世相を斬る あいば達也

民主主義や資本主義及びグローバル経済や金融資本主義の異様さについて
定常で質実な国家像を考える

アメリカに異変が起きている! 6カ月以内に再び米国発の何かが?

2011年03月03日 | 日記


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アメリカに異変が起きている! 6カ月以内に再び米国発の何かが?


米国の友人から、今後2週間以内にアメリカ議会で予算が通過しないと、政府のあらゆる機関が動けなくなる非常事態が現実のものとなる、と云う一次情報がもたらされた。「あいば君の云う通り、アメリカはヤバイかも?最近本気でそのように感じることが増えてきているんだよ」と語っていた。彼は白人である。

真偽や事実関係のほどは現時点でたしかめてはいないが、その他の米国周辺情報等々を総合的に検証してみると、杞憂だよと笑っていられない事態かもしれんない。

≪米下院がつなぎ法案可決、上院も2日に採決
 [ワシントン1日 ロイター]米下院は1日、2週間分の政府資金を確保するためのつなぎ資金法案を賛成多数で可決した。これにより連邦政府機関閉鎖は一時的に回避されるが、民主・共和両党の隔たりは大きく問題の解決には至っていない。
 民主党が主導する上院では2日に同法案を採決し、可決されれば直ちにオバマ大統領に送られる。
 法案は共和党側が提出、335対91で可決した。これにより、今年度(10―9月)予算の承認に18日まで猶予が生まれた。
 現在の暫定予算は3月4日が期限だった。≫(ロイター)

上記のようになったので、2週間分だけの予算が通過する運びになったようだが、まだまだ共和党と民主党オバマ大統領とのチキンゲームは続くことになりそうで予断を許さない。

問題は単に大統領選を睨んでの攻防と云う単純なものではない点が問題なのだ。今年2月に登場する筈だった「新100ドル札」の印刷の具合が悪いとかの理由(筆者はこの理由を信用していない)で発行が延期されたり、どうも腑に落ちない事が米国政府内で起きているようだ。

ドル基軸通貨の放棄も視野に、何らかの戦略を米国政府が考えている可能性は否定できない。まさかと思うが、この際だから、一気に「アメロ」を基軸通貨にしてしまうのも選択ではないか?揺れている感じがする。

TPPをオバマが突然持ち出した意味合いも、関連づけて考える必要があるのではないだろうか?菅直人がダボハゼの如く喰いついたTPPだが、オバマがAPECで突然飛びついたのには、充分意味があると考えるべきである。

この疑惑を筆者に分析しろ!と云うのは酷である。朝日新聞・日経新聞経済記者に任せようではないか(笑)財務省の官僚たちでも、関連づけた分析は無理だろうね(笑)突然、あり得ない事が起きて、「青天の霹靂です」と阿呆なコメントを語るのが精いっぱいだろう。またまた、与謝野が蜂に刺された程度です、と米国債が紙くずになっても言い続けるに違いない。

米国が世界に散らばる星の数ほどありそうな大使館等に対し、ドルの保有を低くし、地元通貨乃至はユーロなど兌換性の高いものに変更するようにと云う指示も出していた。

まして、2月中旬にはヒラリー国務長官が、この星の数ほどの大使連中を本国に全員(260人?)召喚して、重大な国際レベル会議を開く、とのたまったのだが、そんな国際会議など聞いた事もない。 全大使の数は星の数には及ばなかったが260人以上だ。(笑) 開戦直前でもない限り、こう云う事態はアメリカの歴史上ない事だ。

FRBバランスシートのトンデモナイ状態になった債務超過を一点突破する為の訓令指示が出ている可能性はある。基軸通貨変更宣言、デフォルト宣言、ドルの大幅切り下げ、ウィキリークスからの決定的脅し等々考えれば切りがない。

今夜は危ない情報だけを分析なしに垂れ流す。あまりにも大きすぎるアメリカの財政的困惑と云うか混沌、何かが再び起きればリーマンショックなんてものではなくなると云う、不安を煽る情報で申し訳ないが、筆者の能力では分析は到底不可能だ。

俯瞰的に高橋乗宣氏のコラムを掲載しておくので、今夜の情報と重ね合わせ、皆さまなりに推理していただくのが適切かと思われる。


≪ドルの没落と中東の政変は根っこが同じ 世界は平準化し混沌としている
 チュニジアの政変に始まった中東の混乱が拡大している。すでに、エジプトとイエメンでは、大統領が次の選挙への不出馬を表明した。長期政権のシリアやヨ ルダン、アルジェリア、リビアでも民衆が怒りをぶちまけている。次は、どこから火の手が上がるのか、まったく分からないような状況だ。
「辛卯」の年は、抑圧されていたエネルギーが発現するとされている。干支の因縁も軽んじることができない。中東の反政府デモは、たまりにたまった市民の不満が、一気に爆発したものだ。噴き出したパワーはアラブ全体に広がろうとしている。「人」「モノ」「カネ」が自由に行き交うグローバル化は、「情報」の垣根も取り払った。伝播(でんぱ)の背景には、インターネットの普及もあるのだろう。だが、それによってパックスアメリカーナは崩壊の途上にある。
 冷戦時代が終わり、米国は事実上、世界で唯一の大国となった。一方で、ドルは基軸通貨としての使命を果たせなくなっていく。米国は経常赤字を垂れ流し、 ドルは底が抜けたように安くなった。それでもドルによる決済が主流になっているのは、惰性に過ぎない。ニューヨークは決済システムが整備されている。その優位性だけで、基軸通貨然としているだけだ。
 かつて、高金利をテコに世界中からカネを集めた強さは見る影もなくなった。世界的な通貨切り下げ競争の中で、空前の低金利による金融緩和策を打ち、景気を刺激するのに精いっぱい。低金利のドルは国外で投機マネーに化け、あちこちで悪さをするようになっている。上海を中心とした中国の不動産や金、資源のバブルは、ドルの没落と無縁ではないだろう。
 だが、世界はまだ、ドルに代わる新しい基軸通貨を決めていない。米国が大国としての力を維持できなくなっても、ほかに中心となるべきものがないのだ。だから、世界は混沌としている。
 グローバル化には、世界を平準化させる作用がある。しかし、それは柱を失うことでもある。その結果、いつどこで何が起きても不思議ではないような時代になった。 この先はいったいどうなるのか。見通すのは困難だ。予想しようにも、結局、成り行きに任せるしかない。そんな無力感に覆われてしまう時代である。 ≫(日刊ゲンダイ:高橋乗宣の日本経済一歩先の真相より)


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