世相を斬る あいば達也

民主主義や資本主義及びグローバル経済や金融資本主義の異様さについて
定常で質実な国家像を考える

米国債13兆円、有史以来の犯罪か?

2009年06月24日 | 日記

偽米国債13兆円の謎、超ド級犯罪かも?

6月11日の朝日新聞 ≪イタリア財務警察は、総額1340億ドル(約13兆円)相当の米国債をイタリアからスイスに持ち出そうとした日本人2人の身柄を拘束し、検察当局に身柄を送致したと発表した。在ミラノ総領事館が日本人かどうかを含め確認を急いでいる。 財務警察は今月3日、イタリアからスイス側に入ったキアッソの駅に停車中の電車内にいた2人の所持品を検査。二重底になっていたカバンの底から額面5億ドルの米国債249枚などが見つかった。 2人は持ち出しを申告しておらず、債券が本物の場合には額面の約40%が罰金として科せられる可能性があるという。ただ、債券が巨額なため財務警察は偽造の疑いもあるとみて調べている。≫

6月16日の朝日新聞 続報 ≪総額1345億ドル(約13兆円)相当の米国債をイタリアからスイスに持ち出そうとして、日本人2人がイタリア財務警察に身柄を拘束された事件で、 所持していた米国債の大半が偽造されたものであることが分かった。イタリア捜査当局は日米両捜査当局とも連携しながら、入手ルートや背後関係などの捜査を 進めている。 伊当局などによると、2人は今月2日、ミラノ市内のホテルに宿泊、翌日にミラノ中央駅から普通列車に乗った。国境を越えてスイス側に入ったキアッ ソ駅で、2人を尾行していた財務警察の捜査員が所持品を調べたところ、二重底になったカバンの底に額面5億ドルの米国債249枚などを隠し持っていた。 パスポートの情報などをもとに日本の捜査当局が調べたところ、2人は60代と50代の男性で、東京などに住民登録されていた。 伊当局によると、米国債のほとんどは一見して偽造と分かるほど印刷が粗雑なものだったという。ただ現在、米国債は紙の形では流通しておらず、故ケ ネディ米大統領時代に発行された「ケネディ債」といわれる古い国債10枚も含まれていたため、米証券取引委員会(SEC)にも調査を依頼している。押収し た中には日本の預かり証券も含まれていたという。≫

この記事をさっと読んでしまうと「何だ“M資金”のような詐欺事件」かと咄嗟に思うのが一般的知識人である。ただ筆者のような“ひねくれ者”は「いかがわしい臭い」に敏感なのでほじくりたくなる。

この二人の日本人が所持していた米国債がすべて偽物なら、それは忘れてしまってもいい事件なのだが、『…ただ現在、米国債は紙の形では流通しておらず、故ケネディ米大統領時代に発行された「ケネディ債」といわれる古い国債10枚も含まれていたため、米証券取引委員会(SEC)にも調査を依頼している。押収した中には日本の預かり証券も含まれていたという。…』と云う部分が引っかかる。

これは変だ。偽物だけならイタリア当局がSECに調査を依頼すると云うのは奇妙だ。二人の男が東京に住民票を持っているとするなら氏名が判らないわけがないのだ。これはおかしい、怪しい事件の可能性が高い。
そこで色々ネットをほじくっていくと、ありました。この13兆円の米国債券の事実関係をもとに推理している「浅川嘉富氏」のブログにその詳細が書かれていた。これはセンセーショナルな事件の可能性が出てきた。なるほど3大紙やメディアがトピック紛いの扱いしかしなかった謎が解けてきた。いや、未だに判っていない馬鹿メディアもいるかもしれない(笑)

浅川嘉富氏のブログによると、次の事実が確認される。此処で言う事実とは海外の放送局やメディアの記事によって得た情報と云うことである。つまり、その範囲での事実であり、これらマスコミの情報の真偽まで確認できていないことは当然である。*その事を承知で此処から先は読んでいただきた。

日本のマスコミで軽々しく扱われている13兆の偽物米国債券だが、イタリアのマスコミは大々的に「日本から埋蔵金が贈られた」と報道しているという。朝日新聞は大半が偽造だと報道しているが、実際は20~30%は本物だった可能性があるということである。
つまり「ケネディ債」(SECに調査依頼分)3~4兆円の債権は本物だった可能性が高いのである。これは大変な額である。個人で所持しうる金額ではない、明らかに国家レベルでしか持ち得ない金額の債権なのである。此処が重要なポイントだ!!

イタリアのアジアニュースというブログの一説ではオバマ大統領の不良資産救済プログラム(TARP)に準備した7000億ドルの残り 1345億ドル (13兆円)と押収債券の額が奇妙に符合する点についてふれ、アメリカの要請で日本から秘密裏に持ち出された債券ではないかと推測している。

だいたいが外務省がイタリア当局に問い合わせればパスポートから二人の中年の日本人の氏名を聞き出せないわけがない。ましてこの二人、イタリアの弁護士が身元保証をして、無罪放免になったという。
まさか13兆の偽物本物の米国債券を所持していた怪しい日本人をそんなに簡単に釈放するほどイタリア警察はお人好しなのか?そんなことはない、そこにはイタリア、米国、日本の外交筋が動いたに違いないのだ。だから、名前も判らずじまいで二人の日本人は釈放され、未だに氏名は公表されず、永遠に公表されないことになるのだ。

『押収した中には日本の預かり証券も含まれていたという。』朝日の記事中のこの文面も変だ。
この日本の預かり証券を持ち出しうる人間と云うのは極めて限定されるはずだ。財務省に関わる人間でない限り「日本の預かり証券」などというシロモノ偽造するはずもないし、持ち歩くわけもない。
つまり、日本の財務省関連者であると考えるのは妥当だ。故に無罪放免なのだ。

いやはやとんでもない話になってきたものだ。「浅川嘉富氏」のブログによるとこの2名の内の1名の名前が判明した。

「YT氏」という人物である。それだけなら中年の日本人なのだが、こともあろうかこの「YT氏」、あの武藤敏郎氏の義弟なのだ!

あの武藤敏郎氏の義弟ですぞ!これは凄い事件です。007だなんて笑っていられません。国庫に納まっていなければいけない債券を持ち出しネコババしようとした?いえいえネコババなんて泥棒の真似はしませんよ。ちょっと知恵を働かして金利を稼ごうとしただけですよ。しかし、国庫に眠っていた寸借米国債券13兆円を3か月間だけ預けるとする。するとですね、300億円ほどの利息が付くカラクリになっているのですよ。

まさかこの寸借で稼いだ金を「YT氏」と武藤氏が山分け等と云う下品なお話ではありません。これだけの芸当が出来るのは財務省ぐるみと考えるべき。与謝野氏や麻生政権、自民党すべてがグルである可能性もありかもしれない。選挙資金が足りなくなっているという噂もあるわけだから。

しかし、もっと深く疑うと、13兆円そっくりネコババ作戦って戦法もないとも言えない。下野した後の野党としては資金が苦しい。民主党に企業献金全面禁止などされたら、お金を食べて生きてきた自民党の議員の命に関わる。
民主党に政権を取られる前に持ち逃げしてしまえ!そんなことを考えた一部知恵者がいてもおかしくない状況になっているということなのだろう。

さて、こういう事件こそ東京地検特捜がメスを入れる事件と云うものだが、あんな冒頭陳述しか書けない輩、動けるはずもないだろう(笑)
もし仮にこの推測が当たっていたら、日本史始まって以来の大犯罪と云う事になるのだが、解明は無理なのだろう。

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