東京砂漠脱出計画~Ut på tur, aldri sur~

2009東京砂漠を脱出して富士山麓へ
2012息子の進学で都内へ舞い戻り
2016縁あってノルウェー移住

貧血 その後

2018-03-10 14:48:02 | ノルウェーの町で tettsted
昨年の12月に「貧血」と太鼓判を押されてから
鉄剤を飲み食事にも気をつけていた甲斐あって
先月の血液検査では数値が基準値に収まったようです

ようです、というのは
結果はドクターからの

「とても改善されています。
ただ数値は基準内でしたが依然として低めなので
あと2ヶ月鉄剤の服用を続けることを勧めます。
半年後にまた検査に来てください。」

というSMSのみで
日本のように検査結果の用紙をもらうことがなく
数値がいくつなのかはわからずじまいだったから…
(電話して聞けば教えてもらえると思います)

ちなみにわたしの主治医はドイツ人です
奥さんもドイツ人でお医者さんです

わたしの住む地域では
移民すなわち外国人のドクターがけっこう多くて
最初はちょっとびっくりしました

去年だったか
評判の悪かった中央アジアからの移民ドクターが
実は医師免許を持っていなかった(あるいは偽物だった)とわかり
解雇されるという事件もあって
そもそもどうして移民がそうやすやすと医者の職につけるのか?と
相方に聞いたことがあります

曰く

「ノルウェー人で医者になる人は都会で仕事を探すから
お給料の低い田舎町ではなり手が少ないんだよ…」

とのこと

へえ…
じゃあ主治医は慎重に選ばないとね…
主治医変更の申請は年2回までだしね…

ともあれ
わたしのドイツ人の主治医はもう長くこの町で医者をしており
感じがよく親切でとても人気があります

その感じのいい先生が感じのいい笑顔で

「検便で少量の血液が見つかったから念のため大腸内視鏡をしましょう
あと、日本人は胃が弱いことで有名だからついでに胃カメラも是非」

と言うので
先週その2つを受けてきました

予約日時の連絡は郵便で届きます
開けてビックリ! 朝9時の予約
うちから病院(主治医のいる診療所ではなく検査のできる病院)まで車で3時間
ということは朝5時起きの6時出発か…

大腸内視鏡検査は初めてだったので
ブログの体験記などをちょっと検索して読んだんですけど
どうやら日本のやり方と若干勝手が違うようです

同封されていた検査要項に書かれている下剤を
自分で薬局で買って前日から食事制限しつつ胃腸を空っぽにするのですが



この Citrafleet という薬剤が
個人的にはとても良かったです

150mlの冷水に溶かして2〜3分しっかり混ぜて一気飲み
フレッシュなレモン味に近い爽やかな酸っぱさで飲みやすく
以後1時間毎に最低250ml摂る水分も

「水だけではなくジュースなど多少栄養のあるものも飲むこと」

と自由度が高いので難なくクリア

6時間後くらいから効き始めて
腹痛も吐き気も頭痛もなにもなく
ひたすら順調にトイレに通うのみ

もちろん個人差はあると思いますが
遠い昔便秘症だった頃
コーラックを飲んでひどい目にあったことを思えば
天と地ほどの差があります

さて検査当日
病院に入るやいなや即検査開始
胃カメラの喉の麻酔スプレー以外は下準備も投薬も何もナシ
大腸内視鏡検索室と胃カメラ検査室はドア1枚隔てた隣の部屋で
結果もその場でオペレーターの先生から聞いて終了(異常なし)
アレヨアレヨと言う間に全てが済みました

素早い!ビックリ!

予約時間の1時間後の10時には
支払いも済ませて病院を後にしていました

ちなみに検査の費用は無料です
ただし「病院での医者の予約」に対しては支払いがあって
これを無断ですっぽかすと倍額ほどの請求がきます

今回のわたしの場合
予約料金は345kr(約5000円弱)
無断キャンセルの罰金は690kr

罰金を科しておかないと
連絡なしで来ない人が多いんでしょうか…?

ところで
病院のある町はMolde(モルデ)というのですが
ここから見える景色がなかなかの見ものです



車窓からの遠景ではわかりにくいですが
延々と連なる山脈には合計222の山頂があり
相方いわく世界の絶景(奇景?)の第7位に選ばれたことがあるのだとか

Visit Norwayというノルウェー観光案内のウェブサイトにも載っています


(Visit NorwayのHPより拝借)

360度バーチャル映像でお届けできず残念…

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