりしてしまいます。
 けれど三つ葉だろうと四つ葉だろうと、芝生の中に生えれば一転して
目の敵です。
とにかく繁殖力が凄まじいので放っておくとすぐに占拠され、縦横に根を
張るので駆除が大変。
 その力の源泉は「チッソ」、マメ科の植物はこのチッソを自在に扱う
ことで痩せた土地にも平気で進出します。

 <マメ科の植物の根に根粒菌が付着するとコブを作って増殖する。
根粒菌は空気中にあるチッソを植物が吸収しやすい形に変えて土に固定する。
チッソは植物の葉や茎の生長を助ける。
だからマメ科の植物と一緒に作物を植えると良く育つ。>
(プランター自然栽培はじめました より)
 ここまでは知っていた情報です。
今回初めて知った驚愕の話はこの先でした。

4つ葉以上のクローバー

 知り合いの造園業者が何気に口にした話に驚きました。
「クローバーが生え過ぎた場所には肥料をいっぱい蒔くんだ」
それで駆除できるというのです。
 芝生にクローバーが混じりこんだら、そこを避けて施肥をしていた私
としてはこれには驚かされました。
栄養をくれたら余計に育ってしまうだろうに。
そう思って理由を尋ねると「チッソを多くすると養分が過剰になって
クローバーは枯れる」
そう教えてくれました。

 半信半疑で検索するとこんな情報が出てきました。
<人工的に肥料を与えすぎると根粒菌が働かなくなる。>
(プランター自然栽培はじめました より)
どうやら情報は間違っていない様です。
 更に別の解説では<チッソが過剰になると葉に栄養が行きすぎ、葉だけ
が大きくなってしまう。
すると花も咲かず実もならない。>(マイナビ農業 より)
ずばりチッソ過多は害になる様です。
 極めつけの解説はこれでした。
<クローバーはチッソの多い土壌ではうまく生長できないので嫌う。
だから定期的にチッソの多い肥料を与えると生育を妨げられる。>(homify より)

 しかもチッソの働きには別の側面もあるそうで。
<尿素は植物の葉の表面のワックス層やクチクラ層の細胞を緩め薬剤の
浸透を促進する。
除草剤に尿素を入れると即効性が出て枯れ始めが早くなる。>(農業web より)
尿素はチッソの塊みたいな物、こんな効果も期待できるのでした。
 更にチッソを大量にとったクローバーは葉の枚数が増える傾向もあるのだとか。
(高校生新聞 より)
 四つ葉のクローバーを見つけて喜んでいた私が、七つ葉とか九つ葉に
遭遇したらどれ程の興奮状態に陥るのやら。

コメント
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