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§ 獣医師の社会的充足 & 獣医学部の設置規制は適法なりや?

2017年11月20日 12時31分29秒 | たわごと(少し硬派に振って)
先日アップした加計問題第二弾問題点三点の最初の項をアップします。

先ず、一点目は、社会的に獣医師は充足していて、既に十分社会の要請に応えているか。
また、法律に依らず獣医師の養成学部である獣医学部の設置を規制する事は適法で正しい行いなのか。


バイオ関係の進歩により単なる生物学を学ぶ人材のみに依らずに、獣医師としての需要が増えてきて居る事は確かです。
しかし、この社会的要請を待つまでも無く最初に加計学園が獣医学部の設置認可を相談した時期頃を念頭に論述してみたいと思います。

広 い広 い意味でバイオ(バイオテクノロジー)即ち生物学と技術学を融合した資格を持っている職業と言えば、一番に医師、歯科医師、獣医師、薬剤師かもしれません。
ここに列挙したものは全て国家試験に合格する事に依り資格を取得しその職業に就く事ができます。

く しくも、ここに上げた医学歯学薬学(条件が付きますが)、そして獣医学の修業年限は最低 6箇年です。
勿論、生物学を学んだ方もバイオを支える掛け替えの無い人材である事は言を俟ちません。
産業や国や地方自治体でのバイオ関係の職場と言う意味で、歯科医師と薬剤師を除いて論述してみます。
また、医師も社会的要請を充足していないし、オールマイティーの資格なので、医師との資格を生かさない職域はある意味限定的なのです。
臨床医師はある意味基礎医学的乃至は生物学的な要素の強いバイトテクノロジーとしては少し離れるかもしれません。
狭義の意味での医学者(臨床としての医療ではありません。基礎医学を含む意味です。)がバイオテクノロジー分野にどの位のパーセンテージで就いて居るのか、私は分かりません。(臨床医ではなく、バイオテクノロジーの分野に就いているとの意味です。)
なので、バイオとの意味では医師は対象から省きます。
只、ここで間違えないで頂きたいのは、医学博士の学位をもっているバイオの研究者は沢山おります。
医学博士=医師と言う事ではありませんので誤解なきよう。
課程博士ではなく、論文博士で日本で一番多い分野は多分医学博士(医学博士ですが医師ではありません。)です。

では、何故に獣医師が社会の要請している人数を充足しなくなるかの事です。
前で述べた通り、医師はオールマイティーでバイオ関係の職域に就く人が少ない事。
歯科医師は狭い領域、口腔外科的すなわち特化し過ぎている。
生物学を学んだ学士、修士は基礎的なものに偏っており臨床的な領域、職域がない。

そこで獣医師の登場です。
獣医師としての国家資格を持ち、生物学的にも臨床的な生物学(大動物、小動物、魚類など)など言葉は悪いですがつぶしが効きある意味、医師とは異なる意味でのオールマイティの資格であり技術が獣医師なのです。
大動物の繁殖(特に牛)では獣医師以外でも家畜人工授精師が実際問題活動しています。
牛においては、良い遺伝子を持った精子を人工授精して良い肉質と良い生乳を生産する為に活躍しています。
病気などでなければ、獣医師の手を煩わせるまでもありません。
これも、獣医師の不足から派生したのかもしれない。
サラブレッドは人工授精はありません。
必ずしも多くない大動物の職域ですが、酪農を支える大きな力である獣医師です。
JRA・地方競馬、地方自治体の家畜保健衛生所獣医師・種畜牧場、農業協同組合などの獣医師です。
小動物での臨床獣医師は省きますが、地方自治体あるいは民間を問わず動物園や水族館などの獣医師です。
犬や猫や鳥等と人との関わりに伴う保健所勤務の獣医師です。
また、直接的に動物に変わらずとも、生物学的学問的知識から派生する職域もあります。
その際たるものが食品衛生法に基づく食品衛生監視員での獣医師です。
ここで一つ問題点があるのが現実です。
地方自治体まで獣医師の充足が充分ではありません。
先輩の公務員たる獣医師が獣医師の職域の減少をうれいて獣医学部のある大学にリクルート活動をするのが現実です。
民間と異なり至って消極的な活動ですからその効果たるもの微々たるもんですが。

それでも実際はどれだけ獣医師が不足しているかの数値的なデータは無いのが現実です。
獣医師の新たな要請に反対する人はそれ見たことか。と言いそうですが。


〇 ここからは、また、以下のスレッドタイトルの後段の問題点です。
また、法律に依らず獣医師の養成学部である獣医学部の設置を規制する事は適法で正しい行いなのか。

不足するか否かは別にして、獣医師たる国家資格が無くてもこれから世界が広がるバイオは時代の趨勢であり時代の要請です。
この職域は民間での要請ですから、充足しなければ世界の競争とは戦えないのです。
世界と戦う民間企業にあって、能力のある人材は成長の根源であり宝なのです。

何故に、法律に基づかない規制で手足を縛るのでしょうか。
国家公務員である官僚が国民生活を規制するのか。
立法府でない行政府が何の根拠に基づき国民生活に関与しているのか。
その規制自体が憲法違反である。
なのに多くの国民がその事に目をつぶり、本質を見つめない姿には憤りを通り越してあきれるばかりである。
過去のスレッドでも書きましたが、民主主義を自分達で獲得した事のない日本人の悲しい性かもしれません。
公務員=役人との認識があり、国民が主権者である事を放棄するに等しい姿には憤りすら覚えます。


事前にどちらを支持するかとか、総理の友人だから便宜を図られている筈だとかの憶測を持たずにこちらのユーチューブと見ていただきたい。
真実が何処にあるのか、純粋に真実を見つける積りでこちらのユーチューブを見て欲しい。
(人間だれしも自分が信じる価値観や考え方により、自己の考えに近い事または同 じ考えを取り込む。私を含めてそれは誰であり致し方ないかも。でも、もう一度自分の価値観などに結果を近づけるのではなく、真実を探求する視野で眺めて欲しい。)
見終わった結果、只のデマと捉えるか真実が隠れているととるか貴方自身です。


高橋洋一「青山繁晴の物凄い答弁を見ろ!」石破茂の国賊っぷりを露呈した加計学園の真実



『時が経てば国民は忘れてしまうと思ってはいけません。決して今回の事を忘れてはいけないのです。事実を報道せずに如何に世論を操作したのかの戒めとして心の深く刻むべきです。時が経っても忘れてはいけないのです。』

以上述べてきた事は本質ではないと思っています。
本来は、社会的に充足しているか否かなど問題ではありません。
獣医師が充足しているか、この問題点を指摘する事自体が違法な規制を是認を前提とした思考なのです。
ですから、充足していないからなど考慮して申請する必要など全くないのです。



嫌味の記事の後の毒消しです。

【世界ジオパーク 阿蘇&観光列車「あそぼーい」】 哀しみのソレアード(サラ・ブライトマン)



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