植草一秀氏、刑務所での無事を祈る
植草一秀経済エコノミストの痴漢事件の懲役4か月の最高裁判決が出た。
判決要旨など入手出来ていないので詳細は判らないが、未決拘留日数をある程度勘案するはずだから、実際刑務所に入るのは3か月程度と思われる。
植草の痴漢事件には色々な点で「冤罪かもしれない?」という疑問点が存在している。しかし、わが国における稀有な経済学者であるが、その性癖がどのようなものであるか迄は筆者には判断がつかない。つまり、植草の判決に難癖をつける積りはないと云う事がこの記事の前提だ。
しかし、それでも拙ブログに一筆書いた方が良さそうだと思うようになったのは、彼のブログにおける政治的言論活動(ネットメディア)が過激であり、且つ人気があり、且つネットメディアの中でも破綻が少ない優れた言論ブログだということである。
つまり、彼の稀有の才能が政治的言論に集中され、自民党政権打倒に極端に傾いていることが総体的問題だ。しかし、麻生政権を口汚く罵っているだけのブログは山ほどあり、そのこと自体重要視する問題ではない。
問題なのは「小泉―竹中―西川―米国」の郵政民営化過程における彼らの売国行為に対する舌鋒が異様なまでに鋭いことである。ここが問題だ!
まぁ、郵政民営化問題を取り上げ、様々な視点から「小泉―竹中―西川―米国」ラインの犯罪性に迫ろうと頑張っているネットメディアも多数あるが、鬼気迫る内容になっているのは植草のブログだ。
なにせ、小泉が郵政民営化を思いついた時点では、竹中より数段優れた経済学者であり、野村のチーフエコノミストでもあった。当然小泉は植草に目をつけた。しかし、こともあろうか、飛ぶ鳥落とす勢いの小泉首相の郵政民営化構想を端から反対し、決別した歴史がある。植草は小泉の「郵政民営化」の陰謀に誘われたか、乃至は陰謀を感じとった経緯がある。
当然のことだが、小泉一派の郵政民営化のカラクリを彼は事前に相談され知っていたのだ。そして今、ブログを通して徹底的に「小泉―竹中―西川―米国」の行った、行っている一連の郵政運営の恥部を暴き続けていると云うことだ。
この言論行為は「小泉―竹中―西川―米国」にとって、死ぬほど厄介なブログであり、厄介な人物である。此処が重大だ!
小泉の政治的功績のすべてが泥にまみれる危険があると云って良い。時と場合によると、小泉純一郎が関わったすべての犯罪が一気呵成に噴き出す危険さえ出てきたという状況だと思う。
現時点ではマスコミ全員がビビって書けない小泉の恥部を、堰を切って一気に書きだす危険すら出てきている。(誰でもそうだが、政治家も新聞記者も評論家も命が惜しいのである、筆者も惜しい笑)
この郵政民営化の過程は日本史上最悪の疑獄事件になる虞もあるのだ。「小泉―竹中―西川―米国」の思惑が暴露され、米国を巻き込む大スキャンダルになる危険すらあるのだ。
特に自民党政権の下野、民主党中心政権が樹立された場合には、その可能性は相当高くなる。
麻生太郎も小泉純一郎に逆らい続けていたが、最後の最後になって突然タッグを組んでいた鳩山邦夫の首を切る「オトシマエ」をつけさせられた。あの豹変は政治状況の変化などではない、権力闘争でもない、誰にどう脅されたか知らないが、「死」を予感する強迫、恫喝に屈した男の選択である。
前段の状況説明が長くなったが、「小泉―竹中―西川―米国」という勢力にとって、植草は「消えて欲しい人物」だと云うことだ。
3か月間刑務所に居るからブログは書けないだろう?その内解散総選挙は実施されるのだ。しかし、郵政民営化の恥部は永遠に消えない。植草が存在する限り、さらに危険は増すというものだ。
そういうとき、仮に闇の世界と云うものがあり、郵政民営化の恥部を世間に見せたくない集団と気脈を通じていたら、何が起きるか判ったものではない。
『過去において、様々な政治絡みで自殺や不慮の死を遂げた人々の名前が浮かぶ。』
*「中野正剛57・無所属衆議院議員」(東条英機を批判。逮捕、釈放後割腹自殺だが真偽不明)
*「中川一郎57・自民党衆議院議員」(自民党総裁選敗北のショック説、妻との不仲説、鈴木宗男秘書との確執説、アメリカの諜報機関他殺説諸説があり真偽不明)
*「新井 将敬50・自民党衆議院議員」(利益供与事件で逮捕状が請求され、衆議院で逮捕許諾請求の議決を行う直前に自殺となるが事件の拡大の惧れもあり真偽不明)
*「中島 洋次郎41・自民党衆議院議員」(汚職事件で実刑判決を受け、精神的にも不安定?)
*「永岡 洋治54・自民党衆議院議員」(郵政民営化法案での賛否板挟み 精神疾患も。真偽不明)
*「松岡 利勝62・自民党衆議院議員」(事務所経費の不明朗支出問題や、緑資源機構の談合問題で追及を受けだが、汚職への進展がとん挫した?)
植草は政治家ではないのだが、此処まで来ると「言論人」としての地位があり、且つ「小泉―竹中―西川―米国」の大敵である点を考慮すると、刑務所内で不幸な事件に巻き込まれる危険はある。いや、あると云うより「極めて危険だ!」
政治家などが「或る邪魔な人間を抹殺してくれ」等と依頼することはない。一定の殺害方法を知っている組織との「阿吽の呼吸」のようなものである。
「…先生にとって****は邪魔なのではなかろうか?きっと消えて欲しいと願っているに違いない…」
「…だったら望みを適えてあげよう。****が刑務所に居るのなら簡単だ。3か月も要らないくらいだ…」
「…当然、実行の暁には許認可など便宜計って貰えるだろう…」
植草が何処の刑務所に収監されるのか定かではないが、上記のような不心得者が出ないように刑務所の監理監視体制は万全を期して貰いたいものだ。
このような妄想が筆者の妄想であることを望みたい、「アンタの杞憂だったでしょう」と笑われることを望みたい。
彼には国家の財産を泥棒されないために、稀有の経済学者としての才能で監視する民間人でいて欲しいと望むものである。
「気に入らない言論イコール死」はあまりに乱暴すぎる。(彼の痴漢冤罪の主張には一定の理解はあるが、筆者はそのことと、今回の収監による危険度の問題は別けて考えている)
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