世相を斬る あいば達也

民主主義や資本主義及びグローバル経済や金融資本主義の異様さについて
定常で質実な国家像を考える

悪の巣窟・検察庁

2009年06月27日 | 日記

検察庁・実は不正義の巣窟!

『西松元社長を一転追起訴 二階氏側は再び不起訴』
≪ 西松建設がダミーの政治団体経由で二階俊博・経済産業相側のパーティー券を購入していた問題で、東京地検特捜部は26日、同社元社長の国沢幹雄被告(70)=民主党・小沢一郎前代表側への違法献金事件で起訴され公判中=を政治資金規正法違反(第三者名義寄付)の罪で追起訴した。 特捜部は、この問題では元社長に対する告発を不起訴処分(起訴猶予)としたが、東京第三検察審査会による「起訴相当」の議決(16日付)を受けて再捜査した結果、一転して起訴の判断となった。検察が政界捜査で審査会の議決を受け、不起訴処分を見直して起訴するのは極めて異例だ。 改正検察審査会法で5月21日から、検察が不起訴としても、審査会が2度「起訴相当」の議決をすれば強制的に起訴されることになったため、検察側は、審査会の議決を重く見て判断を見直した。 一方、二階派の政治団体や会計責任者については、審査会が不起訴処分(嫌疑不十分)を「不起訴不当」と議決したため、特捜部は再捜査したが、「パーティー券の購入者が西松建設だと認識していたとの証拠はない」として、26日に再び不起訴処分とした。 起訴状などによると、国沢元社長は06年6~7月、西松建設のダミーの政治団体経由で、二階派の政治団体「新しい波」(会長・二階経産相)のパーティー券340万円を購入したとされる。 谷川恒太・東京地検次席検事は、国沢元社長の追起訴について「(審査会で再び)起訴相当の議決が行われる可能性を踏まえて今回の判断に至った」としている。 国沢元社長の小沢前代表側への違法献金事件公判はすでに結審し、7月14日に判決言い渡しが予定されていたが、東京地裁は26日、弁論を再開し、追起訴分の審理をすることを決めた。 西松建設から二階氏側への献金を巡っては、ほかにも二階氏が代表を務める「自民党和歌山県第三選挙区支部」に、同社が社員らの個人献金であるかのように装って計600万円を献金していたとされる疑惑も告発されており、特捜部が捜査を続けている。 二階派の政治団体の当時の会計責任者で元国家公安委員長の泉信也参院議員は朝日新聞の取材に対し「法令にのっとって処理をしており、検察が捜査された結果、判断されたと思う」と述べた。 ≫(朝日新聞2009.06.26)

『前局長「ありえない」否認貫く 郵便不正指示容疑』
≪ 障害者団体向けの郵便割引制度をめぐり、自称・障害者団体「凛(りん)の会」(現・白山会)を制度の適用団体と認める偽の証明書が厚生労働省で発行され た事件で、虚偽有印公文書作成・同行使容疑で14日に逮捕された同省の前雇用均等・児童家庭局長、村木厚子容疑者(53)が、担当係長で当時部下だった上 村勉容疑者(39)=同容疑で再逮捕=に発行を指示したとされる疑いを一貫して否認していることが、村木前局長の弁護人への取材でわかった。検察側が描く 構図と真っ向から対立している。 弁護人によると、村木前局長は接見で「証明書の作成にはかかわっていない。まったく知らない」と説明。民主党幹部の国会議員の口添えで、村木前局 長らに面会したとする元同議員秘書で白山会代表の倉沢邦夫容疑者(73)については「会った記憶はない。政治家の元秘書に頼まれて、虚偽の証明書を発行す ることなどあり得ない」と話しているという。 また村木前局長は、上司だった元部長が04年当時、障害者自立支援法への流れをつくるため、この議員の依頼に応じて前局長らに対応を指示したと証言したとされる点についても「当時は法案自体が構想段階で、民主党に協力を依頼することは考えられない」と述べたという。 弁護人は「検察のストーリーは不合理だ。本人には、事実だけを話すよう伝えている」と話している。 一方、特捜部は、凛の会から厚労省に審査資料が一切提出されていないことに加え、村木前局長から証明書の発行日を前月にするよう指示されたなどと する上村係長の供述を重視。前局長が証明書発行までの様々な場面でかかわっていたとする関係者の話も積み重ね、立証を図るとみられる。検察幹部は「否認の ままでも起訴できるだけの証拠はある」と話す。 ≫(朝日新聞2009.06.27)

