東京砂漠脱出計画~Ut på tur, aldri sur~

2009東京砂漠を脱出して富士山麓へ
2012息子の進学で都内へ舞い戻り
2016縁あってノルウェー移住

もうひとつの時間

2014-11-07 11:07:36 | 脱出 escape from Metropolitan
わたしの大好きな星野道夫さんの文章に

けものや小さな子どもは今という瞬間を生きている

というようなことが書いてありました

大人になるにつれて
時計の刻む時間や
予定に追われる慌ただしい生活の時間にのみこまれて
いま同じ時間に流れている別の時間に気づくことが難しくなるけれど
悠久の太古から変わらず流れている時間の存在を
いつも心のどこかに忘れずにいたい

といった内容だったと思います

浮かぶイメージは
星野さんの写真

アラスカの平原
無数のカリブーの群れ

ザトウクジラが海面上に巨体を反らせる水しぶき

オーロラ


ああ、あと5分でシステムが終了しちゃう
この見積りだけでもダウンロードしたい
それからあれをやってこれをやって…

という職場での時間が
1日に占める割合がどうしても大きくなってしまう今の暮らしから

近い未来
星野さんの言う「もうひとつの時間」をたくさん感じる暮らしがしたい、というのが
脱出計画の骨子です


ちなみに写真は
わたしよりもより今を生きている息子が
3年前にスペインの海岸で撮ったもの

なかなか綺麗です

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