皆さんは年賀はがきを書き終えて出しましたか。
老人は過去の栄光を思い出し。
青年は未来の栄光を夢見ると言いますが。
今は亡き友を想い。
最近ではその友人とそれ程遠くでもないのに年賀状だけの付き合いが続いていた。
今,年賀状を作成する季節になり想い出す亡き友の顔。
その友へ年賀状を出す必要が無くなってしまった。
時は過去に戻ることは出来ない。
でも、自分の心の中だけでは瞬時に友と時を歩んだ出来事が想い出される。
想い出。思い出。意味の違いがあるのかは分らない。
しかし、その友と過ごした過去の一ページを思うと、思い出ではなく何故か想い出と書きたくなる。
彼が生まれ育った故郷は、お隣の神奈川県。
それも小田原である。
小田原は湘南に含まれないかも知れないが、典型的な湘南ボーイである彼。
小田急線で通っていた、その終点である。
大学二年まで電車通学していた。
その後は下宿に切り替えた。
彼はいつも私に言っていた。
小田原は良いよ。○○ちゃん。と。
(○○は自分の愛称である。学校に上がる前から大学その後も人生においても親しい友から呼ばれている愛称である。)
小田原は青い海もある。
城跡もある城下町だよ。
その直ぐ後ろは箱根の山だよ。
いつも自慢していた友。
大学に入り学部が同じで、あいうえお順が近く一番最初に親しく成った友。
学校でも学校が終わった後もいつも共に行動する事が多かった、そんな友。
小田原の生まれ育ちと言う事もあり、お互い海が大好きで夏はテントを背負って海岸でキャンプしていた。
最後の旅行は卒業後である。
それも突然に実家の我が家に訪ねて来た。
人生に悩み現実逃避と言った感じに。
友は小田原市の職員、地方公務員である。
どう見ても似合わない職場である。
自分はまだ、ポストグラデュエートのニ年間の院生生活であった。
職場の同僚との恋愛に悩み相談に来たのである。
電話もなく、車を飛ばして突然来たのである。
悩んでいる内容が分かっても的確な助言をするだけの人生経験も無かった。
彼に取るべき指針を示す事もできなかった。
一緒に旅行に行く事にして、彼の車で出発した。
これ程の美しい湖は見たことが無いと思った五色沼へ。
そして尾瀬へ。
尾瀬といっても群馬県側からではなく、この時は福島県側の桧枝岐から往復半日程度のハイキングであった。
その後、上高地に迄足を伸ばした。
今では釜トンネルから先は一般車は入れないがその頃はまだ入れた。
彼が悩んだ事柄について的確な助言も出来なかったが、彼自身が結論を出せたようである。
お互い海が好きで色々の所に行ったのに、何故かこの時は山の中ばかり行った。
上高地以外は自分は既に訪問した所であるが、彼は大変喜んでくれた。
小田原に帰り数ヶ月したら、職場を辞めた事を連絡してきた。
彼女との恋も終わったようであった。
それが彼の出した結論である。
そんな友も旅立ってしまった年の瀬です。
老人は過去の栄光を思い出し。
青年は未来の栄光を夢見ると言いますが。
今は亡き友を想い。
最近ではその友人とそれ程遠くでもないのに年賀状だけの付き合いが続いていた。
今,年賀状を作成する季節になり想い出す亡き友の顔。
その友へ年賀状を出す必要が無くなってしまった。
時は過去に戻ることは出来ない。
でも、自分の心の中だけでは瞬時に友と時を歩んだ出来事が想い出される。
想い出。思い出。意味の違いがあるのかは分らない。
しかし、その友と過ごした過去の一ページを思うと、思い出ではなく何故か想い出と書きたくなる。
彼が生まれ育った故郷は、お隣の神奈川県。
それも小田原である。
小田原は湘南に含まれないかも知れないが、典型的な湘南ボーイである彼。
小田急線で通っていた、その終点である。
大学二年まで電車通学していた。
その後は下宿に切り替えた。
彼はいつも私に言っていた。
小田原は良いよ。○○ちゃん。と。
(○○は自分の愛称である。学校に上がる前から大学その後も人生においても親しい友から呼ばれている愛称である。)
小田原は青い海もある。
城跡もある城下町だよ。
その直ぐ後ろは箱根の山だよ。
いつも自慢していた友。
大学に入り学部が同じで、あいうえお順が近く一番最初に親しく成った友。
学校でも学校が終わった後もいつも共に行動する事が多かった、そんな友。
小田原の生まれ育ちと言う事もあり、お互い海が大好きで夏はテントを背負って海岸でキャンプしていた。
最後の旅行は卒業後である。
それも突然に実家の我が家に訪ねて来た。
人生に悩み現実逃避と言った感じに。
友は小田原市の職員、地方公務員である。
どう見ても似合わない職場である。
自分はまだ、ポストグラデュエートのニ年間の院生生活であった。
職場の同僚との恋愛に悩み相談に来たのである。
電話もなく、車を飛ばして突然来たのである。
悩んでいる内容が分かっても的確な助言をするだけの人生経験も無かった。
彼に取るべき指針を示す事もできなかった。
一緒に旅行に行く事にして、彼の車で出発した。
これ程の美しい湖は見たことが無いと思った五色沼へ。
そして尾瀬へ。
尾瀬といっても群馬県側からではなく、この時は福島県側の桧枝岐から往復半日程度のハイキングであった。
その後、上高地に迄足を伸ばした。
今では釜トンネルから先は一般車は入れないがその頃はまだ入れた。
彼が悩んだ事柄について的確な助言も出来なかったが、彼自身が結論を出せたようである。
お互い海が好きで色々の所に行ったのに、何故かこの時は山の中ばかり行った。
上高地以外は自分は既に訪問した所であるが、彼は大変喜んでくれた。
小田原に帰り数ヶ月したら、職場を辞めた事を連絡してきた。
彼女との恋も終わったようであった。
それが彼の出した結論である。
そんな友も旅立ってしまった年の瀬です。