上記二つの特捜捜査の最終ターゲットは共に民主党と云う政権交代可能な野党に向けられている。
当該捜査線上に与党自民党の国会議員も多数含まれるが、検察官は立件要件の有無、起訴猶予などの権限を行使、見逃しっぱなしなのだ。

もう発する言葉を失うくらい検察庁と云う準司法・準行政機関の醜さ、足搔きが見えてきた。
どうしたと言うのだろう?ここまで検察と云うものが酷い組織であることが顕わになっても構わないのだろうか?
それこそ極悪非道な組織だったと自白しているような組織のヒステリー醜態を見せられあっけにとられている。
その昔より、いざとなると「正義の鉄鎚」を「悪の鉄鎚」に持ち替える癖はあったが、これほどなり振り構わず「悪の鉄鎚」を振り回すのは尋常ではない。これは余程政権交代することで、検察庁という組織にとって尋常ではない不都合な事情があるとしか思えなくなってきた。

小沢秘書逮捕以降、検察庁は民主党潰しに躍起となっている。これは単純に麻生政権側と結託してどうのこうのというレベルを超えている。
自民党を守ろうと云うより、民主党に政権を渡したくないではなく、渡さない!である(笑)
霞が関行政の検察も一角だから、官僚としての抵抗だろうというレベルでもない。
もしかすると日本の検察は、とてつもなくデッカイ極悪非道な作為的犯罪を犯してきているのではないのだろうか?
民主党政権になられては、それが暴露され営々と築いた我が検察庁の歴史そのものが「悪の枢軸」だったとバレテしまうのを怖れているかのようだ。
過去における怪しげな特捜捜査、警察による不法逮捕、囮捜査や罠捜査が明るみに出る恐怖を感じているのか?(米国からの圧力)
民主政権になると、社民や共産も与党化してしまう公安・防衛情報問題を危惧してのことか?
それとも民主党政権になることで、組織のスリム化、天下り禁止、人事介入などへの抵抗なのだろうか?
それとも樋渡利秋検事総長が民主党嫌い、小沢嫌いで有名だからだろうか?
そう云えば、検察幹部は小沢逮捕をなんとかしろと東京地検特捜にハッパを掛けていたらしい。出来なければ出世をあきらめろと。
最近では東京、大阪が頑張って樋渡のご機嫌が好いらしいが、名古屋は何もしていないと顰蹙をかっていたようだが動きだしたらしい。名古屋地検特捜もマルチ商法疑惑で民主党議員に迫ろうとしているということらしい。

こういう検察の体質を観察していくと、「引かれ者の小唄」のような扱いをしてきたが、「罠に嵌められた被告人たち」の数は相当数に上るような気がしてきた。

◎検察・警察の臭い捜査逮捕が疑われる事件一覧
*ロッキード事件(田中角栄・児玉誉士夫・小佐野賢治ほか)
*リクルート事件
*誠備グループ脱税事件(個人仕手集団主宰・加藤嵩)
*東京佐川急便事件(渡辺広康社長・金丸信ほか)
*鈴木宗男事件(鈴木宗男・佐藤優ほか)
*堤義明証券取引法違反事件
*ライブドア事件(堀江貴文ほか)
*山田洋行事件
*植草一秀盗撮事件
*安田弁護士事件
*三井環逮捕事件
記憶にあるだけでこれだけ怪しい。今度じっくり調べて「怪しい事件簿」でも作ってみるか~(笑) 

 人気ブログランキング 応援いただけると更新意欲が湧いてきます

  ブログセンター・ ニュースと時事


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。