世相を斬る あいば達也

民主主義や資本主義及びグローバル経済や金融資本主義の異様さについて
定常で質実な国家像を考える

民主驕るなかれ!褌が緩んでる!

2009年06月30日 | 日記


民主党驕るなかれ!褌がユルんどる!

最近の民主党の動きがいま一つパッとしない。マスコミが「そのまんま東の茶番劇」や「橋下府知事の地方分権パフォーマンス」や「麻生のウロチョロ」をこぞって報道するというジャーナリストとは思えないおバカ報道のお蔭で押しやられているとしても、どうも“ユル褌”だ。気合いを入れたらどうだ。

横須賀市長選で当選した吉田雄人(33)前市議会議員のマニフェストは民主党のマニフェストそのものではないか!なぜ?小泉と一緒になって同じ現職の蒲谷亮一氏(64)市長を応援したのか訳がわからん。
民主党神奈川県連の考えに党本部がOKを出したのだとしたら、そいつは処罰ものだ。この期に及んで、此処まで格差国家を作り、ただただ郵政民営化と金融を米国に譲り渡し、少しは仄々さが残って日本人を殺伐とさせた小泉純一郎と呉越同舟するとは呆れてモノも言えない。

志がある者が同じ船に乗る呉越同舟ならいざ知らず、志なく日本売りに奔走し、国の正しい道筋さえミスリードした、それこそ「日本国家の抵抗勢力・小泉」と同船するとは無神経にもほどがある。もしかすると、そうしないと市長選に負けると判断したのだろうか?だとすると、民主党の中には未だに次期総選挙でやっぱり最後は負けるのではないかと思っている輩がいると云うことかもしれない。これは問題だ、そういう輩はあぶり出し、要職に就かせない等政党機能の管理体制が急務だ。

特にTV出演の多い岡田克也幹事長の発言は重要だ。彼の発言を聞いていると、民主党のマニフェストに沿った主張を展開すると云うより、私見を述べている時間が多過ぎるのが気がかりだ。
鳩山代表との差別化をアピールしたい欲望が顔を出すのだろうが、党の幹事長だと云う立場を確認する作業が必要だろう。勿論、彼が幹事長でなければ持論を展開することに異を唱えるものではない。

直近の地方首長選・静岡県知事選における民主党の候補者擁立の絞り込み作業の失敗も重大な執行部の責任だ。川勝平太氏が民主公認となったが元民主参議院・海野徹氏が無所属で立候補した。
この海野候補は渡辺喜美の応援を仰ぐなどして無党派層の民主票をかっさらって、自民・坂本由紀子候補を側面支援している状況になっている。
結果、民主党楽勝のはずだった静岡知事選は自民坂本候補と民主川勝候補のつばぜり合いが展開、予断を許さない状況となっている。

そもそも、渡辺喜美氏の一連の動きは反麻生というだけで、保守本流の政治信条に変わりはないし、最近マスコミにおける大騒ぎの橋下や中田の「首長連合」と同様、無党派層の浮動票を取り込む自民別動隊と位置づけることも出来るのだ。
この「国家公務員改革を主張」している渡辺グループと「地方分権を主張」している橋下グループはバラバラな組織だが、無党派の民主党の票を切り崩す「隠れ自民別動隊」と考えておいて良いのだろう。

これらグループがマスコミによる世論誘導で何処まで票を集められるか定かではないが、テレビでよく見る人、新しいものなら何でも良いみたいな有権者も多いわけで予断を許さない。

民主党執行部は早急に組織の再点検、執行部の役割などあらためて確認する作業をするべきだ。
自民党は良かれ悪しかれ、多大な話題を作りマスコミに取り上げさせ、TV露出作戦をD通を通じて戦略的にやっている。
麻生の人事・解散弄び発言、小泉・中川の退陣要求行動、古賀とそのまんまのマンガ劇場。それらはB級C級国民の目を自民に向けさせる、立派なメディア戦略だ。
このメディア戦略でも民主党は正直者なだけなのだが、それで良いのか悪いのか?国民の多くがA級国民であると信じているのかもしれない?メディアが自民べったりで、民主の話題を意図的に取り上げない状況があるとしても戦術は出すべきだ。

簡単な事で世論の向きは変わるものだ。突然風の流れが変わるということがあるものだ。 民主党よ!せめて一回くらい政権を取ってみなさいよ!今後の政界再編の為にも、民主は政権を取るべきなのだから・・・。

いやはや、外野でヤキモキするのも胃に悪い(笑)

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