世相を斬る あいば達也

民主主義や資本主義及びグローバル経済や金融資本主義の異様さについて
定常で質実な国家像を考える

J・カーティスの悪魔の囁き 忍び寄る自衛隊米軍化戦略(新下田会議)

2011年03月01日 | 日記


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J・カーティスの悪魔の囁き 忍び寄る自衛隊米軍化戦略(新下田会議)


日米安保マフィアの巣窟的「下田会議」(1967年に発足、 70、80、90年代を通じて米国の平和的疑似民主主義を日本支配の基盤作りに貢献した)外務省外郭団体・(財)日本国際交流センターが主催する「下田会議」が「新下田会議」と姿を変え、17年ぶりに復活したようだ。

ジェラルド・カーティス米コロンビア大学教授は官邸に度々菅直人を訪れ、米国国務省及びCIAの命令を伝えるメッセンジャー兼解説者兼恫喝者となっている。

以前はM・グリーンがJ・カーティスの役目をしていたようだが、最近はルース大使とこの男が米国オバマ政権のジャパンハンドラーズとして活躍している。この流れに、ナイ教授やアーミテージが連なっている。 ただオバマ大統領はクリントン国務長官に当面日本の事はまかせっきりにしている気配があるので、米国の本音であるかどうかは定かではない。

国務省も彼等ジャパンハンドラーズに連なる米国勢の人々と方向性を共有しているとは言い難い部分もあるので、彼等安保マフィアの言い分が、米国の言い分だとは言い切れない。ただ、それ程オバマ政権が日本を重要視しているとは思えないので、面倒だから彼等の意見中心に動こうとするリスクもあるだろう。

先ずは呆れてしまうような、新下田会議にJ・カーティスが寄稿した文章を紹介している「琉球新報」の記事を読んでいただこう。


≪ 辺野古「強行は無謀」 米有力外交専門家が論文
 【東京】米国の有識者で知日派として知られるジェラルド・カーティス米コロンビア大学教授が28日までに「日米関係の将来」と題した提言文を発表し、米軍普天間飛行場の辺野古移設の強行は「無謀」だとし、沖縄の反基地感情をこれ以上高めないためにも在沖米軍を削減すべきだと提案した。
22日に日米の国会議員が出席し都内で開催した新・下田会議に寄稿した。米国内でも発言力がある古参の知日派だけに、今後の普天間飛行場の返還・移設問題に一定の影響を与える可能性がある。
 論文は、沖縄での基地を取り巻く現状について「沖縄に米軍基地が多すぎるのは否定できない事実だ。県民が辺野古移設を受け入れる可能性は極めて低い。新基地を建設するのではなく、米国は強制される前に迅速に沖縄の軍事プレゼンスを削減すべき」だと主張している。移設強行は「沖縄の反基地感情を悪化させ、 沖縄における米国の軍事的プレゼンスそのものを危険にさらすことになる」と警告した。
 同氏は日米同盟を支持し、長期的安定の必要性を強調する立場から「米国は最終的に日本国内の米軍専用基地をなくし、自衛隊基地内に米軍を置くことを支持すべきだ。基地共有は日本における米国の軍事プレゼンスを政治的に可能にするための最善の方法だ」と提案した。
 普天間問題が膠着(こうちゃく)状態に陥った責任は「日米双方にある」と指摘。民主党政権発足直後の2009年10月に来日したゲーツ米国防長官が高圧的な態度で同問題の早期解決を迫ったことは「オバマ政権として適切ではなかった」と批判。さらに、自民党政権下でも10年以上辺野古移設が実現しなかった 事実に触れ、移設が滞っている責任について「鳩山由紀夫前首相だけに(責任が)あるわけではない。辺野古移設計画ははじめから欠陥があった」と分析した。
 新・下田会議は、戦後の日米関係の再構築を目的に、民間の政策対話機関として1967年に初開催。以後、日米両国の政治家や有識者が出席し、94年まで 重要な政治課題が出た時など継続的に開催されてきた。米軍普天間飛行場移設問題が日米間の重要な政治課題となっていることなどから、17年ぶりに開かれ た。 ………………………………………………………………
 ジェラルド・カーティス 1940年ニューヨーク生まれ。コロンビア大学政治部教授、早稲田大学客員教授。64年に初来日以降、日本と米国を行き来し日本の政治の現場を見続けて きた。69年の「下田会議」から参加し、「沖縄以後の日米関係」の共著もまとめた。そのほか著書には「永田町政治の興亡」「政治と秋刀魚」など。  ≫ (琉球新報)


いかにもJ・カーティスの物腰の柔らかさが、日本の愚民の心を揺さぶりそうな提言である。否、何と云うことはない日本側日米安保マフィア族に思考の中枢を伝え、日本国内のコンセンサス誘導拡散を試みようとしているようだ。

このような甘い囁きは、トンデモナイ悪魔のささやきな事は幾分の知性で解釈可能だが、「日本から米軍基地がなくなる」と云うプロパガンダで愚かな政治家と国民を籠絡する可能性はおおいにある。何てことはない、自衛隊の完璧な再軍備であり、顔は日本人だが米軍そのものに自衛隊がなってしまう、ただそれだけの事である。

しかし、敵ながら考えるものである。(笑)これじゃ騙される愚衆も多かろう。「日本から米軍基地がなくなる」良い言葉だね。これとTPPを合算すれば、日本は完全な米国の統治国になる。51番目の州などと馬鹿を言っているヤツがいるが、州の扱いをされると勘違いしている、統治領だよ。(笑)

国会議員も選出できないし、大統領選の選挙権もない。つまりはグアムと同等だよ。9千万の選挙権を持つ日本を州に加えるわけがないだろう。 沖縄にとっては、多少溜飲のさがる提案である。しかし地勢から考えると、自衛隊面した米軍がわがもの顔に振る舞うわけで、今よりも米軍が地下に潜ると云う、見えない危険に晒されるのかもしれない。おそらく、近々、あのプロパガンダ機関・朝日新聞が社説等々で扱うに違いない。待ってるぞ!朝日新聞!

*新下田会議に参加した、日本の政治家や財界人、学界人などの顔ぶれを見ておくのも、今後の参考になるだろう。 (財) 日本国際交流センターHP


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