世相を斬る あいば達也

民主主義や資本主義及びグローバル経済や金融資本主義の異様さについて
定常で質実な国家像を考える

「報道ステーション」古館狂ったか?

2009年06月16日 | 日記


「報道ステーション」は気が狂ったのか?

『 ……朝日、産経、日経が「郵政民営化推進」の名を借りた「郵政私物化」、「郵政米営化」勢力と結託し、西川社長続投をごり押しした。なかでもテレビ朝日の偏向ぶりは突出している。6月12日「報道ステーション」の偏向は救いがたいものだった。古館伊知郎氏、田崎史郎氏、堀田力氏は「偏向トリオ」のユニットを結成するのだろうか。懸命の情報操作だった。堀田氏には作為が無いのかも知れないが、ユニットに完全に組み込まれていた。……』
上記は植草一秀氏のブログの一節だが、朝日新聞はもうダメになったと思っていたので馬鹿にしていたが、「報道ステーション」もそうかと意識的に昨夜多忙にもかかわらず、時間を割いて視聴してみた。

先ず第一弾が「大阪地検特捜部は14日、厚生労働省雇用均等・児童家庭局長の村木厚子容疑者(53)を虚偽有印公文書作成・同行使の疑いで逮捕した」に関するニュースだが、村木局長が容疑を否認しているにも関わらず、逮捕容疑は事実だと云う前提で話の流れを組み立てていた。村木局長が課長だった当時、障害者自立支援法の制定に向けた中心メンバーであり、支援法を通過させるためには政治家の横やりを避けたかった事情があったかのだろうと実しやかな発言まで古館はしていた。横にいる寝ぼけたタヌキ(一色ナントやら)のようなオヤジもそうだそうだと肯いていた。

順番は忘れたが、鳩山の「麻生の裏切りメモ」の話、千葉市長選の話全体に流れていたムードは麻生太郎は混乱している、支持率も低下している。しかし、この上郵政西川社長を更迭するような愚を行ってしまったらオシマイだみたいなコメントになっていた。とどのつまりに、一色タヌキは西川社長に替わる代打は経済界には居ないとまで口走った。
要するに、「D通」を通じてバラ撒かれ始めた緊急メディア対策の恩恵を一身に受けた報道と云う事ができる。たしかに、植草一秀氏の風聞は聞き及んでいるが、言っている事は理にかなっているようだ。
たしかに酷い報道だ、いや完全にプロパガンダとしか表現できない。厚労省局長逮捕の報道は民主党代議士狙いの国策捜査色プンプンの大阪地検特捜のリーク情報だが、流石に民主党代議士の言及には至っていないし、容疑者が否認しているという事実など、小沢秘書逮捕の報道に比べ、トーンを抑えてはいるようだ。しかし、自民党を利する捜査であることには違いない。
まぁこれはプロパガンダとは断言しきれないのだが、その次の麻生太郎と鳩山邦夫関連の報道での西川社長更迭は絶対にダメだ!というコメントは悲壮な叫びに聞こえた。これはプロパガンダだ。
ただ、自民党のプロパガンダではないし麻生政権への応援でもない。逆に警告になっていた。
西川に手を触れるな!そう言っていた。(笑)おそらく「D通」の圧力だろう?Dの圧力=経団連の圧力=米国(ゴールドマンサックス)の圧力という構図になるのだろう?まぁ広告がすべてのテレビ局、「こんなものでしょう」と言ってしまえばオシマイだけど、事実関係まで捻じ曲げられると情報を入手し難くなるのは困りものだ。

救いは、古館も一色タヌキも共に目が泳ぎながらコメントをしている風情が何とも面白かった。あれは完全に言わされている状況、しかも、そこまで言わないと駄目ですか?と悲しい気持ちを湛えてのコメント風景だったのは救いと云えば救いである。そう云えば、最近「報道ステーション」のスポンサー、優良大企業のCMが増えています(笑)恭悦至極です(笑)

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