世相を斬る あいば達也

民主主義や資本主義及びグローバル経済や金融資本主義の異様さについて
定常で質実な国家像を考える

朝日新聞の腐臭

2009年06月26日 | 日記
朝日新聞の腐臭(自民・民主乱れ撃ち)笑

米国から「日本一信頼できる新聞社」と評された大朝日新聞の社内的混乱が如実に現れだしている。ここ数日の主たる朝日新聞の記事の見出しを列挙してみよう。
大変に興味深いと同時に、新聞社内部の抗争のようなものまで見えてくる。
おそらく方向性は米国の顔色を見ながら(結果的に小泉路線擁護)記事を配信しているようだ。
つまり麻生自民党も敵、与謝野も敵、民主党も勿論敵、渡辺喜も敵。小泉、竹中、中川秀、武部、石原伸、西川社長辺りのスキャンダルは覗こうともしない体勢で、他の陣営の重箱の隅をほじくり始めているようだ。多分、検察庁とも連絡を密に記事配信をしている感じがしてしまう。

勿論、大朝日がそんな事をするとは絶対に思いたくないのだが、ひねくれ者の筆者の鼻は「腐っても鯛」の腐臭に小鼻をピクピクさせてしまうのである。この大新聞社、流石に一流どころの記者を揃えているので、配信記事への粗相はあまりない。取り立てて、一つ一つの記事に方向性と云うか意図は感じられないように按配している。しかし臭うのだ。臭い臭い!

(与謝野大臣、渡辺喜美議員のオリエント貿易迂回献金疑惑の問題発覚後の主な政治記事の見出し)

*骨抜きの「骨太2009」了承 自民総務会
*「社内処分で世論鎮まらない」 西川氏続投で佐藤総務相
*「中将→大将」「鉄の暴風→嵐」首相、沖縄戦で事実誤認
*臓器移植法案「国民合意あるのか」 民主・西岡氏慎重論
*民主、予算無駄削減へ事業仕分け シンクタンクと協力
*「722分の1にならぬ」 東国原知事、気持ちは国政へ
*地位協定見直しや給油撤収も 民主の外交・安保政策原案
*国有林野事業の独法化凍結へ 自民で議員立法模索
*対官僚、柔軟路線へ転換示す 民主・菅氏が訪英報告
*連立組むなら選挙前に公約を 経済同友会、各党に要望
*「内閣改造、考えているわけではない」24日の首相
*小沢氏やっとコメント「違法行為一切ない」 西松事件
*橋下知事、首長連合を旗揚げ 次期衆院選で地方分権求め
*佐藤総務相、談合6社から約1100万円献金
*「献金してない」証言次々 民主・鳩山氏の献金記載問題
*鳩山弟が手紙 橋下・東国原両知事との連携探る
*鳩山兄が秋波 橋下知事に「地域主権できるの民主だけ」
*若手も大事、潔癖も大事 民主・岡田氏が飯抜き「夜懇」
*茨城県医師連盟、1200人が自民離党届
*首相「衆院解散、そう遠くない日」 総裁選前倒し否定

一つひとつの記事にそれ程の違和感はないのだが、並べてみると何となく妙だ。
鳩山代表の個人献金疑惑と岡田幹事長の縁の下の努力を対比させようとしたり、鳩山兄弟の言動を際立たせている部分もある。
佐藤総務相がそれなりに西川社長を虐めるなら、お前の疑惑もほじくるぞ!という記事のようにも読める。

朝日は死ぬほど西川社長を守りたいようだ。もしかして朝日新聞のメインバンクは三井住友か?だとすると、卑近な気配りで経営状況宜しからぬだけに、資金繰りの心配だろうか(笑)まさかそういうことはないのだろう?
意外に重要なのが菅代表代行の「対官僚、柔軟路線へ転換示す」だろう。霞が関対決路線まっしぐらから、民主党が舵を修正したようなニュアンスが伝わっている。
全体に自民党を支持すると云うより、西川社長を守る記事、鳩山兄弟を潰す記事、岡田幹事長を持ち上げる記事が妙に異彩を放っている。
どうも朝日新聞は「改革派」がお好きらしいのだが、小泉純一郎と竹中の日本売りを改革と云う風に未だに思い込んでいるようだ。勿論、思い込みばかりではなく思惑もあるわけだが、今夜は思い込みと云う事で〆ておこう(笑) 

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